
亜細亜実の変態スイッチとは……? 秋元羊介さんの演じるマスターとのモノローグにも注目! 夏アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』声優・竹達彩奈さんインタビュー【連載第3回】
2020年7月から放送中の『宇崎ちゃんは遊びたい!』。アニメイトタイムズでは、放送前から大きな注目を集めていた人気ラブコメのメインキャスト4名へのインタビュー連載を実施中。
第3回の今回は、宇崎花と桜井真一の関係を見守る大学の先輩の亜細亜実を演じる竹達彩奈さんにインタビュー。
普段は優しい普通のお姉さんでありながら、宇崎と桜井の関係については異常なほど興味津々という二面性を持った亜実を演じてみての印象や、放送されたばかりの第6話までのお気に入りのシーンなどを伺いました。
お父さんと謎のテレパシーで通じ合っているし、ただの普通のお姉さんではない
──『宇崎ちゃんは遊びたい!』という作品の第一印象を教えてください。
竹達彩奈さん(以下:竹達):亜実役として出演が決まって、すぐに原作を読ませていただきましたが、カジュアルな雰囲気の作品で、すごく読みやすかったです。お話もそうなのですが、まず最初に宇崎ちゃんのポップで可愛い笑顔に惹かれました。
宇崎ちゃんの笑顔は、見ているだけでほっこりするんですよね。1話1話が短いので、移動中や仕事の合間の少しの時間も読んでいたのですが、当時出ていた巻は、あっと言う間に全部読み終わってしまいました。
一人一人のキャラクターが本当に生き生きとして面白いので、クスッと声を出して笑いそうになることもあって。声が出ないように笑いを堪えながら読んでいました(笑)。
──では、竹達さんが演じることになった亜細亜実の第一印象は?
竹達:最初は、良い意味で普通の可愛いお姉さんだと思っていたんです。主人公たちを優しく見守っている感じなのかなって。でも、フタを開けてみると何か違うぞと(笑)。
可愛いのは可愛いんですけれど、お父さん(亜細亜紀彦)と謎のテレパシーで通じ合っているし、ただの普通のお姉さんではないことはすぐに分かりました(笑)。
──その普通じゃないところも魅力的に感じたのでしょうか?
竹達:はい。普段は普通のお姉さんのように見せておいて、宇崎ちゃんと桜井君のことでスイッチが入ると、周りが見えなくなるくらい「ゲヘゲヘ」ってなっちゃう感じがすごく好きです。
──実際に、亜実を演じてみての印象も教えてください。
竹達:台本を読んでいたら、お父さんとモノローグで会話するシーンがあって。モノローグで会話すること自体が初めての経験だったので、スタジオへ行くまでは、実際に掛け合ったらどうなるんだろうという、ちょっとした不安のようなものはありました。
でも、いざ現場に入ってお父さん役の秋元(羊介)さんとモノローグで会話するシーンになったら、すごくすんなりと入っていけて、その不安も吹き飛びました。今では、テレパシーのような感じでモノローグで話すのがおなじみになっています。
──原作を読んでいる時は、その不思議さをあまり意識していなかったのですが、たしかにモノローグで会話するというのは、亜細親子ならではの面白い設定ですね。
竹達:モノローグって、心の声ですからね。心の声なのに会話ができているのはやっぱり普通じゃない(笑)。あのお父さんあっての亜実さんなので、宇崎ちゃんと桜井君をそっと見守りたいという趣味も似てるし、何か受け継いでいるものがあるのかなって思います。