音楽
ARCANA PROJECTデビューシングルインタビュー

DEARSTAGE×ランティス発のユニット、ARCANA PROJECTのデビューシングル&『モンスター娘のお医者さん』のOP曲「カンパネラ響く空で」が9月9日発売! 注目のメンバー6人にインタビュー!!

「ヒトリガタリ」はゲームサウンドっぽいけど、女の子のダークサイドが垣間見える曲

――通常盤に収録される「ヒトリガタリ」は、「合計で99回転生勇者でした」や「フリックひとつですべて変わる存在証明」など恋愛をオンラインゲームやデジタル世界に例えながら、ギターのチョッピングや歪んだ音が不安定な感情を表わしつつ、アグレッシブなピアノでジャズロックのテイストもある、おもしろい曲ですね。

桜野:音数や譜割の言葉数が多くて、ボーカロイドまではいかないけど、ゲームサウンドっぽいなって。でも大人っぽく、感情を入れて歌う曲で、レコーディングでは「ちょっとメンヘラっぽく」というディレクションをいただいて。あまり受けたことがないディレクションだったので驚きつつも新しい挑戦でした。

相田:1番感情を込めているところは、自分のパートである2Bの「とめてとめてとめてとめてもう」で、最初はどういう感情で歌ったらいいかわからなくて。「メンヘラっぽく」と言われてもメンヘラになったことがないので、「うらめしや~」みたいな気持ちで歌いました(笑)。

空野:それ、メンヘラなの!? このような女の子のダークな部分が見え隠れする曲を今まで歌ったことがなくて。レコーディングで私がこれまで歌ってきた「ラブ&ピース」と「電波ソング」のテンションでやってみたら「全然違う!」と言われて。「この曲は20代後半くらいの女性のドロドロした部分を入れて歌ってほしい」と。それで理解できて、私なりに頑張って歌いました。

天野:こういうハイテンポな曲って、練習のために聴いていたけど、普段でも聴きたくなるし、聴けば聴くほどクセになると思います。私は明るい感じで歌ったら「年齢感を8歳くらい上げて、小悪魔っぽく」と言われましたが、なかなかできなくて苦戦しました。

佐々木:私は元々、演歌や歌謡曲を歌っていたので、こんなに速い曲を歌えるか不安でした。速いテンポでたくさんの言葉を詰め込んでいるので、聴いてくれる方にしっかり伝えられるように意識して。また情緒の不安定さをスピード感で表していると思ったので、その情緒をうまく歌にすることも難しかったです。もしライブで歌う時は、前の人からの気持ちを引き継ぐのも大変そうで。何事も挑戦ですね。

花宮:ボカロが好きだったのでこういう雰囲気の曲はよく聴いていましたが、私、滑舌があまり良くはないので、「とめてとめてとめてとめて」が練習でうまく歌えなくて不安でした。でもレコーディングで前に歌っていたあおにゃん(空野さん)が楽しそうに28歳で歌っていたので、リラックスして歌うことができました(笑)。

空野:そうだったの!? うれしい!

――そして初回限定盤2種にはそれぞれ違う3人曲が収録されています。まず「正位置ver.」収録の「Re:JUDGEMENT」はハードな曲です。歌詞も「JUDGEMENT」や「正か逆(いなか)」などタロットをイメージする言葉を使いつつ、一度挫折した人が再び立ち上がろうとする強い決意を感じさせます。

桜野:この曲は私とハナと麻衣が歌っています。熱さもふつふつと煮えたぎるくらい沸騰していて。レコーディングした時とライブでは感じるものや感情が違うし、新しい自分に会える気がして。ステージで歌うのが楽しみです。

佐々木:リベンジに燃えている歌詞だったので、パンチを効かせないといけなくて。特にアクセントは大きく、付けてほしいと言われて。音程を崩したくないけど、感情を入れなくてはいけない。そのバランスが難しかったけど、歌いがいがあったし、楽しかったです。

花宮:以前所属していたグループでもカッコいい曲は結構歌っていたけど、ARCANA PROJECTとしてはここまでハードなロックテイストの曲はなかったので、どう歌ったらいいんだろうと最初悩みました。スタッフさんから「ハナちゃんの得意ジャンルだよね」と言われて。実際、ブースに入ったらノビノビと楽しんで歌えました。歌いやすいキーだったし、歌詞の「もう一回たぐり寄せる」や「再びの未来へ」など、復活を期すという気持ちは自分自身もこれまで体験してきたので、気持ちは自然に込められたかなと思います。

――「逆位置ver.」収録の「新・Fairytale」はアッパーなのに歌い方がかわいくて、セリフも入ったり、キャラソンっぽいところもあります。

相田:私と青空とひかるが歌いました。曲頭が「ワンス・アポン・ア・タイム」(外国の童話の書き出しで、日本の昔ばなしの「むかしむかし」と同意)から始まっていたり、白雪姫やオーロラ姫をイメージさせる歌詞もあって。主人公の女の子が童話のヒロインになりきって、「頑張っちゃうんだから」というポジティブさや元気さそのままに歌いました。

天野:セリフのところとか、いつものあおにゃんみたいでハマってた。

空野:本当に? 私の解釈では主人公の女の子はプリンセスに憧れていて、おてんぱで失敗ばかりしちゃうだけど、「自分の物語を作るんだ!」という強い意志も感じました。「だれかの輪っかにピタリとはまれば」というフレーズを見た時、タロットカードの「運命の輪」がモチーフになっているのかなと。「運命の輪」には「タイミング」や「チャンス」という意味があって、自分自身で切り開いていこうというメッセージが込められているのかなと思いながら歌っています。

天野:確かに。プリンセスが登場する童話には王子様が出てきますが、この曲にはまったく出てこなくて。失敗しても誰かに助けてもらうのではなく、自分で何とかしようとするところも共感できました。

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