音楽
浪川大輔さん7th シングル&MV集発売インタビュー

声優・アーティストの浪川大輔さん7th シングル『wonderful days』&MV集『step by step』発売インタビュー|今後10年掛けて、これまでの作り込んだ楽曲とは違うシンプルな表現に挑戦?

バンドメンバーが初めて作詞作曲を手掛ける2曲目&世代を超えて認め合いたいという思いが詰まった3曲目♪

――それぞれの楽曲のイメージや、歌詞のオーダー、デモを聴いた時の印象などを教えてください。まず、2曲目の「Up to the rainbow」はいかがですか?

浪川:最初にリード曲として進めていたロック曲は、一旦ストックとして温めておくことにして、残りの2曲をどうするか考えた時に、あくまでソロでデビューしているので、一般的にはサポートメンバーという認識だと思いますが、ライブで「ノンストレス」名義で何年も一緒にやってきたバンドメンバーがいて。

ほぼ固定メンバーでライブもできていて、「ノンストレス」のグッズも作っていたり、僕が苦しい時も楽しい時も一緒に過ごして、プライベートでも交流があったり、ライブを見に来てくれたお客様たちもメンバーたちの顔を覚えてくれたりしているくらいなんです。

僕は、自分がトップに立って引っ張っていくよりも、バンドメンバーやファンの皆さんがいるから自分もいて支えられていると感じることや、みんなで一緒に過ごして楽しいことをしてきたのだから「誰がえらいとかではない」とずっと言ってきたので、“サポートメンバー”という表現が自分の認識と違和感があって。

5周年の時に、お客様には「付いて来い」みたいなことは言ったんですけど(笑)。さらに5年過ごしてみてわかったことは、“チーム”や“仲間”という表現の方が自分には合っているのかなと思いました。

そういう思いで、もともとバンドメンバーにも曲を書いてほしいと思っていたので、今回「仲間」や「チーム感」をテーマに、作曲も、Aメロ・Bメロ・Dメロ・サビといった作詞も、それぞれ書いてもらった曲が2曲目なので、この雰囲気をぜひ皆さんに伝えたいです。

浪川大輔「wonderful days」試聴動画

――3曲目「Best Answer」についてお聞かせください。

浪川:僕のシングルの3曲目はいつも変わった曲や面白い曲、ファンキーシリーズだったりするのですが、今回は佐伯youthKくんにお願いして、ある意味、挑戦曲になりました。

40代というそれなりの年齢になって、例えば40代の人が20代の人を「最近の若い者は」と言ったり、僕もこれまで10代や20代の全く考え方が違う人に「自分たちはこうやってきたから、お前らもこうやれよ」みたいに考えを押し付けるようなこともあったなと。

でも、世代が違えば人もそれぞれで、むしろ僕なんかよりも考えている可能性もあるし、どちらの年代の世界も正解なのかなと気付きました。

若者言葉が10年経てば古い言葉になるのはわかっていても、今の言葉と自分たちの世代とでは融合することは難しいように、若者のなにげない会話でも、実はその人たちにとっては適当な会話じゃないかもしれないなと。

結局は、どちらも認めて、自分がどう選ぶか、どうやっていくかは自分が選んだ道がベストな答えなんじゃないかと思い、そういうことを書いてほしいとリクエストしました。

どの時代も、その中に世界観があって、それをちゃんと認めないといけないし、僕もそれを吸収しないといけないということを表現したいなと思い、入れたい言葉や「こういう感じで」と送ったメモがほぼ歌詞に反映されていて。

曲もこれで合っているのかなと思う第一印象で、歌えるかどうかわからないという意味でも挑戦でしたが、歌ってみて、完パケも終わった今聴いてみると、王道ではないんですけど、かなり中毒性のある、お気に入りの曲ができたと思います。

いつもは歌ってみないと完成形がつかめない感じですが、今回は歌う前から結構イメージができた思い通りの3曲です。

――では、CDジャケットおよび、ミュージックビデオのイメージ、コンセプトなどはありますか?

浪川:僕を知らない人がいたり、僕が10年間培ってきたこと、いろいろなパーツが組み合わさってやっと10年というか、ぼんやりとしていても、1つ1つのことが組み合わさって1日になり、1年になり、10年になったりするのかなと。

そういう1つ1つの積み重ねで自分が構成されているから、喪失体験をするとポッカリ穴が開いたり、悲しい思いを埋めるために何か作業をしたり、他の考え方が生まれてくるんだと思います。

「wonderful days」のサビの部分に「さあ次のドアを… 開けてみようか」とありますが、これは次のステージだとは限らなくて、やってみないとわからないし、扉を開けてみるまで先はわからない。

開けるまでがすごく大変だけど、それを開けてみたいし、今持っている全てで扉を開けて、また1つずつ足していこうという自分自身への、そして皆さんにとってもメッセージになればいいかなと思って、バラバラになった自分が1つになっているイメージでジャケットを作らせていただきました。

これらは、開催予定だった『10th Anniversary “LIVE IN POP”』というライブタイトルの意味にもつながっているので、この意味についてはいつかライブが開催できた時に話したいと思います。

MVも「応援」をテーマにしていて、皆さんにとって様々な状況で、ツラい時も、楽しい時も、いつもそばにいられるのが音楽の特権で、そういう時によく聴いていた曲を思い出したりするイメージがあるので、それぞれの世界で、それぞれに頑張っている時にそばにいる曲になってほしいという願いを込めて作りました。

スタッフからの意見でもありますが、タイトルを手描きにしたり、歌詞を自分の字で書いたり、そこに温かみがあればいいな、エスケープできるところがあればいいなというイメージです。

(C) Kiramune Project
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