声優・アーティストの浪川大輔さん7th シングル『wonderful days』&MV集『step by step』発売インタビュー|今後10年掛けて、これまでの作り込んだ楽曲とは違うシンプルな表現に挑戦?
2020年9月2日(水)、声優でアーティストである浪川大輔さんの7th シングル『wonderful days』&MUSIC CLIP COLLECTION『step by step』がリリース!!
これらは、浪川さんが音楽活動を始めて2020年6月で10周年を迎えた記念すべき作品となっています。本稿では浪川さんに7th シングル『wonderful days』&MUSIC CLIP COLLECTION『step by step』についてインタビュー!
音楽活動10周年を迎えた今、楽曲に込めた思いや、10年を振り返って、そして今後の活動への思いなどを語っていただきました。
あっという間の10年を振り返り、7枚目シングルは自身を代表する「応援ソング」がテーマ
――今回、音楽活動10周年の節目に当たる7th シングル&MUSIC CLIP COLLECTION発売ということで、浪川さんにとって10年は短かったのでしょうか?
浪川大輔(以降、浪川):スタッフは飽きる程聞いていると思いますが、10年は短くて、あっという間です。
これが不思議なことに、懐かしいなと10年前のことは思い出せるのに、昨日のことは思い出せない……となると、オッサンの始まりですかね(笑)。
一同:(笑)。
浪川:「3年で1人前、10年経ったら独り立ち」と言うように、誰かにとっては10年で独り立ちするかもしれませんが、僕にとっての10年は、どんなことをやってきても思い描いているものには足りないなと思います。
悪態をついたり、クレームを言ったりするかもしれませんけど、いつも緊張するし、実力も含めてまだまだで、伸びが遅いなと思っています。
――7thシングル『wonderful days』制作について、テーマなどがあれば教えてください。
浪川:もともと、10周年となる6月発売を目指していたので、今までの集大成として、10年経った区切りとして、どんなものを作っていこうかと考えていて。
僕はロック好きというところから、それまでKiramuneからデビューをしていたメンバーとは少しテイストの違う曲でデビューをさせていただいたのですが、この10年間ライブなどを経験したことで、応援してくれる皆様と一緒に曲を作り上げていくものなんだなと感じていました。
そこで、最初はロック、応援歌、いわゆるEDMの踊れるダンス曲の3曲にしようと考えていましたが、途中でやっぱり違うなと。
お手紙などでの皆さんの声を振り返ってみると、「元気が出ました」とか「この歌を聴いて乗り越えられました」と言って頂くことが多くて、34歳の自分が歌でデビューするという時に裏テーマとして掲げていた「応援する」ことが、皆さんに強くメッセージとして伝わっていたのかなという思いがあって。
奇しくも緊急事態宣言の前に楽曲制作をしていたので、今、振り返るとこの選択が正解だったなと思うんですけど、自分を一番に表す看板は何だろうという考えに至った時に、「今回は応援ソングでいきたいな」と決め、応援ソングの「wonderful days」をリード曲にさせていただきました。
中止になった6月のCD発売後すぐ開催予定だった10周年ライブでも、セットリストの最後の方に自分のメッセージとして「wonderful days」を入れたい、スタッフと一緒に自分なりのドラマを作っていきたいと考えていたこともあって、僕の今までで最高の、最強の応援歌というポジションで「wonderful days」は制作させていただきました。