『Re:ゼロから始める異世界生活』2nd seasonではペトラがスバルにとって戻れる場所でありたい――スバル役 小林裕介さん×ペトラ役 高野麻里佳さん｜インタビュー後編

『Re:ゼロから始める異世界生活』(原作：長月達平／KADOKAWA刊)の2nd seasonが現在放送中！　試練に挑むエミリア、新キャラのエキドナの目的、ロズワールの思惑など数々の疑問が湧き出す中、スバルの戦いは少しずつ真相に迫っていきます。

中盤に差し掛かろうとしている今、『リゼロ』のキャストはどのように感じ、演じているのか？　アニメイトタイムズではキャスト連続対談企画をお送りしていきます。

第3弾はスバル役の小林裕介さんとペトラ役の高野麻里佳さんの対談を前後編に分けて、お届けしています。後編にあたる今回はこれまで放送された33話までで印象的なエピソードを振り返っていただきました。

高野さんにとって印象的だった26話ラストのスバルとエミリアの会話

――高野さんが33話までで印象に残ったシーンを挙げてください。

ペトラ役　高野麻里佳さん(以下、高野)：26話の最後で、レムが眠る部屋でスバルとエミリアが2人きりになった会話で、エミリアに「後ろ向いててくれる？」とお願いして「ちょっと泣く」と言ったシーンが印象的です。

その時、エミリアがどう反応するのかなと思ったら「うん。わかった」のひと言で。そのやり取りが夫婦っぽいし、ぐっときました。26話はここまでのすべてのお話の中で一番長かったと思うんです。OPもEDもCMもなくて、濃厚な時間だったのに最後まで飽きさせず、目を離せなくて。とても感動した26話でした。

――ペトラといえば、27話でスバルたちが聖域に向かう前に、スバルの左手に白いハンカチを巻くシーンは健気で。

高野：見送るせつなさと、無事に帰ってきてほしいと願う気持ちが伝わってきて。自分の夢を追いながら、スバルを遠くに離れても応援していると感じられる大事なシーンでした。

――その後も手に巻かれたハンカチを何度も見るシーンもあって、かなり勇気を与えていたのでは？

高野：嬉しいですね。そのシーンをペトラにも見せてあげたいです(笑)。

スバル役　小林裕介さん(以下、小林)：僕もそのシーンが好きです。巻いている時は大人びているのに、巻き終わった瞬間、フレデリカの後ろに隠れて恥ずかしがるところは女の子だなと。そしてスバルはラノベ知識が豊富にも関わらず、あのペトラの行動に何も察しないところはもどかしくて。あのハンカチが今後、重要なアイテムになるシーンもあるのでお楽しみに。