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夏アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』声優・髙木朋弥インタビュー【連載第4回】

榊?のイメージを掴みやすくなったのは原作者・丈先生との会話がきっかけ? 夏アニメ『宇崎ちゃんは遊びたい!』榊?逸仁役・髙木朋弥さんインタビュー【連載第4回】

宇崎ちゃんと桜井だけでなく、榊?と亜実さんの変化も描かれている

──髙木さんご自身は、宇崎と桜井をどのような気持ちで見守っていますか?

髙木:どちらかと言えば、微笑ましい二人の様子を見守っていたい派ではあって。「榊?、グイグイいくなあ~」と思うことは多いですね(笑)。

もし自分の友達にこういう二人がいたら、すごく楽しいだろうし、あまりちょっかいはかけたくないなって。ある意味、僕自分としては(亜細)亜実さん的な気持ちを持ちながら、榊?を演じている感じはありますね(笑)。

──では、榊?と亜実の関係については、どのように捉えて演じていますか?

髙木:この二人は、どちらも読者さんや視聴者さんの目線に近い立場のキャラクターなのかなと思っていて。ただ、宇崎ちゃんと桜井に対する考え方はまったく違っていて。

榊?は、二人の仲が進展するきっかけを自分が作っていきたい、自分が状況を動かしたいタイプですが、亜実さんは何もしないで静観していたいタイプ。だから、最初はけっこう対立しているんですけれど、お話が進むごとに、少しずつお互いの考え方にも歩み寄っていくような描写もあって。それがすごく面白いなと個人的に思いました。

宇崎ちゃんと桜井だけでなく、榊?と亜実さんの変化もちゃんと描かれているんですよね。

──二人とも、宇崎と桜井にくっついてほしいのは同じなんですよね。

髙木:そう! 目的は同じなんですよね。アプローチの仕方が違うだけで。

──亜実というキャラクターについての印象をもう少し教えてください。

髙木:すごく強いパッションを持っているキャラクターですよね。僕がけっこう衝撃的だったのが、(第5話での)榊?との初対面のシーンなんです。

同じ学校に通う異性の子に対して「私は、そっと見守りたいのだから、二人に対して、踏み込まないで」みたいなことをいきなり言うんですよ。それって、けっこうすごいことだと思うんです。

──相手が大学の後輩とはいえ、初対面ですからね。

髙木:しかも、たぶん最初に会った時は、先輩後輩とかの関係も分かってなかったはずじゃないですか。あのシーンで、亜実さんの内側にあるすごい情熱を感じました(笑)。

──亜実の情熱や勢いには、女の子の扱いが上手いはずの榊?も少し押され気味になっている気がします。

髙木:たぶん、「今までに会ったことのないタイプだな」みたいな感覚は、彼の中にもあると思います。

(C)2020 丈/KADOKAWA/宇崎ちゃん製作委員会
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