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『映画クレヨンしんちゃん』しんのすけ役・小林由美子さんインタビュー

『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』野原しんのすけ役・小林由美子さんインタビュー|ぶりぶりざえもん役の神谷浩史さんのセリフが面白すぎて収録中に笑ってしまった!?

『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』野原しんのすけ役・小林由美子さんインタビュー|ぶりぶりざえもん役の神谷浩史さんのセリフが面白すぎて収録中に笑ってしまった!?

『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』が全国公開されます!

第28作目となる本作のテーマはラクガキ。選ばれし勇者のみが使えるラクガキングダムの秘宝・ミラクルクレヨンで描いたしんのすけのラクガキたちが活躍し、クレヨンで世界を救おうとします。

映画の公開を記念して、野原しんのすけ役の小林由美子さんにインタビュー! 作品の見どころやアフレコ収録でのお話はもちろん、共演キャストの神谷浩史さんについても語っていただきました。

自由な発想とたくさんの夢が散りばめられた作品

――今作の『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者』について、どんな印象をお持ちですか?

野原しんのすけ役・小林由美子さん(以下、小林):今作はしんのすけがミラクルクレヨンを持って、世界を救うというお話です。作品のテーマにもなっている落書き(ラクガキ)は、子どもに許されている特権だったりするんですけど、それが世界を救う武器になるというのは、子どもたちにとってワクワクするんじゃないかなと思っています。

子どもだったら一度は思いつく、「この絵が本物になったら……」という夢が実現するというお話なので、この映画には自由な発想とたくさんの夢が散りばめられています。映画を観ながら、「自分だったら、こんな落書きするな」と思っていただければとても嬉しいです。

監督も「今回の作品は、原点回帰のお話だ」とおっしゃっていたんですけど、私にとっても、もう一度野原しんのすけを見つめ直すきっかけになった作品だったと思っています。

――アフレコ収録の感想をお聞かせください。

小林:前作の映画『クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~』は、私がしんのすけ役を演じることになってから、第1作目の映画作品だったんです。その時はものすごく緊張しながら、アフレコ収録に挑みました。

前作は父ちゃん(野原ひろし、CV:森川智之)と母ちゃん(野原みさえ、CV:ならはしみき)の物語だったので、「この父ちゃんと母ちゃんから、しんのすけが生まれたんだ!」と感じ、しんのすけの原点を見ることができたような気持ちになりました。

 

 
アフレコ収録の時も、ひろし役の森川さんとみさえ役のならはしさんの後ろ姿を見ながら、演じることができたので、両親の背中を借りて挑んだ1作目だったんです。

しんのすけを両親から見つめることの出来た前作から今作はそのしんのすけがひとり冒険に旅立ち、そこで仲間と出会い春日部を救うと言う、私にとって気持ちがとても繋がりやすい、すごく良い流れが出来ていてとてもありがたいと感じました。

今作は冒険の中でも、父ちゃんと母ちゃん、カスカベ防衛隊(風間トオルCV:真柴摩利、桜田ネネCV:林玉緒、佐藤マサオCV:一龍斎貞友、ボーちゃんCV:佐藤智恵)といったお友だちの存在だけでなく、一緒に冒険するほぼ四人の勇者のぶりぶりざえもん(CV:神谷浩史)、ブリーフ(CV:冨永みーな)、ニセななこ(CV:伊藤静)、それから途中で出会うユウマ(CV:黒沢ともよ)やラクガキングダムの姫(CV:きゃりーぱみゅぱみゅ)との出会いも、映画ならではの魅力があり、楽しくアフレコ収録させていただきました。

――今作の見どころやオススメのシーンを教えてください。

小林:本当に全部が見どころと言いたいところですが、今作の目玉の1つに、ぶりぶりざえもんが久しぶりに銀幕に戻ってくるというものがあります。スクリーンでしんのすけとぶりぶりざえもんが絡んでいくというのも、この映画の見どころの1つですね。

それから、映画にはたくさんの落書きが出てきますが、その落書きの中には実際に春日部の子どもたちが描いた本物の落書きも登場するんです。春日部限定になってしまいますが、子どもたちは自分が描いた絵を見つけてもらう楽しみもあると思います。

そして、今作は落書きがテーマなので、いろいろな落書きのキャラクターたちが登場します。そのキャラクターたち1つ1つもたくさんのイラストレーターさんに頼んでいて、全部世界観が違うものなんですよ。『クレヨンしんちゃん』の世界観と全く別のものが突然現れたり、普段の『クレヨンしんちゃん』の世界には登場しないようなキャラクターも出てきたりします。

 

 
そのキャラクター1つ1つにきちんと性格付けがされていて、とても面白いので、その辺りもぜひ見ていただけたらと思っています。

 

ぶりぶりざえもんの全てがこの作品に詰まっている

――お話に出たぶりぶりざえもんですが、今作ではぶりぶりざえもんの名ゼリフ「私は常に強い者の味方だ」、「お助け料、1億万円」なども多数登場しますね。相変わらずのキャラクターです。

小林:そうなんです。そこは映画だからといって、いつもと変わらない。そんなところも安心しました(笑)。スクリーンの中でも、彼は安定のゲスっぷりを発揮してくれていますけど、憎めない。そして、「それでもやっぱり救いのヒーローなんだな」というところがかっこいいですよね。「ぶりぶりざえもんの全てがここに詰まっている!」と言ってもいいぐらいの1作になっているんじゃないかと思います。

――ぶりぶりざえもん役を演じる神谷浩史さんと共演されて、いかがでしたか?

小林:めっちゃくちゃ楽しかったです! 神谷さんとは有り難いことにデビュー当時からご縁があり、他の作品で共演する機会も多々あったのですが、、『クレヨンしんちゃん』のレギュラーアニメでは、ぶりぶりざえもんとそれほど絡めていなかったので、今回のアフレコを楽しみにしていました。

実はアフレコする前に、神谷さんと別の現場でお会いしたんですが、神谷さんご自身も今作のアフレコをすごく楽しみにしていらしていてその時に「次のアフレコ、よろしくね! 楽しみだよ~」とおっしゃってくださって、すごく嬉しかったですね。

そして、いざアフレコ収録になって、本番中だから絶対笑っちゃいけないと思うのに、ちょっと気を抜くと、ぶりぶりざえもんのセリフに笑っちゃうんですよ。

もうガッチガチに自分のテンションを作っておかないとセリフを聞いているだけで笑ってしまって。ぶりぶりざえもんのセリフは聞くけど、感情を持っていかれないようにしないといけない。とにかく、ぶりぶりざえもんとの掛け合いが本当に楽しくて、素の小林由美子が出てこないようにしようと気をつけていました(笑)。

 

 

――特にぶりぶりざえもんというキャラクターは、四人の勇者の中でも、コメディの部分を担っていましたよね。

小林:そうなんです。オチの部分だったりとか、安定の裏切り、ゲスっぷりだったりとか、すごく不思議なんですけど、それがまたいいんですよ。何だかんだ頼りにしてしまうというところがありますよね。そういうところも彼の魅力の1つなんじゃないかなと思います。私も大好きなキャラクターです!

――『クレヨンしんちゃん』ではぶりぶりざえもんを演じる神谷浩史さんですが、アフレコ現場ではどのような感じでしたか?

小林:アフレコ現場ではいつもの神谷さんでしたが、ぶりぶりざえもんへの愛はひしひしと感じました。ぶりぶりざえもんをすごく研究し、勉強されていたというお話を以前伺ったこともあり、アフレコ中も神谷さんは本当にぶりぶりざえもんというキャラクターが好きで、愛していて、「自分が息を吹き込むことで、キャラクターを生き生きとさせよう」という気合いみたいなものを感じました。

もちろん神谷さんはどの作品でもそういった姿勢をお持ちなんですけど、ぶりぶりざえもんにも、キャラクターに対する愛をめちゃめちゃ感じました。ですから、一緒に収録していて、すごく楽しかったです。

――小林さんが感じる神谷さんはどんな方ですか?

小林:めっちゃ頼りになるお兄ちゃんです! 私がしんのすけ役に決まった時、別の現場で神谷さんとお会いしたことがあったんですけど、「小林なら大丈夫だよ。頑張れ!」と声をかけてくださいました。その言葉に肩の荷が一つ下りたような気がして泣きそうになりました。神谷さんは言葉少なめではあるんですけど、そういう愛のある言葉をいつも言ってくださったり、いろいろな人を見ていらっしゃる方なんだなと思って、本当に良いお兄ちゃんだなと感じています。

 

(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2020
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