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実写映画『映像研には手を出すな!』齋藤飛鳥&梅澤美波インタビュー

実写映画『映像研には手を出すな!』齋藤飛鳥さん&梅澤美波さんインタビュー|齋藤さんがカッコいい先輩すぎた!? 本気で取り組んだからこそ見えた世界とは?

漫画、アニメ、ドラマと展開を続けてきた大童澄瞳先生原作の『映像研には手を出すな!』が実写映画化! コロナ禍の影響で公開延期となっていましたが、2020年9月25日についに公開となりました。

実写版の魅力はやはり乃木坂46の齋藤飛鳥さんが浅草みどり役として主演を務め、梅澤美波さんが金森さやか役、山下美月さんが水崎ツバメ役で出演している点でしょう。

人気アイドルが実写化映画に出演するいつもの流れか……と今思ったあなた!『映像研には手を出すな!』はひと味もふた味も違うのです。そう思ったあなたにこそ見てほしい作品なのです。

原作の再現や驚愕のCGシーンが圧倒的なのはもちろんのこと、齋藤さん、梅澤さん、山下さんをはじめとした役者陣が癖のありすぎるキャラクターたちを見事に演じきっているのです。

そんな彼女たちの努力を垣間見るべく、齋藤さんと梅澤さんにインタビューを実施しました。彼女たちの言葉の端々から感じられる“本気”にぜひ注目してみてください。

気恥ずかしいような、照れくさいような、嬉しいような

――本作は映画の前にまずTVドラマが放送されました。そちらの反響や、周りの方の反応などはいかがでしたか?

齋藤飛鳥さん(以下、齋藤):反響はかなりありましたね。もちろん作品自体が注目されていたのもあるんですけど、それぞれの役がとにかく濃かったので。普段と違う面しかなくて驚いている方もいましたよ。

あと嬉しかったのは関係者の方からの評判が良かったことですね。もちろん色んな世代の方に響くような作品だと思うんですけど、(業界の)裏方の方にも響くような内容だと思っていたので、実際にそういった方から声をもらえたのがすごく嬉しかったです。

――確かに同業の方から褒めてもらえるのは、また違った喜びがありますよね。

齋藤:そうですね。監督も、監督仲間から「すごく良かったよ」という言葉をたくさんもらったらしくて。それを聞いて私たちも嬉しかったですね。

梅澤美波さん(以下、梅澤):私もいろんなお仕事の現場で「映像研良かったよ!」という声をいただくことが多かったです。いろんな方に観ていただけていたんだなと思ったし、放送していた時期もちょうどステイホーム期間だったので、よりたくさんの方が観てくださったんだろうなと感じました。

ファンの方からも「今まで見たことない!」や「こんな一面あったんだね!」といった声を聞くことが多かったので、殻を破って演じたことが実った気がしました(笑)。嬉しかったです。

――本作の主人公である3人(浅草、水崎、金森)の好きなところ、愛おしいと思うところはどんなところでしょうか?

齋藤:浅草……可愛いか?

一同:(笑)。

梅澤:可愛いですよ! 可愛くてたまんないですよ!!

齋藤:ほんと〜?

梅澤:人見知りだけど愛嬌ありますよね。

齋藤:うん。確かに。あと、「なにかしてくれるんじゃないか」って思って見ちゃいます。

梅澤:ああ~。期待感みたいな。

――ご自身で自分の役について話すのは恥ずかしいですか?

齋藤:恥ずかしいですね(笑)。本当に恥ずかしい。

演じてるときは「これが私の浅草だ」と思ってやってるので、ちゃんと自信満々でやってるつもりなんですけど、いざ世の中の人の目に触れると「飛鳥ちゃん、意外と浅草っぽいとこあるよ」とか、「昔の飛鳥ちゃんって浅草だよ」みたいなことをファンの方から言われて。「私、コレ? ホントに??」みたいな(笑)。

一同:(笑)。

齋藤:ちょっと気恥ずかしいような、照れくさいような、嬉しいような……むずがゆい不思議な気持ちになりますね。

梅澤:でも、ホントに可愛いです。素の私のときに見ても、演じる中で金森として見ていても。

時には、おちょくってくるような腹立たしいところもあるんですよ。すごくイラっともするけど、金森氏だけに見せる表情とか許してしまう可愛さがあるんですよね。

あとカッコよさもあったりして。例えば私たちのお仕事では、自分の中で納得がいかなくても、締切が近づいていたら「しょうがないや」と思って出しちゃうじゃないですか。

でも、浅草は絶対諦めずに自分の理想が叶うまでちゃんと追い求めるんですよね。作品の発表直前に「やり直す!」なんて、普通ありえないけど、それをちゃんとやりとげるのがすごいです。

あのシーンで、おふざけだけじゃない、ちゃんとカッコいいところもあるんだなって感じました。

――続いて、水崎氏の印象はいかがでしょうか?

齋藤:水崎はもう……山下なんだよなあ(笑)。

一同:(笑)。

梅澤:ね! なんかもうホントに。

齋藤:ホントにハマってた。

梅澤:意外と不器用なところもあったりしてね。でも分かんない、山下がそうなのか?

齋藤:山下だからかな?

――(笑)。そのくらい役と山下さんがシンクロしているんですね。

齋藤:はい。めっちゃ一緒です。なんか憎めない感じもあれば、金森と浅草が言い合いしてるところを冷静にスパっと言ったりもして。

カリスマ読者モデルらしい、周りの視線を全部ギュッと集められるような、一瞬で空気を変える力も持ってるなと思います。

梅澤:サービス精神もすごいし。あと、けっこうあっけらかんとしている明るいイメージがあるけど、アニメ制作のことになるとちゃんと自分を持っている二面性があるところもカッコいいなって思います。「高校でアニメ制作は無理なの!」って言うところとかすごく好きですね。

でも弱さは見せないところもあって、可愛くもあり、カッコよくもあるなって思います。

――では最後に金森氏。

梅澤:金森氏はもう……ホントにパートナーにしたいですね(笑)。

一同:(笑)。

梅澤:隣にいてほしいって思っちゃう。

――パートナーというと?

梅澤:例えば、マネージャーさんとかだったらいいなって。

齋藤:確かに! めっちゃいい。

梅澤:厳しいけど、ちゃんと冷静に失敗なく、うまくやってくれるんだろうな、と思います。この人がいれば絶対大丈夫、という安心感が、やっぱり金森氏ってすごいあるなって。

でも、「あ、勝てないな」と思って弱さが見えたときは愛おしくなりましたね。普段しっかりしていて、場を回す力を持ってるからこそ、たまに見える弱さ、隙みたいなところが可愛いなって思います。

齋藤:一見完璧な人に見えるけど、実は人間としてはちょっと未熟なんじゃないかって思ったりします(笑)。例えば「ごめんなさい」を言わなかったり。

明らかに自分が悪いときも、「ごめんなさい」を言わずにその分を取り返して、それをすごく大げさにアピールしたりして(笑)。

一同:(笑)。

齋藤:あんな戦場から帰還してきたみたいに浴場に来て「なにごと!?」と注目を集めていたので。そんなところも可愛らしいな、子どもっぽいのかな、と思いました(笑)。

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