角川ビーンズ文庫・ビーズログ文庫新人賞&周年フェア開催を記念して、作家14名のインタビューをお届け【第2弾】
『なんちゃってシンデレラ』/汐邑雛先生
◆偏食夫を幼妻(でも中身は33歳)が餌付け!? 王太子の胃袋掴みます!
著者:汐邑雛 イラスト:武村ゆみこ
あらすじ
おでんのからしを買いに出た和泉麻耶(33歳職業パティシエ)は、そこで事故に遭い--次に目覚めたとき、12歳のお姫様に転生していた!!
しかも彼女には、年上の旦那(しかも王太子)までいる。命を狙われたところに転生したらしいと悟った麻耶は、身を守るためにも夫と仲良くしようと決めるが!?
お菓子職人の名に懸けて、夫を餌付けしながら胃袋と犯人つかみます!!
汐邑雛先生メールインタビュー!
――先生の印象に残っているエピソードを理由とあわせて教えてください。
汐邑:『二巻 人参を抜くためにアルティリエに迫るナディル様のエピソード』 当初はもうちょっと違う感じをイメージしていたけれど、書いていたらああいうシーンになって、ナディル様がとっても大人げなかったのが面白かったです。
『十二巻(最新刊)の帰りの船の中のエピソード』 ものすごく無味乾燥とした話題でお話していたのに、いつの間にかなんだかいい雰囲気になっていて驚きました。たぶん、ナディル様の力業です。
――上記でお答え頂いたエピソードを執筆する際に意識・工夫した点はありますか。
汐邑:ナディル様の可愛げみたいなものが見せられたらいいなと思って書いたのでそうなっていたら嬉しいです。いい雰囲気の時はしっとりした甘さよりもさらっとした後味が軽い甘さを目指しています。
――先生が影響を受けた小説・漫画作品、またはバイブルとなる作品はありますか。
汐邑:影響を受けた作品はたくさんあって書き切れないので、心のバイブルを五冊(シリーズ)ずつ(作者名敬称略)
▼小説
隆慶一郎「見知らぬ海へ」
横溝正史「獄門島」
塩野七生「海の都の物語」
池波正太郎「鬼平犯科帳」
小野不由美「黒祠の島」
▼漫画
永野護「The Five Star Stories」
篠原千絵「天は赤い河のほとり」
槇村さとる「ドゥ ダ ダンシン!」
今市子「百鬼夜行抄」
田村由美「ミステリと言う勿れ」
――アニメイトのお客様に一言お願いいたします。
汐邑:アニメイトさんではいろいろな販促をしていただいているので、アニメイトさんでご購入いただくと楽しみが増えると思います。ぜひ予約して確実にゲットしていただければと思います。
十月は新刊が二冊同時発売します。連動封入ペーパーなどの特典もありますので、ぜひ二冊ともよろしくお願いします。