角川ビーンズ文庫・ビーズログ文庫新人賞&周年フェア開催を記念して、作家14名のインタビューをお届け【第2弾】
『身代わり聖女は、皇帝陛下の求婚にうなづかない』/汐邑雛先生
◆「妃」なんてお金にならない仕事、断固お断りです! 派遣聖女の真相追及劇
著者:汐邑雛 イラスト:黒埼
あらすじ
国の借金返済のため帝国に借り出されることになった『奇蹟』の力を持つ聖女グレーシア。ところがその本当の依頼は、宰相閣下の義妹姫の身代わりを務めることだった!!
追加報酬がもらえるなら……としぶしぶ引き受けたものの、皇帝陛下には出会い頭にぐぎゅっと抱き締められ「俺の妃にならないか?」と求婚されあたふた。
この仕事、どうも胡散臭すぎる!?
汐邑雛先生メールインタビュー!
――先生の印象に残っているエピソードを理由とあわせて教えてください。
汐邑:ヒロインが皇帝陛下に無体をはたらかれるシーン。殴り倒そう。とか、絞め落とそう。という選択肢を思いつくところが、同時発売予定のなんちゃってシンデレラのヒロインとはまったく違っていて面白かったです。
――上記でお答え頂いたエピソードを執筆する際に意識・工夫した点はありますか。
汐邑:物騒なことを考えていても、常に可愛いヒロインでいるように!を心がけています。半ば祈るような気持ちだったりします。
――先生が影響を受けた小説・漫画作品、またはバイブルとなる作品はありますか。
汐邑:影響を受けた作品はたくさんあって書き切れないので、心のバイブルを五冊(シリーズ)ずつ(作者名敬称略)
▼小説
モーリス・ルブラン「悪魔の赤い輪」
ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」
ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」
ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」
フランシス・バーネット「秘密の花園」
▼漫画
中山星香「空の迷宮」
羽海野チカ「三月のライオン」
よしながふみ「大奥」
漆原友紀「蟲師」
羅川真里茂「ましろの音」
――アニメイトのお客様に一言お願いいたします。
汐邑:アニメイトさんでは今回も素敵な販促をしていただいています。ぜひ予約して確実にゲットしていただければと思います。皆さんに素敵な漫画や本との出会いがありますように!