『THE IDOLM@STER』シリーズ15周年記念曲「なんどでも笑おう」発売記念島村卯月役・大橋彩香さん、最上静香役・田所あずささん、八宮めぐる役・峯田茉優さんインタビュー

演じるアイドルとの出会いは？

――改めて、ご自身が演じているアイドルとの出会いについてお聞かせください。

大橋：オーディションだったんですけど、その時に卯月と年齢とか出身地とかのプロフィールが同じだったんです。今でこそ私は26歳になっちゃったんですけど（笑）。

出会った時は卯月と同じ年齢で、オーディションの話をいただいたときには同い年の女の子がこんなにひたむきに頑張っていてすごいなって思いました。最初は卯月が何を考えてるのか分からなくて、パーソナルが読めないなって思っていたんです。

だけど、笑顔なんて誰でもできるとか色々な悩みを持ってる人間味のある女の子だっていうことが、アニメとかでわかって安心しましたね。なので、出会いはわりと謎めいていた感じがします（笑）。

最初の収録は少ない情報しかなかったので、もっと色々知りたいなって興味が湧きました。卯月はめちゃくちゃ普通って言われたりしますけど、笑顔が魅力的で。

たしかに誰でも笑うことはできるけど、その中でも輝きを放っていて、それって誰にでもできることじゃないと思うんです。なので、普通だけど全然普通じゃない女の子だなって思いました。

田所：私は、最初にオーディションの話をいただいたときに、二階堂千鶴ちゃんで受けたんです。そうしたら、追加で最上静香ちゃんも受けてくれということになって。

すごくキレイな子だし、雰囲気のあるちょっと陰のありそうなキャラクターで素敵だなと思ったんですけど、正直私ではないだろうなと。ご縁があって静香ちゃんを演じさせていただけることになったんですけど、最初は戸惑いました。

本当にこの子は私の声で良いのかなって。オーディションの時の私のイメージでは大人っぽい声だったから、当時は頑張って大人っぽさを出そうとしていましたね。後にスタッフさんに聞いたら、「若いのに頑張って背伸びしてる感じが最上ちゃんらしくて良かったんだよ」って言われて、自分じゃ分からない部分が良かったんだなって。

そう思うと、たしかに私も静香ちゃんと同じように背伸びしてたし、思いつめ過ぎるところも似ているので、すごく運命的だったのかなと思います。あと、オーディションでは歌も歌ったんですけど、その時の歌い方も格好良い寄りで良かったと言われましたね。

あの時に私だと思ってくれたプロデューサーさんに感謝ですね（笑）。

峯田：私は、最初に資料をいただいて見た瞬間に、白黒の資料だったんですけど黄色のポジションだなってわかって。歴代の黄色ポジションのアイドルをちょっと意識してオーディションを受けました。

だけど、私と性格が真逆で、もしもこの子が身近にいたら私とは関わり合いが少ないんだろうなって（笑）。

一同：（笑）。

峯田：オーディションの時にはめぐる以外にも受けたんです。

オーディション結果がしばらくこなくてマネージャーさんと「ダメでしたかねぇ」って話してたら次の日に結果がきたんです。その時、外にいて、メールだったんですけど見た瞬間にその場で泣き崩れちゃって（笑）。

泣きながら事務所に入ったらマネージャーさんとかスタッフの方がみんな立ち上がって拍手してくれて、それで余計に泣いちゃって。元々『アイマス』が好きだった分、余計に涙が溢れ出てきてしまいました。

ただ、自分と性格が真逆だったので、最初の頃は収録するたびに体力の消費がすごかったんです。でも、いろいろな場面を演じてきて、めぐるのポジティブな考え方が自分の中にも入ってくるようになりました。

めぐるのおかげで自分の考え方が変わってきたんです。なので、収録の時も自然とめぐるになれるようになりました。この3年の間で、めぐるのおかげで私自身に変化があったんだなって思うと、出会えて良かったなって思います。

――峯田さんのお話の中にもありましたが、演じられているアイドルに影響されて生活などが変化したことはありますか？

大橋：卯月と出会ってから笑顔を意識するようになりました。私はソロアーティスト活動をしているんですけど、明るく元気に、笑顔でパワーをみなさんにお届けすることをテーマに活動しているので、だいぶ卯月に影響されてるなと（笑）。