主人公になりきり、あの頃の「君」との想い出を大切に――和氣あず未さんのニューシングル発売記念インタビュー! 秋アニメ『くまクマ熊ベアー』とリンクした歌詞の意味は?
「透明のペダル」はおしゃれなメロディ、前向きな歌詞。夢を追いかけていた頃を思い出す曲
――今回のシングルはダブルAサイドシングルですが、もう1曲のAサイド曲「透明のペダル」は爽快感あるリズムやメロディに加え、和氣さんのファルセット気味の歌声も透明感があって、聴き心地がよくて。
和氣:曲をいただいた時、メロディはすごくおしゃれで、歌詞も「思い出すんだ 夢のスタートライン」や「絶対に叶えるって」など前向きなのに、歌い方はそれほど感情や抑揚がなくて、不思議な曲だなと思いました。
――スチールギターが刻むリズムはペダルをこいでいるようだし、シンセの音は横を吹き抜ける風のようで。情景が浮かぶアレンジだなと思いました。
和氣:夢に向かって突き進んでいく主人公の気持ちを歌っているので、青春感もあるんですよね。
あと、声優になりたいという夢をずっと持っていた自分とリンクしていて。これまで全力で頑張ってきたので、歌詞を見ながら「こんなこと、自分もしていたな」と思い出したりもしました。
――英詞の「Believe Myself」や「Dream Come True」の歌い方もおしゃれ感があって。
和氣:夢を叶えるためには自分自身を信じなくちゃいけない、まさに大事なことで、夢に向かう姿を表現した、この歌らしいフレーズですよね。特に「Believe」や「Dream」は大切に歌いました。
――リリースされる秋の雰囲気にもピッタリですね。
和氣:歌詞の中にある「金木犀(キンモクセイ)」も秋に花を咲かせる植物ですしね。
――サウンド、ギターなどループするオケでどんどん気分がアガってくるので、ジムトレーニングなどする時にいいかも。
和氣:そうですね。こぐのは透明のペダルではなく、マシンのペダルを(笑)。この曲が夢に向かって頑張っている人や一歩踏み出そうとしている人にとって、勇気や推進力になってくれたらいいなと思っています。