主人公になりきり、あの頃の「君」との想い出を大切に――和氣あず未さんのニューシングル発売記念インタビュー! 秋アニメ『くまクマ熊ベアー』とリンクした歌詞の意味は?
2020年1月にアーティストデビューを果たした和氣あず未さんが、早くも3枚目のシングルとなる「イツカノキオク/透明のペダル」を10月7日にリリース!
「イツカノキオク」は和氣さんもフィナ役で出演するアニメ新番組『くまクマ熊ベアー』のOP曲。他の収録3曲を含め、友情や青春を歌った、ライブ映えする1枚になっています。
今回、注目のシングルと『くまクマ熊ベアー』について和氣さんにご紹介いただきました!
アニメ『くまクマ熊ベアー』はクマだらけの優しい作品。演じるフィナは可愛いけど腹黒!?
――ご自身がOP曲担当&フィナ役を演じるアニメ『くまクマ熊ベアー』の印象と見どころを教えてください。
和氣あず未さん(以下、和氣):原作を読ませていただいた時、優しい世界のお話だなと思いました。まずタイトルからして可愛いですよね。主人公のユナちゃんはクマの着ぐるみを着た女の子で、手袋や靴もクマですし。
そんなクマっ子のユナちゃんはファンタジー世界では最強の魔法使いというのもおもしろいですよね。作中には大小問わずたくさんのクマが登場するし、クマグッズも至るところに出てくるので、それを見るだけでも楽しいし、クマ好きの方にはたまらないと思います。
――演じるフィナの印象と演じる時に心掛けていることは?
和氣:ビジュアルから私が大好きなタイプで、ふわふわしているし、可愛いし、幼いし。でも病気のお母さんと妹のために危険な森に狩りにいったり、一家を支える健気で優しい頑張り屋さんです。
ただ、そんなイメージで収録に臨んだら、音響監督から「もっと腹黒い部分を出していいですよ」と言われて。ただ可愛いキャラではなく、腹黒さがあったり、重い女?(笑)、みたいな部分があることを気付かされました。
――和氣さんの公式コメントにも、フィナは「見た目とは裏腹にちょっとだけ腹黒い部分もあります」と書かれていましたが、全然そう見えなかったので驚きました。
和氣:でも人をおとしめるような腹黒さではなくて(笑)。「こうすればお金がもうかるかも」という計算高さ? 大人っぽさがあるんだろうなと思います。
あと、ユナちゃんを姉と慕っていますが、ユナちゃんは人気者なので旅をしたり、いろいろな人のところに行くのを寂しがって。その様子を重い彼女みたいに演じてみたりもしました(笑)。
――キャラクター説明のビジュアルで、笑顔でナイフを持っているのも衝撃的でした。
和氣:それは魔物の解体ができないユナちゃんに代わって、解体してあげているからで……。でもそのギャップがまた萌えると思います(笑)。