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映画
アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』中川大志さん&清原果耶さんインタビュー|アニメーションだからできる表現、新たな『ジョゼ』の魅力とは?
新鮮な気持ちで楽しめる作品
――本作の見どころや注目してほしいポイントのご紹介をお願いします。
中川:お話自体はリアルですが、ファンタジックに見える瞬間や描写があるのがアニメーションならではかなと思います。水や海など、美しくて、きれいな表現がされているので、楽しみにしていただきたいです。
清原:繊細な映像表現も見どころですが、恒夫とジョゼが出会って、成長していくドラマも見ていただきたいです。ジョゼの立場や恒夫の気持ち、それぞれの視点で観ることで変わった感情移入が出来ると思います。どちらに自分を重ねて観ても、それぞれバランスがいい相手であることが観ていくうちにわかると思うので、2人の心の動きや関係性の変化にも注目していただければ。
――では最後に映画公開を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
中川:ジョゼと恒夫の、はかなくも純粋かつ濃密な青春がテンポよく流れて描かれているので、充実した時間を劇場で過ごしていただければいいなと思っています。この映画が皆さんの素敵な想い出の1つになってくれることを願っています。
清原:この作品の原作小説が好きな方、実写化された映画が好きな方、それぞれたくさんいらっしゃると思いますが、今回のアニメはまったく別の作品として新鮮な気持ちで楽しんで頂けると思いますし、この映画ならではの良さを見つけて頂ける瞬間があると思います。またジョゼと恒夫の絆が描かれていますが、見終わった後に前向きな爽やかさを感じることもあれば、切なさを感じることもあると思います。色々な受け取り方があると思うので、心に残る何かを劇場で感じて頂けたら嬉しいです。
[取材・文/永井和之 撮影/相澤宏諒]