大先輩たちの背中をただ追いかけているのはずっと変わりません――『おジャ魔女どれみ』20周年記念映画『魔女見習いをさがして』春風ぽっぷ役・石毛佐和さん 声優インタビュー
『どれみ』を愛し、ファンを大切にするスタッフでなければ思いつかない映画!?
――11月13日より20周年記念映画『魔女見習いをさがして』が公開されますが、制作が決まった時の感想は?
石毛:ただただ楽しみでしかなかったです。またぽっぷを演じられることも、『どれみ』の世界がまた1つ増えることも。私は純粋に『どれみ』ファンなので(笑)。
――そして台本が届いて、読んだ時はどう思われましたか?
石毛:だいたいの内容はちょこちょこ聞いていたので、心構えはしていましたが、ビックリしましたね。「こういう切り口なんだ!?」って。ただファンのための映画というのは、20年間、応援や愛してくださった方への感謝の気持ちがなければ、考えつかないと思うんです。
だから『どれみ』のスタッフさんらしいなと。見てくれる子供たちを、親のように大切に想っている、熱いスタッフさんなので、こういう作品になったことはうなずけました。
――当時リアルタイムで見ていた人たちは、新キャラ3人に自分を投影しやすいでしょうね。
石毛:3人から自分に似ている部分を見つけたり、映画の中に自分が入っている気分になってくれたらいいなと思います。
映画館で友達作りはいかが? どれみたちの姿を大スクリーンで!
――収録はいかがでしたか?
石毛:緊張してスタジオに入ったんですけど、お姉ちゃんたちもいつも通り和やかで。大好きなメンバーがそろったし、昔の出演者の方たちも集まっていらっしゃって、とてもにぎやかだったので、すぐに緊張が解けて、楽しく収録できました。
またみんなが引っ張ってくれる現場で、私がそこに行けば、温かく迎え入れてくれるし、いつもと変わらない空気感を作ってくださるので、私はただのっかっていくだけで。大先輩たちの背中をただ追いかけているのはずっと変わりません。
――今作の見どころやオススメの楽しみ方を教えてください。
石毛:劇場に行ってお友達作りをしてはいかがでしょうか? そこには『どれみ』ファンしかいないので、周りの人たちと仲良くなって、見終わったら3人みたいに友達になってしまえばいいじゃない!(笑)
この映画がきっかけで『どれみ』ファンの輪が広がっていけばいいなと思っています。何よりもまず動くどれみたちを大スクリーンで見られる喜びですよね。それだけで胸にぐっとくるものがあると思うし、浮かんでくる当時のいろいろな想い出たちをかみしめながら楽しんでいただけたら。
――今後、『おジャ魔女どれみ』でこんなエピソードを演じてみたいなどの夢や希望を挙げるとすれば?
石毛:魔女界のエピソードを見てみたいです。マジョリカの若い頃のお話とか。スピンオフでぜひ。
――ぽっぷを中心に描いた最初の劇場版では緊張されたとのことなので、経験値を積んだ今、もう1回ぽっぷメインのお話というのは?
石毛:やめてください!(笑) ではもしやるなら「公敬(きみたか)をさがして」というお話を作っていただければ、喜んでやります(笑)。
※公敬……ぽっぷの同級生