入野自由 3rdフルアルバム『Life is...』に込めた思いをインタビュー
ジャケットには入野さんが海外で撮った写真も!
――『Life is...』豪華盤(初回限定生産)の特典のひとつ『確かにそうだ』ミュージックビデオ(以下、MV)についても、お話を聞かせてください。
入野:MVは『見果てぬ世界、繋がる想い』のときと同じ監督なんです。、あのMVもすごく素敵だったし、また佐伯くんの楽曲ということもあって、前回と同じチームで作りたい!と思いました。
とにかく映像で、目で見て不思議だったり、楽しめるMVにしたい、歌詞に添ったイメージとかは、あまり気にしないという話をしました。
――ほぼグリーンバックですか?
入野:全部そうです。
――どうでしたか?
入野:デビュー曲(2019年リリース『Soleil』豪華盤収録『エール』)のMVも全編グリーンバックでの撮影だったんです。それ以来だったので「ちゃんとできるようになったな」と思いました(笑)。
――ジャケット写真はどのように作り上げていきましたか?
入野:いろんなアイデアがあったんですけど、コラージュものをやりたいなと思いました。2、3年前海外に行ったときに美術館巡りをして、いくつかコラージュものの作品を見たんです。
モダンなものとアナログなものがゴチャゴチャになっている雰囲気がすごくいいなと思ったので、そういうイメージで、とお願いをしました。ジャケットとして「これがやりたい」、そこ先行でした。
ジャケットの風景の写真は、僕が撮った写真も使ってもらっています。豪華盤のジャケットの右の赤い写真は、イタリアのブラーノ島、左下の建物はブダペスト。
通常盤はニューヨークやフロリダ、フランスとか。スタッフと協議しながら作ったんですけど、納得のいく一枚ができました。
――『Life is...』で「こんなライブをしたい」という希望はありますか?
入野:やりたいことはいろいろあるけれど、この状況の中でできるのかどうか。実際にお客さんを入れる入れないという両方の可能性含め、検討中です。
いろいろな配信モノを観て、「これがいいな」「いいけど自分にはできないな」「これならできる」とか勉強してます。やりたいのはやりたいですね。せっかくここまでの曲が出来上がったので。
――大きなステージで『Life is...』の楽曲を聴きたいファンが多いでしょうね。
入野:そこを意識してるんです、みんなで歌うっていう。『S.H.E』(作詞・作曲をDECO*27、編曲をRockwellが担当)は“スーパーハッピーエンディング”っていう「終わりよけれすべてよし」というテーマで書いてもらいました。
僕がミュージカル『ボディガード』に出演したときの一曲をモチーフにしてやりたい、みんなで歌うことをポイントにしたいと思って作ったので。どういうかたちなら実現できるか、スタッフと模索しています。
――最後にファンのみなさんへメッセージをお願いいたします。
入野:僕自身が音楽に救われたことがあります。それは好きなアーティストの曲もそうだし、自分の曲にも。
『Life is...』を聴いて少しでも気持ちが上がったり、やさしい気持ちになったり、救われるような一枚になればと思い、時間をかけて、丁寧にいろんな人の力を借りながら作りました。是非、聴いて下さい。
[文・春夏冬つかさ]