TVアニメ『ドラゴン、家を買う。』堀江瞬さん&石川界人さんインタビュー! ドラゴンの“家探し”というユニークな題材で、キャラクター同士の掛け合いが醍醐味の作品!!
泣きの演技が重要なレティ&クールだけど、ツッコみツッコまれるディアリア☆
――では、ご自身が演じるキャラクターの第一印象はいかがでしたか? キャラクター紹介をお願いします。
堀江:レティは、屈強な見た目をしてはいるのですが、実は臆病なんです。
オーディションの時や第1話の収録の時に、ドラゴンを演じているような感じではなく、普通の幼い、臆病な男の子が家を探していると思って演じてくださいと言われました。
原作を知らない方が第1話を見た時には、“まさにドラゴン”というような印象は持たないかもしれないですね。
僕自身も、かわいく思ってもらえるような声や性格を意識して、役作りをしています。
いろいろな場面に出くわした時に、すぐ泣いちゃうような子でもあるので、その泣いているところを見て共感して、「頑張れよ」と視聴者の方にも応援していただけるようなキャラクター像を目指しました。
最初のオーディションの時に「この役は“泣き”がすごく重要になってくる」と言われたので、泣きの演技はいろいろなパターンに挑戦していて。
特に、第1話で「びえん、びえん!」と泣くシーンがあって、残って何パターンも録るくらいこだわっているので、放送を見てどうなっているのか、僕も確かめたいと思います。
それに、原作が未読だからといって入りづらいかというと、そうでもなく。話が進むごとに「こういうキャラクターなんだ」とわかりやすく、キャラクター性がしっかりしていて、スッと入ってくるような作り込み方がされていて。
第1話を見ていただければ、皆さんにもすぐ世界観に入り込んでいただけると思います。
ただ、“臆病”というところを、どうやって表現していくかには……(だんだん小さな声になって)すごく悩みながら演じています。
――結構、不安そうですね。
堀江:やはりドラゴンという、人間じゃないキャラクターなので幾通りも(表現が)あるじゃないですか。
堀江:正解がない感じで。だからこそ不安も大きくて、PVや本編を見ていただいて、どんな感想を持っていただくかドキドキしています。
石川:僕の役は一応、魔王であり、不動産王であると(笑)。
一同:(笑)。
石川:不動産王とまでは言いませんが、能力も高く、不動産を扱っているエルフです。
臆病で気弱なレティに同行する、わりと高尚な人物なんですけど、原作を読んでいない方の「まずアニメを楽しみたい」という気持ちを大事にするなら、これ以上の情報は言わない方がいいのかなと思いますね(笑)。
普段はわりとクールで、感情の起伏も少なく。でも、レティがツッコまずにはいられないような言動を繰り返したり、たまにレティがチラつかせる天然なところにズバっとツッコんだりすることもあります。
――ちなみに、第1弾PVをご覧になっていかがでしたか?
堀江:中身を知っている分、“サギ感”というか“超ハリウッド級おふざけ感”がありますよね(笑)。
一同:(笑)。
堀江:原作を知らない人が見ると、荘厳な感じの作品なんだとダマされますし、知っている人からすると「何やってるんだ」という面白さもあって、二重の面白い要素が詰まったPVだなと思いました。
――第1弾PVでは、少ししかボイスを聞くことはできませんが、レティはかわいくて、原作で受けたレティのイメージが伝わってくるように思いましたし、ディアリアは清廉さや凛としたカッコよさに、どこかつかめない感じもあるなと思いました。
石川:ありがとうございます。
堀江:本当ですか? それなら、うれしいです。