元乃木坂46のメンバー・佐々木琴子さんが憧れの声優を目指す!その心境を語る|インタビュー
本格的に 声優デビューを意識したのは二十歳になってから。「自分的にすごく性格が変わった」(佐々木さん)
――スタイルキューブの所属が決まり、いよいよ声優を目標として動き出したわけですが、そもそも声優になりたいきっかけはなんだったんでしょうか?
佐々木:明確にこれ、というものではなく、じんわりと広がってきたというか。もともと、表裏関係なくアニメに関わる仕事がしたいな、と思っていたので。
ただ、表に立つ声優という仕事に関しては、若いうちから始めたほうが多少有利だと思ったので、やるなら今だと最終的には決断しました。
――幼いときから明確に「声優になろう!」と思っていたわけではないということですね。
佐々木:中学生くらいからアニメにハマり出して声優という職業も知り、興味は持っていたんですけど、アイドルとして活動している間はやらないほうがいいかなと思いながら過ごしていて。
でもやっぱり若いうちにやりたいことはやっておこうと思って、今回決断しました。
――素晴らしい決断だと思います。声優も興味はあったけれど、そのために乃木坂46に入った、というわけではない?
佐々木:そうですね。乃木坂46が好きで入ったので。
――次第に、アニメのお仕事もしたくなってきた、と。乃木坂46として活動する中で転機というか、声優というお仕事を具体的に意識するようになったタイミングはあったのでしょうか?
佐々木:二十歳になってからですかね。そのあたりから自分的にすごく考え方が変わったなと思っていて、自分の将来をより具体的に考えるようになったと思います。
――憧れの声優さんは?
佐々木:石原夏織さんです。
――アニメ『マギ』でお好きになったとうかがいました。
佐々木:そうですね。乃木坂46が好きになったのも『マギ』がきっかけです。
――石原さんのどんなところに惹かれたんでしょうか?
佐々木:ギャップです。パフォーマンスしているときは凛々しくてカッコいいのに、MCとかで喋り出すとすごく面白い方じゃないですか。
どちらも可愛さを残しつつ、カッコよさ、面白さを出しているのがスゴイな、と思って、どんどん追いかけていくようになりました。
――ライブなども観に行かれたり?
佐々木:ゆいかおりのライブは最後の代々木公演だけ行けました。
――初めて実際にお会いしたのはいつだったんでしょうか?
佐々木:月刊ニュータイプさんでの対談です。私がずっと「キャリさんが好き」と言い続けていたこともあって、うまいことにその対談で念願叶ってキャリさんんと会うことができました。
――佐々木さんはこれから、どんな役を演じてみたいですか? あるいは自分的にどんなキャラが似合いそうかなと。
佐々木:悪役よりかは、いい人側のキャラかなあ。その方が視聴者の印象も良さそうだし。
――(笑)。キャラで言うとどんなキャラがいいですか?
佐々木:また『フルーツバスケット』になるんですが、透くんとか。ただ、天真爛漫で明るいキャラだと自分と離れすぎちゃって感覚をつかむのが大変そうです。
舞台『けものフレンズ』(以下、『けもフレ』)のとき演じたキタキツネも、すごく元気でいつも笑っているような子だったので、表情や声を維持するのが大変でした。もちろんやっていくにつれて慣れていって大丈夫になりましたけど。
となると、暗い子かなあ……?
――自分に合うのは落ち着いた感じで、やってみたいのは逆に明るい子、といったところでしょうか。
佐々木:暗い子の役ってやったことがないので挑戦してみたいと思います。
――声優としてはもちろん、それ以外の活動も含め、今後どんな風になっていきたいですか?
佐々木:今の声優さんって声のお仕事をきちんとやりつつ、歌やコンサートやバラエティ番組など幅広く活躍されているので、私はそういう所は乃木坂46での経験を活かして行きたいと思います。