2020年12月前半の総括(衣装)|青山吉能『みずいろPlace』#13
皆さんこんにちは、元気ですか?
わたしは元気です。
青山吉能です。
さて先日は、声のプロフェッショナルが奏でるリーディングシェイクスピア「マクベス」がありました。
足を運んでくださった皆様、ありがとうございました!
最初お話をいただいたとき、「かなり動くよ〜」ということを伺っていました。
普段、動くお芝居というものを生業にしていないもので、ビクビクしながら台本をいただいて、開いてみたらその立ち位置を示す番号の多さに驚いたことを覚えています。お芝居を掛け合うのが初めてという役者の皆さんもたくさんいらっしゃって、どうなることやらと、本番の日までなにをしていても、ずっと心には「マクベス」という作品があったと思います。
マクベス夫人他、全6役。中には一人芝居をするシーンもありました。
朗読劇は複数役やらせていただくことが多くあります。その度にどうしても出力でどうにか変えようとしてしまいがちですが、なんとか心から向き合って入れ替えて、例え声が変わっていなくとも、見て聴いている方がちがうひとを演じていると気づいていただけたらいいなと、魂よ届け届けと稽古を重ねました。
なにより深作さんの演出がすごく細やかで、そしてどれも嘘がなくて、まず動きを体に馴染ませてそこからお芝居に集中してみると、自分の知らなかった視点が生まれるのがとてつもなく楽しかったんです。
生演奏の音楽に、舞台装置に、照明に…。全てがあの場にいた皆様としか作られなかった世界だと思うと、とってもゾクゾクしますね。
生のお芝居をした後の、ふわふわとした魂の抜け殻のような、今ならどこかに同じようにふわふわしている人とまるっきり入れかわれそうと思うこの「心地」が好きです。
そうやってまた新しい扉が開くのかも知れない、と期待にワクワクと心を躍らせていると、期待以上のものが出来なかった時に、誰にも知られないところで泣くんだれども。
今この時代に、「あのスコットランドの芝居」に出演できたこと、本当に心から光栄に思います。
本当に、………アッ、アッ!…、ザッマシt…、ありがとうございました!!!!!