『エタニティ 〜深夜の濡恋ちゃんねる♡〜』岩崎諒太さん&大須賀純さんによる深夜の座談会! お二人が憧れるラブストーリー、シチュエーションとは……!?
とにかくイチャコラが見たい大須賀さん
──本作は甘いラブストーリーを描いた、大人の女性のための人気レーベル「エタニティブックス」のアニメ化作品です。そのことにちなみ、お二人が憧れるラブストーリーを教えてください。
岩崎:自分はオフィスラブに憧れます。どちらかが赴任してくるストーリーで、その前に1回会っているシチュエーションですね。
道を歩いていてぶつかっていたり、カバンにスカートが挟まっていて見えているのを指摘されてすごく恥ずかしい思いをしたり。
「異動初日なのにすごく恥ずかしい!」とヒロインが思っていたら、異動先に指摘してきたヒーローがいて、そこでお互いに“あーっ!”って(笑)。
大須賀:とりあえずネームを描いて提出していただけますか?
岩崎:あはははは(笑)。そこで面倒をみることになったり、お互いに恥ずかしい思い出からスタートする展開みたいなラブストーリーに憧れます。
大須賀:そこで「この女は今までと何かが違うぞ」「面白い女だ」ってなるんですよね(笑)。
一同:(笑)。
大須賀:僕は恋愛するまでの過程というよりも、付き合っている2人の日常を見るのが好きです。最近はほのぼのカップルや夫婦の日常を見るのがすごく面白くて。
2人の交際が始まる前にいろいろなことがあったんだろうなぁと思いながら、ただ2人が部屋でまったり過ごす様子を見るのが好きですね。
これは、もう自分が歳だからかもしれませんが(笑)。いろいろあったかもしれないけど、今幸せなら良いよね!と思います。
──そんなほのぼのとした生活の中で、特に、良いなぁ素敵だなぁと思うシーンはありますか?
大須賀:普通に買い物に行くシーンとか良いですよね。たとえば、今まで自炊していなかったのに結婚で自炊をすることになって、“スーパーにはこんなにいろいろな食材があるんだ”と気づけるのが面白いね、と2人で会話するシーンなんですけど、“はぁ~幸せそう……!”と思います。小さいことなのに、それですごく喜び合えている姿が本当に素敵で。
──何気ない生活での幸せは、何よりも替え難いものかもしれませんね。
大須賀:そうなんです。何気ないけど一緒にいるから楽しいよ、という部分を見るのが本当に好きです。
僕自身、今でも良くマンガを買って読むんですけど、幼馴染のカップルがいたり、会社の先輩同士のカップルがいたり、よく喧嘩して仲直りするシーンも好きですが、最近は、ハラハラするものより読んでいてほんわかするものを好んで読んでいるような気がします。
……もしかして疲れているのかな?(笑)。
一同:(笑)。
──でも、ハッピーエンドの先を見たい気持ちはすごくわかります!
岩崎:ずっとハッピーな関係でい続けているのかどうか気になりますよね。
大須賀:“お前ら今もハッピーだよな!?”と思いながら読みたい(笑)。
岩崎:(笑)。
──ハッピーエンドの先でも大きな試練がやってくる可能性だってありますし……。
大須賀:大きな喧嘩をしているけれど、言い合いしている中で変なことを言い始めて、それがきっかけでお互いに笑い合い、今まで怒っていたことがどうでもよくなるシーンってありますよね。
そういうのは、きっと2人の関係があるからできることであって、恋愛に至るまでの関係だとそこで大きな亀裂になってしまう。
すでに2人が結婚したり付き合ったりしている段階だと、大きな亀裂になりそうだったところがいつの間にか亀裂が埋まる。そういうシーンが僕の最近のお気に入りで、とにかくイチャコラが見たいです(笑)。
理想の恋愛シチュエーションは○○!?
──イチャコラではないですけど、こんな出会いに憧れる、こんなデートをしてみたいといった理想のシチュエーションはありますか?
岩崎:一緒にお買い物に行ったり、たまに奮発して良いところに行ったりしてみたいですね。付き合い出して時間が経過した関係性も良いですが、付き合い始めた頃の見栄を張ったデートも良いかもしれません。お金があったらヘリをチャーターして飛んだりして……。
大須賀:お金持ちのワードがちょいちょい少年マンガよりだよね(笑)。
岩崎:あはははは(笑)。絶対にやらないですけど(笑)。
大須賀:絶対にやらないというか、絶対にやれない(笑)。
一同:(笑)。
岩崎:できるなら、クルーズ船も貸し切ってみたいですね。
大須賀:指パッチンでライトを照らしたりとかして(笑)。
岩崎:フラッシュモブとか大きなサプライズを1回はやってみたい気持ちはあります!
大須賀:おいくらになるんだろう……? そういうデートプランナーが欲しいですよね。
岩崎:あ~!確かに! 「今日はカッコつけたいです。どんなプランがありますか?」と。
大須賀:「それに見合ったプランあるよ!」ってね(笑)。
一同:(笑)。
──大須賀さんは、理想のシチュエーションありますか?
大須賀:学生時代の話になりますが、僕、好きな人から恋愛相談を受けるタイプだったんです。
岩崎:それは、ちょっとショックを受けますね。
大須賀:うん。いわゆる、ギャルゲーの親友枠です(笑)。実は、小中高ずっとそうだったんです。
──小中高ですか!?
大須賀:はい。当時、ちょっと気になっていた子に呼び出されて、“何だろう?”とドキドキしながら話を聞いたら、“私、実は○○くんのことが好きなの”というシチュエーションが今まで何度もありました。
なので、“実は私、あなたのことが好きなの”というシチュエーションに憧れます。ただ、学生を終えて四半世紀経とうとしていますから、もうないでしょうけど(笑)。
基本、自分から告白したいタイプですが、呼び出されて“あなたのことが好きなの”と言われたい憧れはあります。
岩崎:確かに。告白されたいという憧れはありますね。
大須賀:僕自身、ずっと今まで恋愛相談を受ける立場でしたので、呼び出されたら“何怒られるんだろう?”と思いますもん(笑)。
──おそらく、話しやすかった、相談しやすい相手だったのでしょうね。
大須賀:みたいですね。あと、その好きな相手と仲が良かったり。
──あ~!
大須賀:だからギャルゲーの親友ポジションなんです。乙女ゲーでいうと、“あいつお前のことこういう風に思っているぜ”と主人公に伝える男性キャラクターですね。
そして、声優の仕事を始めても、攻略対象にならないそういう役が多かったりするんです(笑)。
──それはある意味、運命感じるかもしれません……。
*大須賀:あ~!連なってる!経験が生かされている……!と涙を少し浮かべながら演じていました(笑)。
──そうですよね。片思いの相手から恋愛相談されるのは本当にキツイですから……。
大須賀:でも必死で応援しました。
岩崎:本当に良い人……!
大須賀:本当に、“良い人”とすごく言われました。
──好きな人の幸せを願って寄り添ってくれる方は、本当に心が大きくて素敵な方だと感じます。
岩崎:ちゃんと応援するってところが素敵ですよね。