新たなWITHを魅せる——舞台『WITH by IdolTimePripara』夢川ショウゴ役・山下誠一郎さん、三鷹アサヒ役・小林竜之さん、髙瀬コヨイ役・土田玲央さんインタビュー
一緒の方向を向いてる3人
――ご自身が演じるキャラクターにおいて、舞台で新しく魅せていきたい部分、注目してほしいポイントはありますか?
土田:ライブ中は基本的に髙瀬コヨイで頑張っていたので、舞台もその延長線上だと思っています。
ただ、「歌っていないときのコヨイはこんな感じなんだな」というのを、私を通して皆さんに感じていただけたらと。
あとは、基本的に背筋は伸ばそうと思っています。
一同:(笑)。
山下:アニメ本編のほうで僕らが登場するシーンは限られていたと思うので、喋っていないときや映っていないときはどんな風になっているのかな?と、皆さんも想像で楽しんでいた部分があったと思うんです。
朗読でもちょこちょこ見せることはありましたが、そうやって少しずつWITHの日常、3人の好きな食べ物や好きなことなどプロフィールが明かされていった部分がありますし、それをずっと途切れることなく、その場に生き続けるという意味で、舞台でも作り上げていきたいな、と。
ショウゴは普段こういうことをするんだ、こういう風にやるんだというのを自分でも考えながら擦り合わせて、それを芝居に出して、皆さんに認めてもらえたら嬉しいです。
「ショウゴくんはこんな感じだよね!」というように、みんなで一緒に作り上げていきたいですし、所作や仕草も14歳の魂を自分の中に入れていきたいと思います。
小林:三鷹アサヒはそのまま変わらずいつでも元気、真剣になるときは仲間思いで結構熱い男を感じる部分もあるので、自分の目標は元気を絶やさずに切らさずに! 1番体力がいることですが(笑)。
そういうところを大事にしていきたいですし、他の2人が演じるショウゴとコヨイの動きを初めて舞台で見るので、その2人の仕草を見て雰囲気が変わってくることもあると思うんです。
結構長い時間を共にした3人ですので、そういうところを擦り合わせながら、新しい発見をして、それが動きや仕草に出たら良いな、と思っています。
たとえば、自然の流れで肩を組んだりと、舞台上での動きやコミュニケーションの取り方に気を配ってやっていきたいです。
――長い時間一緒に過ごしてきた3人とおっしゃっていましたが、3人のチームワークはいかがですか?
小林:何か面接みたいですね(笑)。
土田:(ノリノリで)そうですね。自分が率先してリーダーをやらせていただいていますが……
山下:いやいやいや!就活じゃないんだから(笑)。
一同:(笑)。
土田:やっぱり、作品が終わってからもライブをやらせていただく機会がたくさんありましたので、3人でよく一緒にいて、いろいろなことを考える機会もありました。
ふわふわと仲良くやらせていただいているような気がしますし、本音をしっかりと言い合える仲だろうな、と感じています。
――土田さんが引っ張っている感じでしょうか?
土田:引っ張っていってはないですね。どちらかというと後ろから押していっている感じです。
山下:とは言え、先陣を切っていっています。
土田:確かに!
一同:(笑)。
山下:僕個人としても、こんなに長くチームでいることが初めての経験で、WITHは歌ったり踊ったりもそうなんですけど、本当に初めてのことがいっぱいなんです。
2人が僕よりも歌も踊りもステージングもいろいろなことに長けていて、僕が失敗したり間違えたりするとき、「それは違う」「こうしたほうが良いと思う」とちゃんと言葉をかけてくれる。そのように言ってくれるのは本当に唯一無二だなと思います。
毎日ずっと連絡を取ったり一緒にいたりするわけではないのに、WITHとして集まったときにスッと呼吸が合うというか。そういう不思議なチームワークを感じますし、アニメもライブのときも、今回の舞台も含めていろんな壁を乗り越えてきたからこその特別な絆があると感じます。
小林:自然であるということと、3人が向かいたいWITHの方向が同じであることが1番良い関係である理由だと思っています。
考えたことをお互いに伝え合って納得したり、誰かがやりたいことに対してみんなも納得したり、3人のやりたいことが一緒の方向を向いているのが、今までやってきた理由なのかな、と。
空気感が良いのも、きっとそれが理由なんじゃないかな、と思います。
――舞台は初めての挑戦ですけど、3人だったらやれる!という部分があるんですね。
山下:はい。アフレコの時に横で聞いていた声や表情を、今度は目の前で受けるのが楽しみです。