アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第9話(34話)を振り返る！　遂に死に戻りの力の詳細の一部や、“傲慢”・“憤怒”・“暴食”の魔女たちについてが明らかに！

嫉妬と強欲以外の大罪の魔女がようやく登場！　みんなやばそうだけど納得できる言葉も……!?

そうして暴食の魔女を入れ替わろうと一度姿を消したエキドナ。しかし現れたのは、先ほどの忠告にはそぐわない人物。拘束を解くなも何もハナから拘束されていないので、目当ての人物でないことはあきらかです。

彼女は“傲慢の魔女”テュフォン(CV：久野美咲さん)で、スバルに手を握る事を強要すると「罪はただ痛みによってのみ贖われる」と呟き、彼の腕を痛みもないままもぎ取ってしまいました。動揺して腕を取り返そうとするスバルですが、さらに「咎は楔となって決して逃さず」と呟かれるとまるで陶器のように粉々に砕かれてしまいます。

これが彼女の能力なのでしょうか。曰くこれで目的を果たしたそうですが、何が目的なのか視聴者としてはさっぱりです。この異様な力と久野さんの声が合わさって、何やら得体の知れなさを感じさせます。

続いて現れた金髪で常に怒ってるっぽい女の子が、“憤怒の魔女”ミネルヴァ(CV：小松未可子さん)。

どうやらテュフォンに粉々にされたスバルをわざわざ助けに来てくれたようですが、ここからお人好しっぽいところがあることと、「私は憤怒の魔女ミネルヴァ！　名乗るほどの者じゃないわ！」という自己紹介からちょっとズレていそうなところがを窺わせます。

ミネルヴァが去った所でようやく現れたのが“暴食の魔女”ダフネ(CV：東山奈央さん)。棺の中で拘束され目隠しまでされていることから、先ほどのエキドナの忠告にあった人物に間違いないでしょう。

スバルは彼女に何故三大魔獣を作ったのか聞いていきます。すると返ってきたのは「白鯨……おっきいですよね、あの子食べると沢山の人が満足しませんかぁ？」「大兎なんて、いくらでも増えるんですよぉ？　あの子がいれば誰もお腹が減ったりせずにすみますし」という言葉。

もちろん人を喰う化け物の話とあって黙っていられないスバルは言い返すのですが、「相手を食べようとするのに、自分が食べられる可能性を考えないのってちょっと勝手すぎませんか？」と一言。これを言われては黙るしかありません。彼女の言う通り食欲は生きていく上で一番大事な欲求ですし、自分だけは相手から常にメリットだけを得られるなんてことは普通無いでしょう。

スバルも「お前の言っていることは一部は正しい」と認めてしまうくらいで、彼女のこの価値観についてこれ以上の追及しませんでした。しかし大兎を退治したいと伝えると、素直に倒し方のヒントを教えてくれました。

“獲物を探すのにマナを頼りにしている”という、重要な情報はここで得ることができました。何故教えてくれたのかというと、どうやら「生きる為に喰らうんなら、生きるために殺すってのを認めないと筋が通りませんよね」という彼女の価値観に沿うものだったからのようです。

この他にも「マナの総量が多いところに惹かれる習性があるので、強い魔法使いを囮にして集まった所をいっぺんにやっつける」「数はいても意識は1個ですから、滅ぼされないための知恵はない」などの情報も貰うことができました。

明らかにやばそうな人物ではあるのですが、自分の価値観に従って物事を決め筋を通すあたりはちょっと好感を持ってしまいます。第1期に登場したペテルギウス(CV：松岡禎丞さん)もそうでしたが、『リゼロ』のこういったキャラクターはどこか芯に一本通ったものが感じられて本当に魅力的です。

これはいまだ詳細が完全に見えない嫉妬の魔女サテラをはじめとした、他の大罪の名を冠した魔女たちの登場も楽しみになってしまいます。また彼女らの司る大罪の名を、なぜ魔女教の大罪司教が持っているのかあたりも気になります。

ダフネが去ったところで再びエキドナとの会話に。あの3人に会った後とあってエキドナがかなりまともに見えるのですが、もしかしたらエキドナも、ダフネやテュフォン、ミネルヴァみたいに理解しづらい一面を持っていたりするのではないか？　という疑問も生まれてしまいますね。

外の世界かから目覚めを促されたことで、このエキドナとの時間も終わりが近づいてきました。スバルは死に戻りを打ち明けることができ、かなりの知識を誇っているエキドナを頼ろうと再び会う方法を尋ねます。

しかし既に二度会ってしまっているため、三度目はかなり難しいとのこと。「知りたいと心からの欲求を叫ぶ」ことでエキドナに声が届くそうですが、以前の試練(※制服姿でエキドナが現れたあの時)と同じようにその中でなら会うことができることもわかりました。

最後にエキドナは、ここでの出来事を忘れないための対価としてペトラ(CV：高野麻里佳さん)に腕に巻いて貰ったハンカチを要求しました。ただしハンカチ自体を渡してしまうのではなく、そこに込められた何らかを確認している様子。これによってペトラに何かあったり……しないですよね!?

加えて別れ際に「今度は僕の方から君に話したいことがある」と言っていましたが、再び会える機会は来るのでしょうか。