アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クール 第9話(34話)を振り返る! 遂に死に戻りの力の詳細の一部や、“傲慢”・“憤怒”・“暴食”の魔女たちについてが明らかに!
MF文庫Jから刊行されている長月達平先生によるライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活(リゼロ)』。本作のTVアニメ第2期『Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season』前半クールが2020年7月から9月にかけて放送されました。
アニメイトタイムズでは現在、2021年1月よりスタートする後半クールの放送に向けた前半クールの振り返り企画を実施中です。今回は前回の第8話(33話)に引き続き、第9話(34話)「らぶらぶらぶらぶらぶらぶゆー」の振り返りをお届けします!
前回の33話「命の価値」では謎の人喰いウサギに生きたまま貪り食われ、死に戻りするもすぐさま発狂しかけた所をエキドナ(CV:坂本真綾さん)に救われたスバル(CV:小林裕介さん)。エキドナには死に戻りについて話すことができないというルールが適用されておらず、遂に誰かにこれまでの戦いを打ち明けられたところで終わっていました。
今回はスバルの“死に戻り”の力が、誰によってもたらされたものなのかなどが遂に明かされました。
スバルだけを贔屓し執着する嫉妬の魔女の目的とは!?
今回はオープニングなしのアバンから、前回招かれた茶会でのエキドナとの会話の続きに。まずはスバルの死に戻りの力が、この世界の人々に忌み嫌われている“嫉妬の魔女”の力によるものであると明かされました。
何を思ってスバルに力を与えたのかは現状わかりかねますが、エキドナの推測によっておそらく回数制限も無いであろうことが判明。そうまでしてスバルを死なせたくない理由が、嫉妬の魔女にはあるのでしょうか。
またこの力はスバルの生死以外は勘定に入っていないそうです。要はこのまま進むとスバルが自分の目的を果たせず死ぬ場合は発動するけれども、レム(CV:水瀬いのりさん)をはじめ関係ない人物のためにスバルが死を選んだ場合は、当該人物の運命を変えられる前には戻れないといったところでしょうか。
スバルにこのような執着を見せる嫉妬の魔女がどのような人物なのか、いよいよもって気になってしまいますね。銀髪に紫紺の瞳のハーフエルフというエミリア(CV:高橋李依さん)とそっくりの容姿であることと“サテラ”という名は明かされていたと思いますが、エミリアと何らかの関係がある人物だったりする可能性があるのかもしれません。
加えて女性であると予想はつくので、何らかの想いがあって運命を巻き戻させてでもスバルだけには生きていて欲しい女の子とみることもできます。単純に好きな相手を依怙贔屓していると言いますか、過去に世界を滅ぼしかけた存在とはいえ結構可愛いところがあるのかも……!?
この話を聞いたスバルはこの力を“恩恵”として使い倒すことを決めるのですが、この時発した「他人の思惑を裏切らせたら天下一品なんだぜ」はスバルが言うからこそ説得力を持つと言えるでしょう。言葉尻だけ捉えるとろくでもなくみえますが、ここまで来たスバルが言うとカッコよく聞こえるのが不思議なところ。エミリアやレムの期待を裏切ることはもうないと信じたいですね。
そしてちょっと気になったのが、嫉妬の魔女について話すときだけエキドナが少しだけ冷ややかに感じられたこと。「アレの精神性を理解することなんて、誰にもできないさ」というセリフがありましたが、“アレ”呼ばわりはさすがに思うところがあるのではないかと疑わざるを得ません。もしかしてエキドナは嫉妬の魔女を嫌っているのかもしれません。
お次は例の人喰いウサギの大群について。エキドナによるとあれは“大兎”と呼ばれる三大魔獣の一角だそう。“暴食の魔女”によって産み落とされたもので、他にはスバルが倒した“白鯨”ともう一体“黒蛇”と呼ばれるものがいるようです。
単純な戦闘力なら白鯨のほうが上なのだそうですが、討伐の難易度は大兎のほうが上。これが現れてしまうと後には無人の野しか残らないとのことで、前回の死に戻り前の世界でスバル以外誰も居なかったのは、どこかに逃れた訳ではなくこのウサギによって全員生きたまま喰い殺されてしまったことになりそうです。
スバルひとりの死に様ですらあの凄惨さなのですから、その光景を想像したくはありませんね……。またエキドナによると大兎はひとつの存在が無限に増える特性があるそうで、討伐するにはあの大群を一度に消滅させるしかないとのこと。どうやって倒せというのでしょうか。
しかもここでスバルたちが現状では詰んでいることが判明。聖域の結界によってエミリアをはじめとしたハーフの人たちはここから出ることができないため、タイムリミットが来てしまうと全員無残にウサギに喰い殺される未来が確定してしまっていることになります。
加えてこの聖域の結界と大兎の対応に時間を取られ過ぎてしまうと、ロズワール邸で起こるエルザ(CV:能登麻美子さん)の襲撃に間に合いません。タイムリミットは4日間。この与えられた時間の間にスバルは全てを救うことができるのでしょうか。
焦るスバルにエキドナは、危険な方法で積極的には進めないとしつつも、暴食の魔女と話す機会を与えられると提案します。既に全員故人なのですが、魂はエキドナのこの空間に保持されているそう。
エキドナと入れ替わる形で会うことができるということで、この提案を「やってくれ」と呑んだスバルにエキドナは、暴食の魔女と会う際は拘束を解かない、触れない、目を合わせないことと忠告してくれました。