マイナス100から駆け上がる風太郎との関係性ーー冬アニメ『五等分の花嫁∬』声優インタビュー第2回:中野二乃役・竹達彩奈さん
印象的なシーンは“誰かのマネをするシーン”
ーー芝居の面で印象的なシーンはありますか?
竹達:みんなで四葉のマネをしていたシーンかな(第7話)。テストに遅刻しちゃって「おっはようございまーす」って四葉のマネをしながら順番に学校に入っていくんですけど、ああいう入れ替わりのシーンとか、誰かのマネをするシーンって、現場にいる空気感というか、お芝居もその場でちょっと参考にしている部分があるんですよ。
それが第2期だと一緒に録れないので、できないんです。「あれ? どうやってたっけ」と思って、本番前に思い出すために、その人の演技を見たり聞いたりしていました。
ーーでは、二乃以外のキャラクターで好きなシーンを教えてください。
竹達:みんなかわいかったから悩むなぁ(笑)。私、チョロいからすぐにキュンキュンしちゃうんですよ。だからみんなにキュンキュンしていて選べないんですけど、同じ第7話で、学校に遅刻しそうなのに五月ちゃんがコンビニに寄ってご飯を選んでるところはすごく好きです。
「もう遅刻するじゃん!」って急いでるのに、おにぎりを何にしようか悩んでいるんですよ! そういう食いしん坊なところがかわいいんですよね。私もご飯を食べるのがすごく好きなので、ちょっと気持ちが分かるというか。さすがに遅刻するのにコンビニに寄るとかはできないけど、遅刻よりもご飯っていうのがいいですね。
ーーこれはご自身の目線でもいいのですが、風太郎のカッコいいところはどこだと思いますか?
竹達:え~~。(ものすごく悩んでから)頭が良くて、勉強もできるのはカッコいいし、すごいと思います。あとは一生懸命なところですかね! 一度決めたらそこに向けて突っ走る。絶対に五つ子を見捨てないという深い愛情と優しさがある人なんだなって思います。
ーーアフレコで印象に残っていることなどはありますか?
竹達:第1期の頃は、休憩中にみんなで食べるお菓子タイムが、すごく五つ子感があって好きだったんです。食べるタイミングもみんなで違っていたりして、そこに個性というか、五つ子みが出るんですよね。休憩ですってなって、すぐに食べる子もいれば、持って帰る子もいるところとか。
ーー花澤さんは、その場で食べないタイプで、みんなが食べている姿を見ていたという話をしていました。
竹達:そうなんですね(笑)。結構私とか(佐倉)綾音はすぐに食べるタイプなんですよ。それで(伊藤)美来ちゃんは、いいのかな?って様子を見ながら食べるんです。
私がだいたい「休憩だ、やったー! お菓子お菓子!」ってルンルンで取りに行くじゃないですか。そこで選んでいると美来ちゃんがぴょこんと現れて「今日は何ですか?」って控えめに言ってくるのがかわいらしいんです! (水瀬)いのりちゃんは、その時々によるのかな。自分で持ち込んでいるときもあるし。だからそういうのがない第2期のアフレコはちょっと寂しいですけどね。