冬アニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編」メッチェン役・鬼頭明里さんインタビュー｜大久保瑠美さんもお墨付き！「メッチェンは、めっちゃイメージ通りだったよ」

シリーズ生誕25周年！　シリーズ累計1400万部を越えるライトノベルの金字塔『魔術士オーフェンはぐれ旅』。TVアニメ『魔術士オーフェンはぐれ旅』は、2020年1月から3月にかけて放送され、その続編に当たる『魔術士オーフェンはぐれ旅 キムラック編』が2021年1月から放送される。

今回の舞台は、魔術士根絶を教義とするキムラック教の「聖徒」キムラック。そこでオーフェンが出会うのが、若き女剣士メッチェンとなる。

メッチェンを演じたのは近年話題の役が多い鬼頭明里さん。本稿では、鬼頭さんに行ったインタビューの模様をお届けする。

鬼頭さんの気になるキャラクターは？

――メッチェンを演じることになったときの心境を教えてください。

鬼頭明里（以下：鬼頭）：まさかこんなに長い歴史があるすごい作品に関われるとは思っていなかったので驚きましたし、メッチェンという役を演じられることにも驚きました。

オーディションは、1期のときに実は別のキャラクターで受けていたんです。そこでは落ちてしまったのですが、アニメが放送されているのは知っていたので「やっているんだなぁ」と思っていたら、突然「メッチェン役で」というオファーが来て、「出られるんだ！」と嬉しくなりました。そのあと、どんなキャラクターなのかなと思っていたら、カッコいい感じの女性だったので、そこでもびっくりしました。

――おっしゃる通り歴史ある作品でもあって、99年に最初にアニメが放送されて、その時からオーフェンを演じている森久保祥太郎さんが座長の作品になります。そこから昨年再アニメ化され、キャストも大幅に入れ替わっていますが、作品に途中から加わるというのは、どうでしたか？　

鬼頭：2期からの登場ということで不安もありました。今は、コロナもあって状況的に2～3人ずつでしか録れなかったので、最初はすごく戸惑いがあったんです。でも、一緒になる方々が、みなさんすごく優しくて！　それこそ森久保さんもたくさん話しかけてくださったり、あとはクリーオウ役の大久保瑠美さんも、作品のことを細かく教えてくださったので、アットホームでしたし、不安はすぐになくなりました。

それに、原作のファンでもある大久保さんが「メッチェンは、めっちゃイメージ通りだったよ」と言ってくださったので、原作を知り尽くしている大久保さんが言ってくださるならと、自信を持てました（笑）。

――第1期を見られたと思いますけど、どんな印象を持ちましたか？

鬼頭：クリーオウがかわいいな！って思いました。結構シリアスなシーンでも、クリーオウだったり、マジク（CV.小林裕介）が出てくると場が和んだりコミカルになったりするので、それがすごくいいなと思いました。きっとオーフェンだけで旅をしていたらシリアスな旅になっていたと思うんです。だから、この2人が明るくしてくれているのかなっていうのもあって、好きなキャラクターです。

――クリーオウって、行動力があるし、たくましいですよね。オーフェンはどうですか？

鬼頭：オーフェンが変わりすぎてて驚きました！　昔、キリランシェロと呼ばれていたチャイルドマン教室の生徒だった頃と容姿が違うから、こんなに人って変わるんだ！っていうのが衝撃でした。だから、相当大変なことがあってオーフェンは今、こうなっているんだなと感じました。

――同一人物かな？と思いますよね。今作はキリランシェロのほうも森久保さんが演じているのも印象的でした。それにしても、オーフェンは主人公らしい主人公ですよね。

鬼頭：「なんでまた、俺を面倒に巻き込むのは女なんだよ」って決めセリフは色男感がありますよね！　その台詞、男に生まれ変わったら言ってみたい！って思いました（笑）。ヤレヤレみたいな。尖った見た目にはなったものの、やっぱりいいヤツなんだなっていう感じも好きです。