冬アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』制作発表会レポート|脚本家の野島伸司さん×アニプレックス×日本テレビによるオリジナルアニメ! 野島さんと若林監督、メインキャスト4人が登場
『高校教師』や『家なき子』など様々なTVドラマを世に放ってきた脚本家の野島伸司さんとアニプレックス、日本テレビが2021年のアニメ界に大きなインパクトを与えるオリジナルアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』が2021年1月12日から放送開始!
放送に先駆け、2020年12月16日に日本テレビにて制作発表会を開催。登壇したのは野島さんと、本作でTVシリーズ初監督を務める若林信さん、メインキャラの大戸アイ役を演じる相川奏多さん、青沼ねいる役の楠木ともりさん、川井リカ役の斉藤朱夏さん、沢木桃恵役の矢野妃菜喜さん。
最新情報満載の制作発表会のレポートと、配信されていない取材各社の質疑応答の模様をお伝えします!
若林監督が野島さんから言われて印象に残っているひと言とは?
野島伸司さんが初めてアニメ作品の原案・脚本を手掛け、アニプレックスと日本テレビがタッグを組む一大プロジェクトとして一躍注目を集めた『ワンダーエッグ・プライオリティ』。
制作発表会は日本テレビの伊藤 遼アナウンサーの司会進行でスタート。まず最初に登壇した野島さんと若林 信監督は「今日はアニプレックスが推薦してくれた若き天才の若林監督をフィーチャーしてくれたら嬉しいです」(野島さん)、「今、いい作品になるように頑張っていますし、これが終わったらまた会社でやろうと思っています(笑)」(若林監督)とコメント。
第1弾PVの初公開後に大戸アイ役の相川奏多さん、青沼ねいる役の楠木ともりさん、川井リカ役の斉藤朱夏さん、沢木桃恵役の矢野妃菜喜さんが登場し、6人そろってのトークセッション。
今回アニメの脚本を手掛けるきっかけについて野島さんは「今回のプロデューサーの1人である日本テレビの植野浩之君に『アニメで脚本を書いてみたいんだけど』とずっと前から話していて。物書きとしてはロボットに乗ったり、魔法を使ってもいいし、未来に行こうが過去に行こうが何を書いてもいいということは限界値を取っ払えるので、今回は書いていてすごく楽しかったです」と語ります。
また野島さんから届いた脚本を読んだ若林監督は「展開もセンテンスも力がこもっていて、ちょっと変えたくらいではそのパワーが失われないと感じたし、その力を弱めないように映像化しないといけないと思いました」と話しました。
「野島さんから監督へのオーダーはあったか?」という質問には「若い時、プロデューサーに『もっとこうしたほうがいいんじゃない?』と言われてイラっときて、『じゃあ、あなたが書けば?』と言ってしまったことがあって。だから若林監督には好きにやってもらえればと。以前、彼と飲みに行った時、いい意味でヤバい、普通じゃなさを感じたので『大丈夫だな』と確信しました(笑)。それからは監督から送られてくる絵コンテに目を通すくらいで。何の注文もせず、任せたほうがいいものができるんじゃないかなと思っています」と、自身のエピソードも交え、取材陣からも笑いが。
その発言を聞いた若林監督は「自分ではヤバいと思っていませんが(笑)、信頼していただけているのは嬉しいです。野島さんから1つあったのは『ドキュメンタリックにやりたい』と。自分の枠でとらえるのはやめたほうがいいんじゃないかと言われて、確かにそうだなと思ったし、そのようにやれているかなと思います」と笑顔をみせていました。
初めての4人の掛け合いから息もピッタリ!
アフレコ現場の雰囲気について斉藤さんは「すごく楽しくやらせていただいています。初めて掛け合いをやった時、『みんな、息が合ってるね』と音響監督(藤田亜紀子さん)から言っていただけて。それくらい最初からみんなのチームワークが発揮できたんじゃないかなと思っています」と話し、その発言を聞いてうなずく相川さんと楠木さんと矢野さん。
そしてこの4人によるユニット、アネモネリアとしてオープニング曲とエンディング曲を担当することも発表。
「曲が弾けて楽しい曲なので楽しくレコーディングできました」(相川さん)、「私が演じているねいるちゃんはクールな印象の子ですが、歌はさわやかでかわいらしい楽曲だったので、キャラで合わせていくのが大変でしたが、聞くと元気が出る曲なので早く皆さんに聞いていただきたいです」(楠木さん)、「桃恵ちゃんはちょっとカッコいい感じの女の子だったので、そのままで歌うのに苦戦しましたが楽しく歌わせていただきました」(矢野さん)。
そしてキービジュアルも初披露され、初見だったキャスト陣からはいっせいに「かわいい!」の声が。司会進行役の伊藤アナも興奮気味。放送情報とフォトセッションが行われたところまでで配信は終了。この後に質疑応答へ。