2021年1月後半の総括(ライバル)|青山吉能『みずいろPlace』#16
今回のテーマはライバルです
一笑いとったところで博識展覧会を開くんですが、1/21は「ライバルが手を結ぶ日」だそうです。知っていましたか?由来はなんだかまあ歴史上の人たちが仲悪くしていたんですが、いっちょ仲良くやろやと同盟を結んだことからそう言われているみたいですよ。なんじゃそりゃ。
なので今回のテーマは「ライバル」です。
ライバルというのは同等もしくはそれ以上の実力を持つ競争相手のこと。いつから「ライバル」という言葉を認識したかをあまり覚えていませんが、明確に同じもので競って、そして負けた経験なら、小学6年生のフォルダにしまってあります。
私の学校では、学年演劇という、6年生全員が一丸となって台本も全部自分たちが話し合って演者もオーディションをして選び、みんなでひとつの作品を作り上げるという一大イベントがありました。
わたしはその頃にはすでに声優という道を志していたし、なによりわたしは天才で、それがまだ見つかっていないだけだという確固たる自信がありました。なのでもちろん主役に立候補しました。よくある、天才子役の演技にモブ大人たちがザワっとするような、そんなシーンをふふふと妄想するなんて茶飯事でした。
今でも覚えてる。オーディションの場所は学校の視聴覚室で、脚本チームと先生たちが囲むようにいて、その真ん中で作中の1シーンを掛け合いで演じる。
私以外にもう3人くらいいたのかなあ、その辺りは自分しか見てなかったから覚えていないけれど。わたしの番が終わって、最後は3組のみきちゃん。みんな青山スターの演技に唸り散らかしてるだろうところにすみませんねとか思いながら見学。(ホントすごい自信だな)
あのまあ、結果として言うと満場一致で主役はみきちゃんに決定。本当に小6か…????となるくらい圧巻の理解力とお芝居力で、わたしのモブ大人ザワザワ妄想の主役すら、わたしではなくみきちゃんに塗り替えられました。作品としての主役も、わたしの人生の主役にもなれなかった。
すごく悔しかったし、悔しさ故に難癖だってたくさんつけたかったけれど、私以外が盛大に納得しているところを見て、なんかもにゃってなった。
結局わたしはみきちゃんに負けないぞという強い意志で様々な公募オーディションを受けたり落ちたりで今に至るわけなので、まあ結果オーライなのかなとも思います。