ディズニー&ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』日本版声優の浜野謙太さん&川栄李奈さんインタビュー|お二人にとっての“人生のきらめき”とは?
楽しく生きたい、曲をいっぱい作りたい
——お二人が好きなピクサー作品がありましたら教えてください。
浜野:この間見た『2分の1の魔法』がすごかったです。戦いのシーンもすごかったですし、これまでの作品とはちょっと趣向が違うというか。ダイナミックで最後にはドラゴンが出てきてウワァ~となったかと思えば泣かせるシーンもあって。もう圧倒されました。
川栄:私は『カールじいさんの空飛ぶ家』が大好きで、最近見直したとき、「こういう感じだったんだ!」と思いました。子供の頃に見たときと大人になって見たときでは、考え方も違っているので、見ているところが違い、深くて良いお話だなぁと感じたんです。
なので、今の子供たちが『ソウルフル・ワールド』を見て、5年後や10年後にもう1回見ると、また違った観点で見れるんじゃないかな、と思いました。
——2020年が終わり2021年を迎えます。自分の幸せや人生について考える『ソウルフル・ワールド』にちなみ、2021年ではどんな自分でありたいのか、お聞かせください。
川栄:私は毎年何かをやりたいというのはありませんが、“楽しく生きたい”という思いが1番にあります。今年も楽しくお仕事をさせていただきましたし、プライベートな時間も割とありました。充実できた年でしたので、来年も自分が楽しめていれば良いな、と思っています。
浜野:僕は曲をいっぱい作りたいです。
川栄:お~!
浜野:前まではリリースしよう!ということを考えて作ることが多かったのですが、こういう時代になって、みんな配信で曲をどんどん出していますし、良い意味でもったいぶらずに出すようになったと思うんです。なので、無駄な曲をいっぱい作りたいなぁと(笑)。
川栄:フラットに(笑)。
浜野:そうそう。満を持してとかそういうのではなく、短い曲だったりとガンガン作り続けていきたいです。
——最後になりますが、映画の見どころを踏まえて皆さんにメッセージをお願いします。
浜野:ソウルの世界を舞台にしているので身構えてしまうかもしれませんが、本当に映画の中にある音やニューヨークの街並みだったり、コミュニティーの温かさだったり。すごく細かいところや音楽のカッコ良さを、全身で浴びていただければと思います。
川栄:予告でも22番が「人生ってそんなに大切なものなの?」と言っているシーンがありますが、確かに今はコロナ禍で、皆さんもテンションが下がっている時期だと思います。
きらめきもあまり見つけられないなぁ……と思っている方がこの作品を観たときに、「1人じゃないんだ!」と思える作品です。
みんな同じ悩みを持っていたり、夢をつかんでも悩みが出てきたり、その姿を見ることによって「自分も頑張ろう」「日々を大切にしよう」と思えるので、楽しんで観ていただきたいです。
——ありがとうございました!
ソウルフル・ワールド
上映開始日:ディズニープラスにて独占配信
キャスト
ジョー役:ジェイミー・フォックス(CV:浜野謙太)
22番役:ティナ・フェイ(CV:川栄李奈)
理髪店の客ポール:(CV:木村昴)
スタッフ
監督:ピート・ドクター
共同監督:ケンプ・パワーズ
製作:ダナ・マレー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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