【連載】TVアニメ『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~』陽岡マサキ役・前野智昭さんインタビュー vol.2|“人生においてもサーフィンにおいても無駄なことはない”と思わせられる展開
衝撃的な事件が起きた第2話
――ここで第2話を振り返りたいと思います。第2話ではマサキが荒れた海に入りハプニングが起きましたが、収録してみていかがでしたか?
前野:第2話はアフレコの際に声をあてる映像の中で“キャラクターが動いている!”という感動で、が楽しかったです。その一方で、マサキが荒れた海に単身で乗り込むという衝撃的な事件が起きる。
マサキはショウたちに救ってもらえたから良かったですけど、そこでマサキはサーフィンは楽しいけれども常に危険が伴うスポーツだという部分を初めて認識しました。
楽しいし好きだからこそ、より慎重にいろいろと判断していかなければならないと、改めて勉強する回でもありましたし、海の中でショウに助けられたシーンは、結構今後も大事なポイントになってくるんじゃないかな、と個人的には思っています。
あのシーンはマサキにとっても生涯忘れることができないシーンだと思いますし、そういう意味でも非常に大事な回だったな、と。
――確かに。今後の話に深くつながりそうなシーンでした。
前野:あと、ナルが非常に自分のことを考えているキャラクターだとお話しましたが、その部分が第2話で感じられると思います。
マサキも自分にはないものをみんなが持っているという葛藤から、荒れた海にサーフィンしに行ってしまうところがあったので、第2話はそれぞれが自分と向き合うために必要な回だったと感じます。
――ショウの“サーフィンは天国に1番近いスポーツだ”というセリフに“ハッ”とさせられました。
前野:荒れ狂う海に出たら、ライフジャケットを身につけていたとしても呑まれてしまいますし、それだけ危険なスポーツだということですよね。
あと、話が変わりますが、海に沈んでいくマサキを助けるショウの胸元がセクシーだと、現場で小笠原くんが熱弁していました(笑)。
――おぉ!(笑)
前野:ワイシャツがはだけていて、そのはだけ具合がセクシーだと熱弁されていたので、ぜひ皆さんもそこに注目していただきたいです。
あとは、“自分だったら荒れ狂う波に入って助けに行けるかどうか”という話もしていました。
――前野さんだったらどうします?
前野:絶対に行けないです! 二次災害になる可能性があるので、すぐに助けを呼びに行きます(笑)。助けに行きたい気持ちは分かりますけど、“良い子の皆さんは真似をしないでください”と現場でもみんなで話していました。
想像もしていない出来事が起こる!?
――第2話では、マサキ、ショウ、ナルが語り合うお風呂のシーンもありましたね。
前野:第2話の最後に3人で一緒に入りましたね! そこで、中3の夏に開催される大会に出るという大きな目標を立てて、それまで一緒に練習を頑張ろう!と。
3人で明確な目標が決まったのは、彼らの成長に大きくつながるポイントだと思います。あのシーンも和気あいあいと収録させていただいたので、掛け合いをしていてすごく楽しかったです。
――アフレコ現場はとても賑やかそうです。
前野:そうですね。なかなかみんながそろって収録というわけにはいかなかったのですが、ショウ役の小笠原くんとはラジオでもやらせていただいているのもあって、リアルな掛け合いができていると思います。
あとは、マサキが飼っている犬のイソキチが良い存在です。最上さんが演じられていますが、隙あらば虎視眈々と存在感を出してこようと、いろんなプランを立てられていました(笑)。
――おぉ!これからイソキチに注目したいと思います!
前野:すごく存在感を出そうと頑張っていらっしゃるので、個人的にもぜひイソキチに注目していただきたいと思います。また、イソキチ以外にも動物が出てくる回もあります。そこも面白いポイントかもしれません。
――ネタバレなしで難しいかもしれませんが、ストーリーの中で今後注目してほしい展開があれば、ぜひ教えてください!
前野:みんなで“サーフィンを頑張っていこう!”というお話になる中で、いろんな出来事が起こります。中には衝撃的なこともあれば、そんなことで落ち込むの?と思ってしまうこともあったり。大きなことから小さなことまでいろんな出来事が起きていきます。
でも、その出来事の1つ1つがそれぞれのキャラクターを成長させる1つのきっかけになっていて。本当に、人生においてもサーフィンにおいても無駄なことはないんじゃないかと毎回思わされるような展開の連続になっていくので、ぜひ第2話以降もご視聴を続けていただければ嬉しいです。
本当にみなさんが想像もしていないようなことが起こっていくと思います。
――想像もしていない出来事とはどんなことなのか、少し教えていただけると……
前野:普通に考えたら非常に良くないことです(笑)。ただ、その良くないことが、もしかしたら誰かを成長させるきっかけにつながっているのかな、と思えなくもないですし……。でも実際に起きたら、もう大変なことです!大惨事!
――大惨事ですか!?
前野:はい。実は、台本をいただく前からチラッとお伺いしていたのである程度覚悟はしていましたが、実際に映像としてそのシーンを見ると衝撃的でしたし、“どうして!?”と思いました。
――"どうして!?”と思うシーンなんですね。マサキ自身にも関係のあることなのでしょうか?
前野:マサキ自身にも大きく関係しますし、いろんな人にも大きく関係する出来事だと思います。