トウカイテイオーを通して成長したMachicoさんと、マックイーンの深堀りで大西沙織さんが新たに発見した“ウマ娘性”――冬アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season 2』キャストインタビュー【連載第4回】
レースでの心情や葛藤を息に乗せるのが難しかった
――第1期があった上で、第2期では2人を深掘りしていくわけですが、演じる上で意識が変わったところや新たに発見したところはありますか?
Machico:第1話から感じたと思うんですけど、第2期は結構試練の多い物語になっています。第1期のテイオーなら明るいだけでよかったのが、明るさを保ちつつも弱い自分を表現するシーンもあって。第1期ほど色濃くキャラ声を立たせるよりは、そこをベースに置きながら自然に喋る感じでやっています。
もしかしたら、第1期のトウカイテイオーの声を認識しているトレーナーさんは、第1期や『うまよん』とは演じ方が違う?と感じるかもしれないです。でも、相手の気持ちをより汲んで会話に参加したり、相槌で語ったり、そういう(これまでの)テイオーでは難しかったことを通じて、自分も成長できたかなって思います。
大西:マックイーンは演じ方を変えたとか、そういう特別なことはなくて。ただ、ストーリー自体がマックイーンを深堀りしてくれているので、マックイーンのウマ娘性(人間性)が第1期以上に見えていると思います。
強いて言えば第2期はレースシーンがすごく多いんですよね。(レースで)戦っているときの心情や想いの変化を息にのせるのが意外と難しいことは、第2期をやって新しく発見したことかもしれないです。
――チーム<スピカ>のメンバーは、実際にはみんなすごく強い競走馬たちですからね。
大西:そうなんですよ。でも、ずっと勝っているだけではないですし、そこでの葛藤とかを息だけにのせるのが難しかったです。
Machico:踏み込みのタイミング(のときの演技)とかね。
大西:そうそう。
Machico:レースと言えば、第1期よりもレベルアップした走りのモーションや、作画の綺麗さにびっくりしました。第1期もすごいなと思っていたんですけど、それを追い越すような自然な走りだったので。視点もすごくて、格好いいです。
――走りの表現にはすごく力を入れているそうですからね。そんな第2期ですが、現状放送されている第3話までの感想をお聞かせ下さい。
Machico:なぜ第1話(症状が判明したのは第2話)から骨折しないといけないんだ!?第1話ぐらい平和に終わらせてくれよ!って思いました(笑)。最後にお父さん(シンボリルドルフ)とかトレーナーがすごい顔でテイオーを見るから、これはなんかあるってフラグが明確に立っちゃって。
私はそうなることを知っているので、AパートやBパートのセリフもフラグに思えてしまって、テイオーは笑顔なのに気持ち的には台本を読んで「マジか……」という印象でしたね。
大西:そうですね。第1期でも前半はみんなでワイワイやっていたのが、第7話をきっかけにしんどい話が続いた印象が強くて。今回は少人数でのアフレコでしたけど、みんなで「あれ? 展開早くない?」という話をしていました。
Machico:これからも一緒にドキドキしながら見守って欲しいです。
――そして、第3話のラストはトウカイテイオーが復帰レースに向かいます。URA賞でいただいた新しい衣装が初公開となりましたが、新衣装はいかがですか?
Machico:攻め攻めの衣装ですよね。野心に溢れて、燃え上がっている!
大西:フェニックス!って感じだよね。
Machico:すごく強そうだし、テイオーのわんぱく感と、レースを楽しみながら走っていくのにふさわしい感じが出ていて可愛いです。
大西:前回の衣装より重厚感もあるよね。貫禄が出たというか。
Machico:私は結構いろんなところががっつり出ている衣装好きだから、この新しい衣装もいいですね。
――へそも出ていますからね。
Machico:めちゃめちゃ出ているんですよ。(実際のライブ衣装として)実装していただいても、私は全然着ますよ(笑)!
――メジロマックイーンの新衣装は、今後のレースで披露されるのを期待しています。
大西:そうですね。私も楽しみです。