ぼくらの人生を変えたアニメ11選【2013年編】|『Free!』が友情や仲間の大切さを教えてくれた
2021年。テレビにかじりつき、画面の中で大冒険を繰り広げるアニメのキャラクターたちに夢を見ていた少年少女だったぼくたちは、いつの間にか大人になっていました。進学、就職、結婚、いろんな出来事があったけれど、でも、それでも、今でも、アニメが好きなのは変わりませんでした。
近年、10周年として大々的に売り出す作品も多くなってきたアニメ業界。今一度、ぼくらの人生を変えたアニメを振り返ってみませんか? 改めて振り返ってみると、これからの10年はとんでもなくすごい作品たちが10周年を迎えていくことに気づくはずです。
アニメイトタイムズでは、「ぼくらの人生を変えたアニメ11選」と題して、2010年〜2020年までの各年から1作品をピックアップし、アニメイトタイムズを代表するライターによる独自見解のもと振り返っていく特別連載を掲載していきます。
今回お届けする連載第4回は、2013年に放送された『Free!』です。執筆は福室美綺さん。
また、記事の最後に読者のみなさんの人生を変えた作品をアンケートで募集しています。あのときのあなたの状況を聞かせてください。きっと、あなたのアニメによって奮起させられた経験が、みんなの希望になることがあると思います。
それでは、連載スタートです!
『Free!』
■あらすじ
「七瀬遙」は、「水」にふれること――「泳ぐこと」が好きだった。小学生のころ、同じスイミングクラブに通っていた「七瀬遙」「橘真琴」「松岡凛」「葉月渚」。彼らは、小学校卒業前の大会での優勝を最後に、違う道へと進んでいく。やがて時が経ち、高校生活を無為に過ごしていた遙の前に、突然、凛が現れる。遙に勝負を挑み、圧倒的な強さを見せる凛。このままでは終われない。そして、真琴と渚が再び集い、新たに「竜ヶ崎怜」を引き込んで、岩鳶高校水泳部を設立。遙、真琴、渚、怜、そして、凛。これは、躍動感あふれる男子高校生たちの、水泳と青春と絆の物語――
■キャスト
七瀬遙:島﨑信長
橘真琴:鈴木達央
葉月渚:代永翼
竜ヶ崎怜:平川大輔
松岡凛:宮野真守
山崎宗介:細谷佳正
似鳥愛一郎:宮田幸季
御子柴百太郎:鈴村健一
松岡江:渡辺明乃
御子柴清十郎:津田健次郎
天方美帆:雪野五月
笹部吾朗:家中宏
■スタッフ
原案:おおじこうじ「ハイ☆スピード!」(第2回京都アニメーション大賞奨励賞作品)
監督:内海紘子
シリーズ構成:横谷昌宏
キャラクターデザイン:西屋太志
美術監督:鵜ノ口穣二
色彩設計:米田侑加
小物設定:秋竹斉一
撮影監督:高尾一也
音響監督:鶴岡陽太
音楽:加藤達也
連載バックナンバー
◆【2010年】『STAR DRIVER 輝きのタクト』
◆【2011年】『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
◆【2012年】『PSYCHO-PASS サイコパス』
◆【2013年】『Free!』
◆【2014年】『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』
◆【2015年】『響け!ユーフォニアム』
◆【2016年】『ユーリ!!! on ICE』
◆【2017年】『妹さえいればいい。』
『Free!』はずっと追い続けている唯一の作品
「あなたの人生を変えた作品は何ですか?」
私の答えはズバリ『Free!』。この世にはたくさんのアニメ作品が生まれ、現在でも生まれ続けていますが、『Free!』は出会ってから今でもずっと追い続けている唯一の作品です。
そもそも、私は人からおすすめされたり、インターネット広告で気になる作品を見つけたりするとすぐにハマってしまう“ちょろい性格”。
また、熱しやすく冷めやすい性質があり、そこまで1つの作品に対して深い愛を注いだことはありませんでした。(ハマるときはものすごいスピードでハマるが、すぐに熱が冷めてしまうタイプ)
そんな私がずっと追い続けていきたい、ずっと愛し続けたいと初めて思わせてくれた作品。この企画をいただいたときも、頭の中に1番最初に思い浮かんだのは『Free!』でした。
まさに私の人生を大きく変えてくれたアニメ。おそらく私だけじゃなく、たくさんの人が『Free!』と出会い、人生が変わったはずです。
本当は『Free!』を愛する同志たちと一緒に熱い想いを語り合いながら執筆したい!……けれども、今のご時世、なかなか会って語り合うことができない……。
だからこそ、この記事を通して『Free!』を愛する人たちが心を通わせる場になってくれたら良いなと思い、今心の中にある『Free!』への想いを綴ります。