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『Tokyo 7th シスターズ-僕らは青空になる-』アニメ完成記念座談会・前編

アニメ『Tokyo 7th シスターズ-僕らは青空になる-』春日部ハル役 篠田みなみさん、野ノ原ヒメ役 中島 唯さん、芹沢モモカ役 井澤詩織さんアニメ完成記念座談会・前編

人気アイドル育成リズム&アドベンチャーゲーム待望のオリジナルアニメ『Tokyo 7th シスターズ-僕らは青空になる-』が2月26日より期間限定で劇場上映!

『Tokyo 7th シスターズ』は2014年にサービススタートしたアプリゲームで、アイドル氷河期を迎えた2034年に次世代アイドル劇場型スタジオ「777」に集う少女たちがアイドルグループ、777☆SISTERSとして成長していくストーリーで、プレイヤーは2代目支配人として彼女たちを育成します。

ゲームの世界にとどまらず、多くの楽曲リリースや演じるキャストによるライブも日本武道館や幕張メッセ公演を成功させるなど、今もなお高い人気を集めているコンテンツです。

そんな『ナナシス』が待望のオリジナルアニメ化され、2月26日より期間限定で劇場公開されます。かつてアイドルシーンを彩ってきた箱スタの閉館を阻止するため、777☆SISTERSのメンバーたちが奮闘する姿が描かれ、森川智之さんと西村知道さんが演じるオリジナルキャラクターも登場するなど見逃せません!

完成を記念して777☆SISTERSのメンバー、春日部ハル役の篠田みなみさん、野ノ原ヒメ役の中島 唯さん、芹沢モモカ役の井澤詩織さんの座談会を前後編に分けてお届けします。前編では『ナナシス』の魅力やお気に入りの楽曲、アニメ化が決まった時の感想など語っていただきました!

 

素敵なストーリーと魅力的で感情移入しやすいキャラクター、楽曲の素晴らしさが『ナナシス』の人気の理由。

――『Tokyo 7th シスターズ』(以下、『ナナシス』)は2014年にゲームアプリのサービス開始から現在まで様々な展開があり、たくさんの方に愛されていますが、その人気の秘密や魅力についてお聞かせください。

春日部ハル役 篠田みなみさん(以下、篠田):ストーリーにはずっと変わらないテーマがあって、各キャラクターがそれぞれ成長していく姿に愛おしさを感じたり、プレイヤーの皆さんにも自分の人生と重ね合わせて応援されているような気持ちになれます。

 

 
同時に、彼女たちのことも応援したくなる、そんな関係性がすごく魅力的じゃないかなと思います。またキャラクターも1人ひとりが個性豊かですし、ストーリーによって各キャラクターが掘り下げられていたり、フィーチャーされているので、感情移入しやすくなっていることも人気の理由の1つかなと思います。

野ノ原ヒメ役 中島 唯さん(以下、中島):絵やストーリーが素晴らしいことはもちろんですが、誰でも1人は自分に似たキャラクターが見つけられることで、感情移入しやすくなりますし、「このキャラクターが頑張っているんだから自分も頑張ろう!」と背中を押してもらえると感じてくださっている方もいるのではないかなと思っていて。

私自身も「ヒメが頑張っているんだから」と励まされることも多くて。『ナナシス』は日々、生活していく中で一緒に寄り添ってくれたり、並走してくれる、そんな存在になっているんじゃないかなと思っています。

 

 
芹沢モモカ役 井澤詩織さん(以下、井澤):ストーリーやキャラクターが魅力的なことは2人が説明してくれましたが、楽曲の素晴らしさも皆さんをひきつける要因かなと。

『ナナシス』では演じるキャスト自身も実際のライブで歌わせていただく機会があって、『ナナシス』に触れたことがない関係者の方や友人が見に来てくれるんですけれど、「どれもいい曲だね」と言ってもらうことが多くて。

楽曲からもキャラクターの個性やストーリーが見えてくるし、ライブシーン自体も何度も見たい、聞きたいと思わせてくれるクオリティで。歌は『ナナシス』に欠かせない重要なファクターで、後押してくれる要素になっていると思います。

中島:よく「『ナナシス』って他と違うよね?」と言われるんですけど、どこが違うのかな?

井澤:オシャレさ? かな(笑)。

 

ハルは真っすぐでメンバーを引っ張る光のような存在。篠田さんはハルそのままの人!?

――ご自身が演じるキャラクターの魅力やご自身との相違点をお聞かせください。まずハルについてご紹介お願いします。

篠田:ハルちゃんはいつも真っすぐで、芯の部分は最初から変わらないけど、ストーリーごとに成長を見せてくれて。

 

 
777☆SISTERSのメンバーがくじけてしまいそうな時も光のような存在になって、みんなを引っ張っていってくれる、何度でも立ち上がる強さを持っているところが魅力的だなと思います。似ているところはあるかなあ……。

中島:ハルそのまんまだと思うけど。

井澤:うん。

篠田:ありがとうございます。そういえば行動が似ているなと思ったことがありました!自分が好きな洋服を相手に着せてみようという遊びを唯ちゃんとしたことがあって。

唯ちゃんがかわいいあまり、いろいろとかわいい洋服を着せてしまったんですけれど、『ナナシス』のストーリー上でもハルがヒメに「アレも似合うよ」、「コレも似合うよ」と着せているシーンがあったことを思い出して、「私たち、同じことしてるね」と笑い合ったことを覚えています(笑)。

違う点は、私はすごく悩んでから行動するタイプですが、ハルはまず行動してから悩む子なので、そこは違うかなと思います。これでいいでしょうか?
中島:いいと思います(笑)。

――次はヒメについてお願いします。

中島:ヒメは男勝りな性格で、しゃべり方もお父さんに似て、下町っぽい口調ですが、本当はかわいくなりたいと思っている普通の女の子で。ストーリーの中でも「変わっていこう!」という気持ちが段々見えてきて。

 

 
あとすごく仲間想いで、仲間のために怒れることって素敵だなと。似ている点は……恥ずかしがり屋なところかな?

井澤:兄弟が多いところは?

中島:そうだ! 私もいっぱいいます! ヒメは3人兄弟で下に妹と弟がいるんですけど、私は4人で、妹2人、弟1人で、お互いに長女なのも一緒です。またヒメは元気で明るい子だけど私自身は感情をあまり表に出せないので、そこは見習いたいなと思っています(笑)。

――中島さんのここまでの話し方や表情を見ると明るくて似ているなと思いましたが……。

中島:本当ですか? でもずっとテンションが高いタイプではなくて。

篠田:でも唯ちゃんもムードメーカーですよ。ライブの練習中でも、みんなが疲れてきたなという時に、唯ちゃんが盛り上げてくれます。

井澤:割とケロっとしているよね。あまり疲れた表情とか見たことないかも。

中島:確かにケロっとはしてますね。

篠田:だからムードメーカーなところは似ていると思います。

中島:ありがとう。改めて言われると照れますね(笑)。

――ではモモカについてもご紹介お願いします。

井澤:モモカはひと言で言うとグータラで。777☆SISTERSのみんなが「頑張ろう! オー!」って盛り上がっている時でも、モモカは「頑張るの?」みたいな。

でも足を引っ張るグータラではなくて、雰囲気をやわらかくするような。メンバーがピリっとしたり、緊張している時に「まあ、気楽にすればいいんじゃないの」と言ってあげられる、ヒメとはまた違った形でのムードメーカー的な存在なのかなと思います。

 

 
「頑張るぞ!」と口には出さなくても、頑張れちゃうところとか、うらやましいなと思えるキャラクターです。

中島:モモカのあの強さは私も欲しいです。

井澤:そうだね。あとEPISODE5.0では未来のお話が描かれていて、モモカはマネージャーに成長するんですけど、それを知ったことで、彼女の緩急がより理解しやすくなりました。

篠田:まさかモモカがマネージャーになるなんて、誰もが想像できなかったくらい、一番

成長したキャラクターだなと思います。私も誇らしいですよ。

中島:「モモカが働いてる!」って。

篠田:そしてモモカが考えていることがわかったので、すごく好きなエピソードです。

井澤:モモカはサポートタイプなんだなと。自分が前にというより、一歩引いて、みんなを見て、バランスを取っていて。

また株やFXなどの知識にも長けていて、もうけまくったこともあって、本当はすごく頭がいいんです。私と似ているのはグータラなところです(笑)。

篠田:でも声がそのまんまですよね。

井澤:そうなの! ライブでごあいさつする時、最初にキャラクターボイスでしゃべった後に地声でごあいさつするんですけど、私だけ変わらなくて、ざわざわすることがよくあります。違うし、自分ではちゃんと演じているつもりなのに(笑)。

 

――『ナナシス』にはたくさんの楽曲がありますが、お気に入りの楽曲を挙げるとすれば?

篠田:「Cocoro Magical」が好きです。ソロパートがあるので、777☆SISTERSのメンバーそれぞれの個性豊かな歌い方を聞けるし、明るくかわいく歌っているメンバーの姿を見ていると逆に泣けてくるんですよね。

中島:親目線?(笑)

篠田:「MELODY IN THE POCKET」もエモくて、感動できるんですけど、いろいろあったけど、「Cocoro Magical」で明るく楽しそうにしている彼女たちを見るとウルウルしちゃうんですよね。

中島:私はWITCH NUMBER4を愛しているので、WITCH NUMBER4の曲が好きなんですけど、その中でも特に「星屑☆シーカー」が好きで、元気がない時に聞くと元気になれるんです。曲調やテンポに加えて、みんなの歌声も元気で、聞いていると私も泣いてしまうんですけど。

一同:(笑)。

中島:「みんな、尊いな」って。何で泣きたくなっちゃうんだろう? しかも電車に乗っている時でも。ただの不審者ですよね(笑)。

井澤:電車の中では泣かないでください(笑)。私はSiSHの曲が好きで、特に「さよならレイニーレイディ」が好きなんです。「いつかきっと君の記憶も虹のように消えてしまって」という歌詞があって、それがどうしてもアイドルとファンの関係に思えて。

 

 
「好きだ。好きだ」と言ってくれても、いつか虹のように忘れ去られてしまうんだろうなって。嫌いになって記憶がなくなるのではなく、虹のように、すっと消えていくと思うと泣けます(笑)。

中島:寂しくなる気持ちはわかりますけど(笑)。

井澤:楽曲自体は恋を歌っているはずなのに、歌詞に出てくる感情がすごく理解できるというか。

篠田:アイドルとファンに置き換えられるって、不思議な感情ですね。

井澤:私、根暗だから(笑)。

 

アニメ化を知らされて「やっとか」と思った井澤さん。篠田さんと中島さんの最初の感想は?

――今回のオリジナルアニメ化、しかも約77分という長編かつ劇場上映が決まった時の感想をお聞かせください。

篠田:最初に聞いた時は夢じゃないかと思って、しばらく信じられなくて。ツイッターで発表があったり、台本をいただいて、やっと「本当だったんだ」と実感が湧いてきて、早く作品を皆さんに届けられたらいいなと思いました。

中島:私も信じられなくて、台本をいただいてもまだ信じられなくて。完成した映像を見るまでは信じないようにしてました。もしかしたら「実はドッキリでした!」という可能性もあるじゃないですか?

井澤:いやいや、それはありえないでしょう。

中島:でも、実際に映像が完成して、777☆SISTERSのみんなが動いている姿を見て、「本当なんだ」という嬉しさが湧いてきて。皆さんにも同じ喜びを共有してほしいし、いっぱい見てほしいなと思いました。

井澤:私は「やっとか」という感じです(笑)。正直、こんなに素敵な作品がアニメ化しないわけがないだろうと思っていたし、同業の人からも「『ナナシス』アニメ化しないの?」とずっと言われ続けてきて。

アニメ化を信じていたからこその「やっとか」で、「満を持してきましたね」と。でもやるとしたらTVシリーズかなと思っていたので、まさか劇場で見られるなんてビックリしました。

――発表した後のファンの皆さんの反響はいかがでしたか?

篠田:反響は大きかったです。

井澤:できることならライブの会場で発表して、直接その反響を声で聞きたかったよね。

中島:ライブをやるたびに告知すると「アニメ化か!?」ってみんな言ってましたよね。

井澤:今回はツイッターでの発表だったので。

篠田:でもコメントもたくさんいただいて。たくさんの方に祝福や期待しているよという声をいただいて、嬉しかったです。

 

 
(後編へつづく)

作品情報

 
アニメ『Tokyo 7th シスターズ-僕らは青空になる-』は2021年2月26日より期間限定上映スタート!

 
(C)Project_t7s_A

 

CD情報

 
777☆SISTERS「Across the Rainbow」(主題歌「Departures-あしたの歌-」収録)
2020年11月25日発売
初回限定盤 2,000円(税別)
通常盤 1,500円(税別)
発売:ビクターエンタテインメント

 

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アニメ『Tokyo 7th シスターズ-僕らは青空になる-』公式サイト
『Tokyo 7th シスターズ』ポータルサイト

 

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