高層ビルを舞台にしたデスゲーム漫画がアニメに!『天空侵犯』本城遊理役 白石晴香さん×二瀬真由子役 青木志貴さんが語る魅力と見どころは?|インタビュー
遊理のセリフをそのままナチュラルに。すごいセリフ量で、台本はマーカーで一色に!?
――遊理を演じる時に意識したことや収録時に印象に残っているディレクションを教えてください。
白石:演じる時に「原作に書いてあるセリフを、そのまま読むように演じてください」というディレクションがあったので、セリフを役に落とし込むというよりは、そのまま口にすることによって、コミカルな部分がより引き立つように意識していました。
またセリフ量も多くて、台本の自分のセリフ部分をマーカーで塗るんですけど、ほとんど塗り尽くされてしまって(笑)。壁を登ったり、吊り橋を渡ったり、アクロバティックなシーンが多々あったので、私自身もつい体を動かしてしまいがちだったのですが、「動きは静かに、声はリアルに」を意識しながら収録しました。
二瀬のいろいろな面を出せるように意識。印象的だった斬新なディレクション!?
――二瀬を演じる時に意識されていることは?
青木:二瀬はクールな女の子ですが、遊理の前でのかわいい一面もあったりして。最初は冷徹なイメージでしたが、人間くさい部分もあって徐々に人間味も出てきます。なので、回を重ねるごとに感情が豊かになることを意識していましたね。
またアフレコ中、遊理のコミカルなお芝居や、叫び声、やられ声などのシーンで「なるべく汚い声を出してください」というディレクションが割と多くて。こんなかわいい方に出すディレクションとしては斬新だなと思ったことを覚えています(笑)。
アフレコ現場はたかた監督の収録前の前説で和やかに!?
――アフレコの様子はいかがでしたか?
白石:たかたまさひろ監督が、毎回「こういうことを表現したい回です」というのを説明してくださってから収録が始まるので、みんなで目指す方向性を共有しやすかったです。
またそのお話もおもしろいんです(笑)。監督の独特の世界観がこの作品にもピッタリだと思いました。アフレコも順調に、なごやかな雰囲気で進みましたね。
青木:クレジットでこんな名前が前に出る作品はアニメでは初めてだったので、アフレコの最初の頃はとても緊張したし、正直不安もありました。
でもたかた監督が毎回、おもしろくお話しして雰囲気を和ませてくださいましたね。台本にも監督の個人的な小ネタが挟んであったりして癒されました。回を重ねるごとに、皆さんとなじめて緊張せずにやれるようになりました。