内田彩さんに新曲「∞リボンをギュッと∞」について聞いたら、ぐんまちゃんへの深すぎる愛が返ってきた話【インタビュー】
内田彩、ぐんまちゃんへの愛を更に語る
――楽曲についてありがとうございました。今日は、もう少し内田さんとぐんまちゃんについてもお聞きできればと思います。今回初めて調べたのであまり詳しくは存じあげないのですが、ぐんまちゃんは「ゆるキャラグランプリ」でもすごい成績を収めているそうですね。
内田:はい。群馬県のご当地キャラクターとして27年間存在していて。なんというか、風格が違うんですよね(ドヤ)。
――なるほど……。キャリアが違うんですね。
内田:私は小学生のときから、あの黄色いポニーを知っているので。群馬県民はぐんまちゃん愛が強いと思います。
そうそう。「ゆるキャラグランプリ」ではずっと2位だったんです。「今年こそはぐんまちゃんを1位にしよう!」というポスターが県内に貼られるくらいでした。その年に見事1位を取って、群馬県民はみんな「やっとぐんまちゃんに1位を取らせてあげられた!」と思っていたと思います。
――内田さんが初めてぐんまちゃんを知ったのは何歳くらいのときだったんでしょうか?
内田:もともとは、あるイベントのためのキャラクターで、ゆうまちゃんという名前だったんですよ。それを見たときに「可愛い!」と思いました。小学生のときですかね。
県の施設とかにぬいぐるみが置いてあったり、タオルとか手ぬぐいとかのノベルティがあったりするんですけど、「ゆうまちゃんのが欲しい!」と言っていた記憶がすごくありますね。子どものころからよく目にするキャラでした。
――地域によっては空港などで出迎えてくれるマスコット(徳島空港のすだちくんなど)もいたりしますが、ぐんまちゃんは地元での根付き方としてはどういった感じなんでしょうか?
内田:ゆるキャラが流行り始めたころに雑誌で特集されていて、いつの間にかぐんまちゃんになっててびっくりしました!(笑)それを知ったのが10数年前くらいでした。それまでは、たまに市や県の施設で見かけるくらいでしたけど、それからはいろんなところで見かけるようになって。
ぐんまちゃんは県に申請して手続きをすれば誰でも使えるようになっていて。県のHPとか見るといろんなパターンがあったりします(笑)。群馬県の人には親しみやすいキャラクターだったと思います。
――内田さんは、いつからぐんまちゃんの熱狂的なファンになったんですか?
内田:ゆるキャラが流行り出したとき、ぐんまちゃんとしての活動が始まってからですかね。「え!? ゆうまちゃんがぐんまちゃんになった!」という衝撃とともに、活動を目にするようになって。
――一気に熱が加速したということですね。
内田:ええ。もともとそういったキャラクター類って大好きなんですけど、ぐんまちゃんはデザインというか、存在感もすごく好きなんですよ。
声優を目指して上京したぐらい、デビュー間もないくらいのときに、喋るゆるキャラも増えてきていたんですけど、「ぐんまちゃんが喋るのはイヤだな、喋るなら私がやりたいくらい」と思ってました(笑)。
ぐんまちゃんって口がちょこんと付いてて、あんまり動きも激しくない、のんびりとしたキャラクターですよね。
こういうキャラクターって、見た人の感情に寄り添えるように、という理由があるらしくて、それに近いなと思っていて。あんまり主張しすぎない感じがすごく好きですね。
群馬県内にもいろんなキャラクターがいるんですけど、初めて好きなった県のキャラクターなので、思い入れもありますね。
――ほかにもぐんまちゃんの魅力をぜひ、読者の方にプレゼンしていただければと思います。
内田:ぐんまちゃんは、立体化したときの見た目もすごく可愛いんですよ。画像を検索すると、着ぐるみの歴史なんかも感じられるんです。ちょっとずつちょっとずつ、どんどん可愛くなっていって。そういうのを見るのも楽しいです。
――面白い楽しみ方ですね。
内田:昔はオレンジが強い生地だったんだ、とか、顔がのっぺりしてたんだ、とか(笑)。あと、お洋服をたくさん持っていて、ぐんまちゃんは四季折々いろんな服を着てるんですよね。水着とか、着物とか。いろんな衣装を見られるのもすごく好きですね。
――着替えるゆるキャラというのは、確かに面白いですね。全然イメージがなかったです。
内田:そうなんですよ! 基本は緑色のベストを着ることが多いんですけど、めちゃくちゃいろんな衣装があって。私はカッパ姿が好きです。あと、サンタ服も好きですね、このときは頭にリボンを付けていて。
――性別も超越しているというか、男女どちらの服も着ていて、今っぽい要素も持っているんですね。
内田:そうなんです! 女の子スタイルもすごく可愛くて。今回の曲も「リボン付けてもらったら可愛いかなぁ」とか考えていたんですけど、なんと新しい衣装で登場してくれました。
今度はどんな服を見られるんだろう? という楽しみがありますね。群馬県民は昔からいろんなところでぐんまちゃんに触れる機会が多かったと思います。
――ちなみに特技は「みんなを癒す不思議な力」なんだそうですね。
内田:もうね。感じてます! MVの撮影も朝から夜までずっとだったんですけど、一瞬たりとも疲れませんでした! 「ねー? ぐんまちゃん」ってずーっと一方的に喋ってました(笑)。
みんなで一緒に踊ろう!
――YouTubeではMVが公開されていますが、SNSでもみんなで一緒に踊って楽しんでほしいですよね!
内田: SNSで発信することで色んな人にも触れてもらえるきっかけになるというか、可愛いって思ってもらえることがすごく大事なことだと思っていて。
出口たかしさんが「SNSではやっぱりキャッチーなポーズが大事!」といろいろ考えてくれて、結んだリボンと羽を足したようなポーズができあがったんですけど、最初は私が「ぐんまちゃんができないポーズはちょっと」、「子どもができないんじゃないか」と言っていたんです。
でも、「子どもに教えるときはOK! とOK! をくっつけてみよう、ハイ、できた~」と教えてくれて、さすが……! と思いました。ちょっと工夫して楽しいポーズを考えてくれました。
「鶴舞う形の群馬県」という、群馬県民なら誰でも知っているカルタの札があって、ぐんまちゃんもお得意ポーズとしてやっていて、私もイベントなどでご一緒したときはやっていました。ぐんまちゃんファンにはおなじみのポーズになっているんですけど、それをサビの振りに取り入れてくれたりして。「真似したいな」と思ってもらえたら嬉しいなって思います。
――今回の衣装は割と内田さんを意識したものになっているんですか?
内田:今回はぐんまちゃんの新衣装に合わせて私や、ダンサーさんたちの衣装も用意していただきました。
映像制作のチームも、すごく可愛いセットを選んでくれて。一日中「可愛い」ってずっと言ってました(笑)。
――「可愛い!」と興味を惹かれて、MVを見て、SNSで自分のダンスを上げる、と盛り上がるといいですね。MVとは別に振り付け動画も出たりするんですかね?
内田:その予定もあるみたいです。 私は「ぐんまちゃんオンリーのやつを作ってほしい」ってめっちゃ言ってました(笑)。ダンサーのみんなが出てきたり、私と一緒に踊ったりといろんなパターンを撮ってもらったんですけど、ぐんまちゃんひとりで踊ってるだけでも大変に可愛いから、ぜひ出してほしい! って私はずっと懇願してました。
――完全に(内田さんが)楽しむ用じゃないですか(笑)。
内田:ぐんまちゃんファンが「可愛い!」って喜ぶだけのやつです(笑)。
――また、今回は絵描き歌もあるということで、動画も出る予定だそうですね。
内田:「はい! じゃあ今みんな描いてみてくださーい!」ってテストもしたりして。そこから「ここ早いよね、難しいよね」みたいに言い合ったり、アイデアを出し合ったりして。家に帰った後もひとりで歌いながら、動画を作るときはこの順でこうやって……みたいなことをずーっとやってました(笑)。
――ありがとうございました。では、最後にファンの方へメッセージをお願いします。
内田:「ぐんまちゃんと一緒に楽しくなにかをやりたいね」といつも言っていたことが、こんなに素晴らしい形で実現できるなんて、思ってもみなかったです。ずっとアピールしていたことがぐんまちゃんに届いて、こんなに可愛らしく、私の夢がいっぱい詰まった形で完成しましたので、ぜひ楽しんでください!
私とぐんまちゃんが一緒に作ったことで、今までぐんまちゃんを知らなかった人たち、可愛さに気づいていなかった人たちに、ぐんまちゃんの魅力が届いたら、いちぐんまちゃんファンとして本望だな、と思いますのでチェックしてみてください!
取材 川野優希
「ぐんまちゃんお誕生日会2021」の模様はこちらから!
「∞リボンをギュッと∞(ぐんまちゃんダンス)」楽曲情報
作詞:金子麻友美
作曲・編曲:浅野尚志
※主要ストリーミング及びダウンロードサイトで配信中
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内田彩 音楽情報HP
内田彩 -Aya Uchida- Music Channel
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