Netflixオリジナルアニメシリーズ『天空侵犯』新崎九遠役関根明良さん×スナイパー仮面役梅原裕一郎さん対談｜地上波ではできない表現やバトルも心もよく動くアニメ

スナイパー仮面にちなんで今、「狙っている」ものは？

――九遠は世間知らずのお嬢様ですが、最近まで知らなかったことなどありますか？

関根：少し前になりますが、“エモい”という言葉が出始めた時、意味を勘違いしていて。「得も言われぬ気持ち」のことを“エモい”だと思っていたので、友人との会話の中で“エモい”が出てきた時、「得も言われぬ気持ちのことでしょ」と知ったかぶってしゃべったら、「えっ!?」と言われてしまって。恥ずかしかったし、悲しかったです(笑)。

梅原：最近、ボクササイズを始めたんですけど、そのおもしろさをつい2～3週間前に知りました。知人に少し教えてもらった後、家でYouTubeを見ながらマネしてやるのが毎日楽しくて。だから今、サンドバッグを買おうかなと思っているんです。家でスパーリングしたいのですが、でも実際にやるわけにはいかないので、代わりにサンドバッグを夜な夜な叩こうかなと思っています。

――狙い撃ちが得意なスナイパー仮面にちなんで、今狙っているもの(欲しいもの、買いたいもの)はありますか？

関根：フルーツ大福です。通販でチェックしたら、私が一番食べたかったフルーツ大福の旬が過ぎてしまったため買えなくて。「絶対、マスカット大福を買って食べるんだ！」と旬の時期をカレンダーに記入しています(笑)。

――アフレコで関根さんのパフォーマンスを上げるにはフルーツ大福が一番ということがわかりました(笑)。

関根：テンションが上がるかもしれません。決しておねだりではありませんからね！(笑)

梅原：僕は趣味で株式投資をしているんですけど……。

関根：驚きの事実が！

梅原：もちろん趣味の範囲内なので少額ですよ。1年前くらいに株が暴落した時に買っておけばよかったなとすごく後悔しているので、今度暴落した時にはたくさん買っておこうと時期を見極めているところです(笑)。

NETFLIXならではの描写に、演者のアドリブが炸裂するコメディも見どころ！　謎解きの楽しさも！

――全12話を通しての『天空侵犯』の魅力や見どころ、注目ポイントのご紹介をお願いします。

関根：緊迫していて“死に物狂い”という言葉がピッタリな作品ですが、仮面さんたちのはっちゃけ具合だけでなく、殺されそうになっている方々のアドリブなのか、そうじゃないのか、わからないお芝居にもご注目いただきたいです。「まだ妻がいて、ローンが払えてない」とか、死ぬ直前の絶叫も楽しんでいただけたら(笑)。

――まだ作品に触れたことがない方は関根さんのコメントを見て、コメディ作品と勘違いする方もいるかも。

関根：皆さんのアドリブがおもしろくて。二瀬ちゃんに殺されそうになった人も、「犬と家だけはあげられないけど、それ以外ならあげるから」と命乞いしたりするんです(笑)。

梅原：監督も「ギャグっぽいところはあるので、そこは活かしていただきたい」とお話しされていました。地上波ではできない、Netflixならではの魅力もありつつも、ところどころに散りばめられたギャグやコメディも見どころの1つだと思います。

話の展開的に謎だらけの状態からになりますが、少しずつ必要な情報が開示されていき、謎が明かされていく楽しさを感じていただければと思います。

――ご自身のキャラクター的な見どころは？

関根：九遠ちゃんはずっと動じず、ぽやぽやしているので、殺伐とした緊迫感のあるシーンが続く中で閑話休題的といいますか、癒しみたいな存在になれたらいいなと思っています。
梅原：スナイパー仮面は、最初は謎に包まれた人として登場しますが、過去の記憶を取り戻したり、理火との関係性も明らかになっていくことで、どんどん魅力が増していくキャラクターです。ぜひそこを楽しんでいただければ嬉しいです。

原作ファンも満足してもらえるアニメに。12話の先が気になった人は原作を読んで、そして2期の実現を応援してもらえたら！

――ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

関根：アニメから作品に触れてくださった方には「スナイパー仮面と理火君の関係は？」、「神に近い人物って何？」、「大天使っていったいどうなるの？」など気になるところがたくさん出てくるかなと思います。アニメ本編で描かれていないおもしろい話がまだまだあるので、アニメを見た後にぜひ原作も読んでいただけたら。

そして今回、アニメで描かれたエピソード以降にも本当にいいシーンが沢山あるので、ぜひまた演じる機会ができたらいいなと願っています。

梅原：原作ファンの方はもちろん、初めて『天空侵犯』をご覧になる方にも、個性的なキャラクターたちの掛け合いやバトルシーンなど、爽快感、疾走感を存分に楽しんでいただけるのではないかなと思っています。

そして既に全話をご覧になった方は「ここで終わるんかい!?」と思われたかもしれませんが(笑)、続きは原作を読んでいただければ。もし機会があればアニメで続きを見たり、演じることができたらいいなと思っています。まずは『天空侵犯』のアニメを楽しんでいただければと思っています。

『天空侵犯』作品情報

Netflixオリジナルアニメシリーズ
Netflixにて全世界独占配信中
https://www.netflix.com/title/81043571

【アニメ公式サイト】
https:// high-rise-invasion.com/

【アニメ公式Twitter】
@tenkuu_PR　#天空侵犯

【INTRODUCTION】
女子高生・本城遊理が迷い込んだその世界は、無数の高層ビルが吊り橋で繋がる明らかな“異常空間”だった。何も知らずに逃げ惑う人々を、容赦なく殺戮する謎の“仮面”。この地獄のような世界で生き残るには仮面に殺されるか、殺すかの二択しかない。

遊理はこの理不尽な世界をブチ壊すため、生き抜くことを決意するが果たして――？

『亜人』の三浦追儺(ついな)と、『ボックス！』の大羽隆廣がタッグを組んだ、狂気のグロ死(デス)ゲーム漫画「天空侵犯」がついにアニメ化！

地上に降りることが出来ない高層ビルを舞台に、圧倒的高所と圧倒的絶望感で描かれる予測不能の凶騒サバイバル！

考えるな、絶望しろ。――世界(ルール)なんてクソ食らえ、ぶっ壊す。

【キャスト】
本城遊理：白石晴香
二瀬真由子：青木志貴
新崎九遠：関根明良
本城理火：榎木淳弥
スナイパー仮面：梅原裕一郎
相川守：福山潤
日下部弥生：日笠陽子
沖原真司：緒方恵美
青原和真：遊佐浩二
アイン：安済知佳
ディーラー仮面：伊藤静

【スタッフ】
原作：三浦追儺
漫画：大羽隆廣（講談社週刊少年マガジン編集部・DeNA「マンガボックス」連載）
監督：たかたまさひろ
シリーズ構成：待田堂子
キャラクターデザイン・総作画監督：植田羊一
総作画監督：牛島勇二、五十内裕輔
美術監督：谷口純基（アートチーム・コンボイ）
美術設定：根本洋行（アートチーム・コンボイ）
プロップデザイン：小川浩
色彩設計：小針裕子
撮影監督：田中浩介
3DCGディレクター：菅友彦
編集：宇都宮正記
音楽：tatsuo、酒井陽一
音響監督：たかたまさひろ
音響制作：セイバーリンクス
アニメーション制作：ゼロジー