悲しき学生生活は無駄ではなかった!?　思春期ならではの葛藤が繊細に描かれた春アニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』石見舞菜香さん、千菅春香さん、高倉有加さんインタビュー【前編】

2021年4月放送予定のアニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』は、誰もが知る大人気イラストレーターの岸田メルさんがキャラクターデザインを担当した注目作。原作は2017年にコーエーテクモゲームス ガストブランドからPlayStation4とPlayStation Vita用に発売されたゲームだ。

アニメ『BLUE REFLECTION RAY/澪』（以下、BR RAY）は、原作をベースに作られた完全オリジナルアニメーション。ゲームとは異なる美少女たちが、運命に立ち向かっていくストーリー。

アニメイトタイムズでは、まだ多くが謎に隠されている『BR RAY』についてキャスト陣にインタビューを実施！　石見舞菜香さん、千菅春香さん、高倉有加さんに、作品の見どころや演じるキャラクターの魅力などを伺った。

ごく普通の女子高生たちが持つ悩みや葛藤を描く青春ストーリー

――『BR RAY』でご自身が演じるキャラクターはどのような人物でしょうか？

平原陽桜莉役・石見舞菜香さん（以下、石見）：「平原陽桜莉」ちゃんは天真爛漫で、いつも明るく元気なキャラクターです。陽桜莉ちゃんには大好きなお姉ちゃんがいるのですが、彼女は陽桜莉ちゃんの思いを大切にしてくれます。そのお姉ちゃんの影響もあって、陽桜莉ちゃんもまた、他人の思いを大切にできる女の子です。

羽成瑠夏役・千菅春香さん（以下、千菅）：私が演じさせていただく「羽成瑠夏」ちゃんは、クールな女の子で、陽桜莉ちゃんとは対を成すような性格です。行動派な陽桜莉ちゃんは、いつも明るくてみんなの中心にいるような女の子なんですけど、瑠夏ちゃんは行動よりも思考型というか、冷静な一匹狼のように見られちゃうこともあります。でも、本人はそんな自分を変えたいと思っているんです。

田辺百役・高倉有加さん（以下、高倉）：「田辺百」ちゃんは元ヤンという、異色な女の子で、若い頃はけっこう荒れた毎日を過ごしていたようです。でも、いまはかなり落ち着いていて、言葉遣いはサバサバしていますが、本当は面倒見がよくて、みんなの頼れるお姉さんといった感じで。性格は見た目よりもコミカルだったり、ちょっと抜けている部分もあります。

――今作はどのようなお話でしょうか？

石見：『BR RAY』には陽桜莉ちゃんだけでなく、岸田メル先生のキレイで透明感のある、とてもかわいらしい女の子がたくさん登場する作品です。女子高生ならではの不安定さや、自分との葛藤が繊細に描かれています。

千菅：私も、それ思いました！　かわいい女の子がたくさん登場するので、「この子の容姿が好きだな」とか「この子は自分と似てるかも」、「この子の悩みは理解できるな」など、いろいろな感情移入ができる作品だと思います。少女たちが何人登場するのかでいうと、けっこう多いですよ！　みんなそれぞれの悩みを抱えながら生きているので、世界観を楽しみつつ、人間ドラマとしても見応えのある作品だと思います。

高倉：共感できる悩み、あるよね～。彼女たちは思春期ならではの悩みを抱えています。他人には言えない悩みだったり、言ったとしてもわかってもらえなかったり……。精一杯生きている彼女たちの心理描写が丁寧に描かれています。彼女たちに共感してもらったり、ご自身の思春期のころを懐かしく思っていただけたら嬉しいです。