『舞台「ROAD59 -新時代任侠特区-」摩天楼ヨザクラ抗争』蒼井翔太さんインタビュー│取材を受けるときもヒールは履いていたい、爪も綺麗に塗っておきたい――指先までその人物になりきるのが“役者としての性”
1人1人がチート状態!? 「PHOENIX」のお気に入りキャラクターは?
――たくさんの登場人物が出てきますが、気になるキャラクターや戦ってみたい相手はいますか?
蒼井:どの組も特色があって感情移入してしまうところがあると思いますが……やっぱりうちの「PHOENIX」が1人1人がぶっ飛び過ぎていて、チート状態みたいなところが好きです(笑)。特に、アンソニーが一番のお気に入りでして。
――その理由をお伺いしても?
蒼井:ベネディクトと同じ感覚なのかもしれません。アンソニーは前回の舞台の映像を見させていただいたとき、台本を読んだときとイメージが変わったキャラクターなんです。
表向きは可愛らしい雰囲気でもこのチームで生き残るぐらいの秘めた力を持っていて、そのギャップにすごく惹かれました。
常に力を解放しているようなベネディクトとは違って、アンソニーはかわいいワンコみたいな感じがするなと思いつつも実はドーベルマンだったというギャップがすごく良いな、と。もしかしたら一番好きなギャップなのかもしれません。
あと、氷室ショウ(演:砂川脩弥)もすごく美しいですよね。前回の舞台でのオープニングでも、登場人物が紹介されていく中で、一番目を引いたのが氷室ショウでした。
――おぉ! なぜ氷室ショウに目を引かれたのでしょうか?
蒼井:何て言えばいいのでしょうか……彼はオーラがすごかった! 雪女のように美しくお淑やかで、静かなようでありながら放つセリフのイキリ具合というか、インパクトがとにかく強かったんです。
――ちなみに、前回の舞台の際、砂川さんにインタビューをさせていただきましたが、“ベネディクトと戦ってみたい。どんなテンポや形で戦うのか想像がつかない”とおっしゃっていました。
蒼井:そうよね~。
一同:(笑)
蒼井:何をしでかすのか分からないですし、ベネディクトも心の奥底に持っているものをまだ出していないと思うので、今回の舞台で出てくるのか本当に楽しみです。
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――ちなみに、「PHOENIX」のチームメンバーのキャストさんと共演されたことは?
蒼井:それがないんです。前回の舞台は、僕が映像出演だったので、実はまだお会いできていなくて。今、取材していただいている日がビジュアル撮影の日ですが、ここで新たに登場する方とお会いすることができました。その方がどういう立ち位置で関わってくるのか、ぜひ楽しみにしてもらいたいです。
――そのお会いした方の情報を少しお聞かせください……!
蒼井:すごく人気が出そうなマリア・ベルナール(演:奥仲麻琴)です。僕的にはどストライクを突いている登場人物なので気になっています。
――蒼井さんの“どストライクをついている”とは、どのようなところなのでしょうか?
蒼井:先ほどお話したアンソニーと同じく、ギャップです! なぜこの姿でこれをつけているの!?と思うほど、見た目と持っているものにギャップがあります。なので、アニメやゲームが大好きな方やギャップに惹かれる方は好きになると思います。
あと、個人的に、一番お会いしたい方がいるんです!
――おっ! 誰でしょう?
蒼井:日向汐音役の七海ひろきさんです。男役をやられるときは僕よりも男っぽいと思いますし、メイクの仕方や仕草などいろいろなことを教えていただきたいです!