音楽
Run Girls, Run!「ドリーミング☆チャンネル!」発売記念インタビュー

Run Girls, Run! 8thシングル「ドリーミング☆チャンネル!」発売記念インタビュー |『キラッとプリ☆チャン』と歩んだ3年、3人の成長と軌跡

「無限大ランナー」も最高だッチュ!

林:さてエモエモタイムはここらへんにして(笑)。カップリング曲の話にいきたいと思います! 「無限大ランナー」。これはもう、みんな好きじゃない?

厚木:好きでしょ! ライブ曲が来たね。

林:これ、あんまり歌詞について触れてないんじゃない? 好きなポイントとか、こうやって歌ったなっていうところあります?

森嶋:なんか、けっこう感情を優先したかもしれない。いったん「上手く歌おう」みたいなのを忘れて、とりあえず感情をぶつけたい、音に身を任せて歌うっていうことをレコーディングではしたんだけど、この曲ってライブで歌うごとにきっと魅せ方を変えられる、変幻自在な曲だと思うから、そのライブの空気感とか、セトリのどこに入ってくるかで変えたいなっていう夢が広がるね。

林:確かに。

厚木:この曲ってガンガンなロックサウンドで上がる曲なんだけど、一気に落ちるDメロがすごく印象的で。ホントに私、今も変わらずに緊張しいで、新しいことって毎回緊張するの。だからここは歌詞にもすごく共感できて。

ここは歌の疾走感を優先すべきか、感情を優先するべきかを、プロデューサーさんとも話しました。どっちも撮ってみて、最終的に感情を優先しましょう! ってなりました。音が、すごく楽しいところから、ガクッて下がるのが正直すごくリアルで共感した。ホントにそう。いつだって知らないことって緊張する。

林:確かにね。ここメロディラインもキレイで好きなんだよね。

森嶋:ここの「とびきりの笑顔でいよう」の後のピアノめっちゃキレイだよね。

林:そうそう!

森嶋:この曲で自転車漕ぎたいあたし!

一同: (笑)

森嶋:河川敷のね。土手の横めっちゃ走りたい~! って。

厚木:分かるよ! 私も土手だと思ってた(笑)。

森嶋:疾走感ね! 華麗に踊りたい。

林:意外とサビが盛り上がってるのに、マイナーな音が入ってるところが歌ってるときにめっちゃ気持ちよかった。「見つめたいもの」のリズムがめっちゃ好き。

厚木:今まで、ランガのロックサウンドの曲って「全力!」って感じだったけど、今回は気持ちよく走ってる感じあるよね。

林:分かる。イントロが邦楽ロックっぽくていわゆる青春パンクみたい。

「わからなかったらやってみよう!」

林:続いての質問。『プリティーシリーズ』の10周年記念イベント「Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival」がありますが、意気込みはどうですか?

森嶋:(取材は2021年4月中旬)まだなにやるかは検討中みたいだけど。でも、10周年自体、去年くらいからすごい楽しみにしてたよね。

林:じゃあ、10周年に対する思い、にしようか。

森嶋:そもそも10年続いている作品に携わらせていただいてるのがホントにありがたいし、その分ファンのみなさんの愛が想像できないくらいぎゅぎゅっと詰まってると思う! 自分もプリティーシリーズに携わる一員として盛り上げていきたい、みんなを楽しませたいなあ。

厚木:やっぱりプリティーシリーズのいちファンとして、10周年ってホントに素晴らしいことだなって思うし、キャストとして、そして10年間のうちの3年間 OPを務めさせていただいたことってとんでもないことだなって思うのよ。

『プリリズ』はそれぞれ1年ずつ、『プリパラ』も2年、1年ずつという中で、プリチャンは3年間タイトルが変わらずに、しかも私たちが一回も変わることなくずっとOPを務めさせていただけて。なんか本当にすごすぎて言葉が出てこない。

プリティーシリーズが好きないち視聴者だったけど、そこから実際に夢を叶えて、なんにでもなれるんだよっていう体現というか、そんな大それたものじゃないけど、少しでもそう思ってもらえる存在として、私もこの10周年を盛り上げたいです。

林:まずは、プリチャンをこんなに長くやらせていただけると思ってなかったので、それが純粋に嬉しいですね。10年前、私も小学校2、3年の頃に一番最初のシリーズを観てたので。当時プリズムショップに行って、実際にみあちゃんが出てるのを見て「可愛いな、いいな」と思ってたのが、今度は自分が出る側になってて、10年ってすごい年月なんだなって思うし、それまで自分が諦めずにこの道を目指してたっていうのもすごいこと。

ずっと夢を見させてくれてたシリーズに私たちが関われていることのありがたさをもっとこう、しかと胸に刻まなきゃなって思うし、逆に今度は自分たちが夢を与える存在になっている、という自覚を持って、プリティーシリーズもそうだし、プリチャン自体ももっとみなさんに愛される作品になるように頑張っていきたいと思います。

林:じゃあ、最後にこの「ドリーミング☆チャンネル!」を楽しみにしているみなさんへ、一言ずつお願いします!

森嶋:今回の「ドリーミング☆チャンネル!」、本当にたくさんの方に届いてほしいなって思っています。MVでもだんだんみんなの「いいね!」が貯まっていく演出があって。それとおんなじように、みんなからの反響をどんどんもらえたら嬉しいです。

MVができた、楽曲ができたから終わりじゃなくて、これからもライブでたくさん歌って、この楽曲と一緒に私たちも成長できたらいいな。ランナーさんとともにこの楽曲を育てていきたいと思ってるので、どうぞみなさんお手に取っていただけたら嬉しいなって思います。

もう予約したよ! という方には何回も何回も聴いて楽しんでいただけると嬉しいし、お友達とか、家族とかいろんな方にお勧めしていただいて、周りの方と楽しんでいただけたら嬉しいです。

厚木:「ドリーミング☆チャンネル!」は、最後の曲だからこそ、今までの歴史とか思い出とかが、歌詞にも音にもダンスにも、そしてMVにもいろいろ詰まっていて。この曲を聴いて今まで私たちが走ってきた時間や物語に思いを馳せてもらえたら、と思います。

逆に原点みたいな曲だからこそ、この曲をきっかけに初めてランガとかプリチャンを知る、なんてこともあるかもしれなくて。けっこうあるじゃん? もう終わりなのに偶然観始めて、みたいな。これが初めて出会うきっかけになる方もきっといるんじゃないかな。そんな初めて聴く方にとっても勇気や支えになるような曲になので、みんなにとってそんな存在になってくれたらいいな。

あと今回、このCDのリリースが3形態もあるのが個人的にすっごく大きいと思っていて。今まで、バラエティ番組などで私たちのライブ映像が流れたりなどはあったんですけど、円盤化って実は今回が初めてなので、今までランガに興味あったけど、ライブ観られてなかったなっていう方にとってもピッタリなのかな、と思います。

またここから新しい出会いがたくさん生まれたらいいなって願いを込めています。

林:ふたりもけっこう言ってくれたんですけど、やっぱりプリチャンの全てが詰まってる楽曲だと思うので、逆に私はこれを出すのがすごく寂しくって。改めて歌詞とか見てると「これがプリチャンだよな」としみじみしてしまうというか、そういうわが子を手放すような寂しさはちょっとありますね。

でもこの曲ってプリチャンっていう作品のOPでもあるし、それに沿った楽曲ではあるんですけど、そもそもプリチャンのテーマ自体が「配信」っていうところで、すごく今のなかなか有観客のライブなどができない状況に刺さる歌詞とかもすごくあって、あまり会えない時間だからこそこの曲を聴いて元気になっていただけたらな、と思います。もし、「キラッとスタート」のCDを持ってる方とかいたら、MVとか見比べて「すごい! ランガちゃん成長したね。変わったね」みたいに見ていただくのも楽しいかも!

森嶋:ぜひ見比べてほしい!私は見比べたよ(笑)。

皆さんもぜひやってみてください!

林:作品とともに私たちも成長していますので、そういう部分も楽しんでいただけたらなと思います。カップリングの「無限大ランナー」もすごくいい曲なので、いっぱい聴いてくださいね!

[取材・林鼓子 川野優希 / 文・川野優希 / 写真・藤本厚]

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