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【FFXIV ファンフェス 2021】「声優さんと振り返る名シーン」レポ

あの感動が再び!二日間にわたって行われた【ファイナルファンタジーXIV デジタルファンフェスティバル 2021】「声優さんと振り返る名シーン」レポート|もしも、あのシーンにボイスが実装されていたら……そんな夢が叶うステージに光の戦士たちも歓喜!

 

吉田プロデューサーセレクション名シーン!

『FFXIV』の開発チームには自身も光の戦士であるスタッフが多いと話す吉田さん。すでに周知の事実ではありますが、吉田さんご自身も光の戦士であり、セレクトされるシーンに期待が高まります。トークもそこそこにKENNさんがマイクの前に立ち、流れたのはウリエンジェと第一世界のミンフィリアとの会話シーン。

世界に闇を取り戻す旅路の中、挫けそうになってしまったミンフィリアにかけたウリエンジェの言葉は、8年という期間の中にあるウリエンジェの歩みとKENNさんの熱演があったからこそたどり着けたものだと吉田さんは語ります。さらに、音声チェックの際には涙してしまったと明かしました。

 

 
KENNさんは、これまで共に歩んできた色んなウリエンジェがいて、色んなことがあった上での言葉だったからこそ、彼がこの言葉を言えるようになったことに感慨深い表情を浮かべました。『漆黒のヴィランズ』でその印象を大きく変えた彼の言葉には、吉田さん同様に涙腺を刺激された光の戦士もいらっしゃることでしょう。

続いて選ばれたのは、「偽造天界 グルグ火山」に至る大昇降機を起動させるために人々が奔走している姿をエメトセルクが眺めていたシーン。エメトセルクがただの悪役ではなく、古代人が自分たちと変わらない、時代を生きた人々であったと再認識させられる場面です。

 

 
派手なシーンではなく、光の戦士や人々からすれば敵を討つ前のシーンでもあり高揚する気分の中で、突如語られたエメトセルクの本音。本当に古代を生きたのではと錯覚させる高橋さんの、遠い昔を想起するような声音に寂寥感を覚えます。

しっとりとした空気の中、高橋さん演じる2シーン目は内田さんも参加すると室内さんから告げられます。勘の良い光の戦士ならばすぐにあのシーンがくる、と察されたのではないでしょうか。

二人がマイク前に立ち、KENNさんを交えて軽快なトークを見せつつ、シーンがはじまる瞬間、高橋さんの表情が一気に切り替わります。

 

 
画面に映し出されたのはもちろんあのシーン。「終末幻想 アーモロート」で古代に降りかかった災いを疑似体験し、最後の裁定へ至るまでの会話シーンです。そして、エメトセルクとの決着の場面が続けて流れ、エメトセルクの強い意志を持った言葉が高橋さんの圧巻の演技となって会場に響きました。

 

 
このシーンに至るまでの『新生エオルゼア』からはじまる道のり、流れるテーマソング、そしてキャラクターに魂を宿す声優さんの演技。全てが光の戦士たちを揺さぶる、『FFXIV』の中でも屈指の名シーンを生アフレコで魅せたお二人に、吉田さんは言葉を失くしてしまったとコメント。

ゲームでの芝居における演じ方を聞かれた高橋さんは、ゲームではセリフ送りが手動であり、次のセリフへの間(ま)がプレイヤー次第であるため、それを踏まえた演技をする必要があると説明し、特に1ワードごとに気持ちが途切れないように神経を使うと語りました。

そして、「声優さんと振り返る名シーン」最後の生アフレコ披露は、『漆黒のヴィランズ』における主要人物の1人、水晶公を演じる内田さんです。演じるシーンはエメトセルクが世界を去ったあと、光に包まれていた世界に闇が取り戻されたシーン。

フードがはずれ、グ・ラハ・ティアの素顔を見せながら声音もグ・ラハのものに近しいもので謝罪から入るこのシーンは、大きな物語が1つ終わったのだと感じさせる場面です。ムービー内ではプレイヤーによる選択肢がありますが、ここで選択されたのは「……おはよう、グ・ラハ・ティア」。

 

 
その言葉に涙を流し、おはよう、と返す水晶公を情感たっぷりに演じた内田さんに対し、感動のあまり言葉を失くす吉田さんとコメント欄。ですが、ここで室内さんから「みなさん、すみませんね。もう1シーン死んでいただきますよ」と死の宣告が。

すると映像は切り替わりパッチ5.3の終盤、水晶公がその役目を終えるシーンへ。とある1つの夢を語る水晶公の声は、未来を信じる強さを持ったもので、内田さんの水晶公への想いがはっきりと感じられます。

 

 
1つ前のシーン同様、こちらも選択肢が表示され、選択されたのは「わかった、約束だ。」。場面や内田さんの演技だけではなく、運営の心憎い演出に脱帽です。再び契られた再会の約束がどうなったのかは、ぜひ『FFXIV』の世界でお確かめください。

テキストとしてはグ・ラハ・ティアのセリフでありながらも、最後の言葉は水晶公としてのものだったとプレイヤーも気づくことができるほどの演じ分けをみせた内田さんは、自身でも演じ分けは明確に意識していたとコメントしました。

『FFXIV』の持つ魅力を声優さんの演技という点からみせたステージもいよいよ終わりの時間に。3人がそれぞれステージの感想と、『FFXIV』への想いを述べて【ファイナルファンタジーXIV デジタルファンフェスティバル 2021】「声優さんと振り返る名シーン」ステージは閉幕となりました。

 

おわりに

2013年に『ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア』として新たに始まった『FFXIV』の物語。長い時間をかけて紡がれる物語には、さまざまな魅力があふれています。そして、今回のステージではその魅力の1つである声優さんの演技にフォーカスが当てられました。

この短い時間でもそのすごさ、『FFXIV』におけるキャラクターボイスの魅力は十二分に伝わったことだと思います。それは、すでにエオルゼアに降り立っている光の戦士たちだけではなく、まだプレイしたことのない方にも届いたことでしょう。

2021年11月23日には、光と闇の戦いが終わりを迎える『暁月のフィナーレ』が幕を上げる『FFXIV』。まだ見ぬ舞台に降り立つ時、光の戦士たちを一体どんな冒険が待っているのか……。アップデート日が待ち遠しい限りです。

 

 
[取材・文/太田友基]

「声優さんと振り返る名シーン」アーカイブ映像はこちら

 
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