先輩・後輩関係のありがたさを改めて実感? 前野智昭さんら総勢8名の声優陣が集結したアニメ『WAVE!!〜サーフィンやっぺ!!〜』SPイベント夜の部をレポート
自身の経験と重なったシーンは?
ここからはファンの皆さんから寄せられた質問に答えていきます。
「『WAVE!!』は感動的なシーンが多くありますが、私はマサキが大洗から湘南へ電車移動するシーンで、地元から都会に出てきたときを思い出し、すごくセンチメンタルな気持ちになりました。皆さんは自身の経験と重なったシーンはありますか?」
この質問に対して、地元の存在について語り始めるキャスト陣。前野さんは「地元にいる時は、地元の本当の良さが実はわかっていなかった」と話し、実際に離れてから地元の良さを強く感じたとのこと。「急に帰りたくなるよね」と森久保さんも共感します。
他のキャスト陣が地元から離れたときの経験談をしている一方、東京生まれの土岐さんは、自身が演じたナオヤがオタクであるところに自身の経験と重なったとのこと。
ナオヤは作中に出てくるアニメキャラクター“みるる”が大好きなのですが、ストーリーの中で、アニメが終わってしまうかもしれないという噂を聞き何もできなくなってしまいます。
土岐さん自身、自分が大好きだったアニメが終わると知った瞬間の心の動揺はすごく気持ちが入ったシーンだったと熱く語っていました。
続いての質問は、「作品内ではビル(森ウィリアム聡一郎)のおかげでハワイでの特訓が叶いましたが、皆さんは誰々さんのおかげで得られた恩恵はありますか?」。
『WAVE!!』で共演し深く関われた前野さんのおかげだと、感謝の気持ちを直接言葉で伝える小笠原さん。
前野さんは、森久保さんをはじめとした先輩たちから良くしてもらえたおかげではとこたえ、先輩・後輩の関係のありがたさを改めて感じていました。
白井さんは、先に声優を目指し始めた兄がいてくれたおかげで自分も声優を目指すことができたとのこと。岡本さんはやっぱりアニメを見て育ってきたからアニメのおかげだと話します。
そんな岡本さんのおかげだと話し始めるのは土岐さん。途中までオタクであることを前面に出していなかった土岐さんは、岡本さんがオタクであることを表に出していることを知り、「出していいんだ!」と思ったのがきっかけでパーソナルな部分をオープンにし始めたそうです。
中島さんや佐藤さんも自身が声優を目指すきっかけとなったエピソードや憧れを抱いた先輩声優さんのトークで盛り上がります。
最後に『WAVE!!』というアニメ作品について「自分の人生を見直すきっかけになった作品」だと改めて魅力を伝える前野さん。また、彼らのパーソナルな部分をもっと見たいと、これからの展開に対する期待にも胸を膨らませていました。