春アニメ『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』水瀬いのり×佐倉綾音が中盤までの物語を印象的なシーンと共に振り返る!9話にはヒロインたちが歌う楽曲も!?/インタビュー
予測不能の展開に、毎回何が起こるのかと惹き込まれて見てしまうTVアニメ『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』(通称『おさまけ』)。主人公である丸 末晴(CV:松岡禎丞)を巡る、志田黒羽(クロ)、可知白草(シロ)、桃坂真理愛(CV:大西沙織)の三つ巴の戦いも盛り上がってきたところで、改めて、黒羽役の水瀬いのりさん、白草役の佐倉綾音さんに、作品を振り返ってもらった。なんでも、第9話では、メインヒロイン3人で歌う楽曲も流れるらしい!?
第三のヒロイン桃坂真理愛登場!大西沙織が演じる真理愛は、どんな感じ!?
――第3話「我、初恋復讐完了す」の告白祭で、クロが末晴に告白されたのに、何故か盛大に振るという衝撃のラストがあったわけですが、振られた挙げ句、その動画がアップされ、100万再生もされてしまう心境ってどんな感じなのですかね(笑)。
佐倉綾音さん(以下、佐倉):どうなんだろう。
水瀬いのりさん(以下、水瀬):そもそもその動画を撮ってアップする経緯がイヤ!
佐倉:分かる! だから私、哲彦(※末晴の友人で、超イケメンだが中身は残念で校内の女子からゴミ以下の扱いを受けている策略家)嫌いだもん!
水瀬:(すごく共感しつつ)分かるよ~。てっちゃんね……。
佐倉:本当にイヤ! いくら重い過去を抱えていたとしてもやっていいことと悪いことがあって、何でも許されるわけではないんだぞ!と。
水瀬:何を飄々としているんだっていうね。誰か一回ビンタしたほうがいいと思います!
――個人的に、女性に嫌われることを意に介さない哲彦は、逆にすごいと思います。
水瀬:やっぱり顔に自信があるからなのかなぁ。
――でも意外と末晴は、振られたことはトラウマになっていましたけど、100万回再生されても大丈夫そうでしたね。
佐倉:自分で自分の存在をギャグに持っていける人は強いですよね。
水瀬:すごいなぁ、身を削ってるなぁ。
佐倉:でも、広告をつけて自分の収入にでもしなければ、挽回できないくらいの出来事ではありますけど(笑)。
水瀬:確かに! 見返りがなければできない。
――でも、お二人が哲彦のことをすごく嫌っていることは分かりました(笑)。
佐倉:彼を好きだという人は大丈夫かなと思います。
水瀬:彼に引っかかってはダメです! でも哲彦は嫌われてこそのキャラというか、嫌われてこそ愛されるキャラ、という立ち位置なので。
――黒羽も白草も哲彦を嫌いつつも裏で手を組んだりはしていますしね。大西沙織さんが演じる桃坂真理愛はどうでしたか?
佐倉:アニメでのキャラクターデザインを見たら黒羽よりも等身が高かったんです。妹キャラという説明をされていたので、黒羽よりもさらに小さくて幼いイメージなのかと思っていたら、きれいなお嬢さんで。
水瀬:そうそう。女性らしさも感じるビジュアルだったから、沙織の声との相性も良くて、これはこれで「真理愛、かわいい!」って思いました。品があるんですよ。女優という映る仕事をしていることもあって、ひとつひとつの所作に品がある。黒いところは黒いんですけど、魅力的でした。
佐倉:ただ、真理愛も怖い女ですけど(笑)。
――このふたりに割って入る3人目ですしね。
水瀬:結構ちゃっかりしているんですよ。少し目を離したらすぐに「末晴お兄ちゃん」ってなっているので。
佐倉:第三勢力が現れたことで三角形になるから、1人を排除するために結託したりすることがあるんです。そういうところはヒロインが3人になった醍醐味ではあるのかなと思います。
水瀬:でも裏でそんなことをしあっていたら、怖くて学校に行けないよ……(笑)。
――みんな表と裏があるんですけど、かわいいというのがまた辛いところです。
水瀬:ライトノベルの6巻では真理愛がチューしそうになってて、色っぽくてびっくりしましたからね! かわいい妹だと思っていたのに!
佐倉:また需要がありそうな表紙で……(笑)。
水瀬:そうなのよ! 大人なんですよって空気を出してくるよね~、真理愛は(笑)。
佐倉:醸してくるよね(笑)。漁夫の利を狙って、ちゃっかりと。