【#プリレタ独占取材第2弾!】 〝応援してくれる人が、たったひとりでもいてくれるなら──〟おしとやかなアナログ系お姫様アイドル『水茎あやめ』特別インタビュー【Princess Letter(s)! フロムアイドル】
きらきらとした世界に、ずっと。ずっと。憧れていて──。
──相変わらず時が経つのは早く、インタビュー後半戦です。あやめさん自身のアイドルとしての魅力・セールスポイントをお聞かせください。
あやめ:やはりどうしたって私自身、アイドルには不向きだと分かっていて。様々な面で不器用ですし、身体を動かすことも得意というわけではなく、気持ちを言葉にすることも苦手で……それでも。だからこそ。
そんな私のことを応援してくださる方がいたとしたら、その方のことを想う気持ちだけは、だれにも負けないようにありたいです。すみません、あまり魅力にはならないかもしれませんね……。
──いえ、あやめさんの今日一番の決意を伺えたような気がします。今後、アイドルとして活動をしていく上で目標や、その先で挑戦してみたいことはありますか?
あやめ:そうですね。まずは聖花祭でベストのパフォーマンスを披露できればと思っています。それで万にひとつでも、賞をいただいて、デビューをすることができたとしたら、その先は──いつか、行ってみたい場所があって。
──行きたい場所……もしかして、武道館、とか?
あやめ:(一瞬目を丸くして)はい、よく分かりましたね──こんなこと、私が言葉にするなんておこがましいとは分かっているのですが。昔からの、憧れで……あ、どうかされました?
──すみません、色々と繋がるものだなあと感慨深くなっていました……〝同じ志〟を持つアイドルたちの出逢い。やはりどうしようもなく青春ですね……。
あやめ:同じ、志?
──ああ、いえ! でも、どうして武道館なんですか?
あやめ:……私が小さい頃に、憧れた映像があるんです。家の物置に入っていた古いビデオテープで、中身はアイドルの映像で──そのきらきらとした世界に、ずっと。ずっと。憧れていて。
私がアイドルを目指すきっかけになった、その映像が武道館で行われたものだったんです。
──なるほど、繋がりました。
あやめ:無謀なことだとはもちろん分かっていて。それでも……私が憧れた世界のステージに、いつか立つことができたなら。などと夢を見ることが、今でもあって。……すみません、このことは忘れて頂いて結構です。
──素敵な夢じゃないですか! 〝アイドルには向かない〟と考えていたあやめさんが、いつか憧れたステージに……色々と想像して泣けてきました。あれだけ持ってきたハンカチがまさか足りなくなるなんて。。。
あやめ:あ、ですのでこちら、良かったら。
──いえ、本当にお気持ちだけで……! 文字通り「涙を呑んで」遠慮させていただきます……。うう……猫柄の可愛いハンカチーフ……。
あやめ:私のお気に入りなんです。きちんと返して頂ければ、それで。
──ますます怒られそうなので大丈夫です! ……とにかく、見ちゃいけない夢なんてないんですから。胸を張って目標に向かって進んで欲しいなと、自分も〝いちファン〟として応援しています!
あやめ:ありがとう、ございます。今すぐにはやはり難しいかもしれませんが、いつか自信を持って自分の夢をお話できるように。まずは毎日の活動を頑張りますね。
──はい、楽しみにしています! それでは最後に、読者の皆さまへメッセージを!
あやめ:本日はお付き合いくださりありがとうございます。皆さんの貴重なお時間をいただいてしまい……本当に私で良いのでしょうかと不安だったのですが、このような機会でなければ、ふだんはあまり自分のことをお話することも少ないので、有難い経験をさせていただきました。
皆さんに少しでも、私の想いが届けられていたら──それだけで今日は幸せです。これからも未熟な私のご指導・ご鞭撻、よろしくお願いします。
ええと……その……。
──?
あやめ:何と言いますか……楽しかったです。ありがとうございました。
──それはよかった……! これで終わりじゃなく、もちろん〝これからも〟応援していきたいと思っていますので! 水茎あやめさん、本日はありがとうございました!
正直、あまり会話が弾まなかったらどうしようかと不安もあったのだが、最後にその言葉を聞けて心を撫で下ろした。
今の時代には珍しいアナログなタイプで、思ったことを言葉にすることが苦手とのことだったが、彼女のアイドルとしての『芯』のようなものに触れられたインタビューとなったかと思う。
もしかすると彼女は、自分がアイドルに向いていないと自覚しているからこそ、誰よりも強い想いでアイドルを目指しているのかもしれない。
そんなことをぼんやり考えていると、帰り準備を整えたあやめさんと目が合った。
あやめ:あの……本当に今日はありがとうございました。このような機会ははじめてでしたが、お陰様で緊張しすぎることなくいられました。
──そう言ってくれたら何よりです。とても丁寧な受け答えで、こちらも話しやすかったですよ。
あやめ:ありがとうございます。ええと……次からは、待ち合わせ場所には早く着きすぎないようにしますね。
──いえいえ! 早く来る分には素晴らしいので、ただあそこまで早くなくても大丈夫ですよ(笑)。……あ、そういえばその紙袋、近くの本屋さんのですよね。読書もお好きなんでしたっけ? どんな本を買ったんです?
あやめ:あ……いえ、これは本ではなくて……猫さんの、シールを。
──へえ。あやめさんらしくて良いですね。何かに使うんですか?
何気なくしてみたその質問に、あやめさんは袋の手持ち部分をきゅっと握り直すと、少し考えたような表情をしてから、ゆっくりと口元を緩めて──
あやめ:私の──大切な方々に贈ろうと思います。
今日はじめての微笑みを、浮かべてくれた。
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