『ひぐらしのなく頃に』シリーズのこれまでのエピソードを総おさらい! 旧シリーズから新シリーズまではこんなことが起こっていた……!
厄醒し編
毎日のように楽しく愉快な日常を送る部活メンバー。しかしその日々の中で、梨花の様子がどことなくおかしいと感じた沙都子は、梨花に「困ったことがあったら仲間に相談して欲しい」と諭します。梨花はかつての圭一の言葉を思い出し、沙都子が別の世界の記憶を継承したのではないかと期待しますが、ふと思いついただけだと聞き、激しく落胆します。
それ以来、梨花の様子がどこかおかしいことに気づき始める沙都子。梨花が夜中「殺される」という大声をあげたのに反応して目を覚ますと、弱りきった様子の梨花は、自分が綿流しの翌日に殺される運命にあることを明かします。
翌日、沙都子は昨晩梨花の言葉の意味を確かめようとするのですが、梨花はいつもの調子に戻っており、夢を見ていたのだと誤魔化されます。見かねた沙都子は、その話の内容を部活メンバーに打ち明けるのですが、梨花が村中から大切にされており、殺意をもった人間がいるとは考えにくいこと、戻ってきた梨花が沙都子の言葉を否定したことから、悪い夢を見ていたのだと片付けられてしまいます。
一方、繰り返す運命に疲れ切った梨花は、沙都子を巻き込みたくないと考えていました。ところが綿流しの当日、梨花は祭り用の鍬の糸がほつれているという、これまでのループなかった変化に気づきます。「何も変えられない」という諦めが間違いだったかもしれないと思い始めた梨花は、演舞が終わるとすぐに祭具殿にいる富竹の元へと急ぎ、まもなく自身が殺されてしまうことを忠告します。しかし、富竹は梨花の話を真剣に受け取ってはくれず、今回も富竹と鷹野は死体で発見されてしまいました。
思い悩む様子の梨花に、沙都子は本当のことを言って欲しいと迫りますが、沙都子を巻き込みたくないと考える梨花は誤魔化し続けます。やがて沙都子は自分たちを狙う不審な影に気づき、魅音たちに相談するのですが、魅音たちは沙都子が普段より神経質になっていると考えており、本気で取り合ってはくれません。
自分が梨花を守るしかないと考えた沙都子は、家の周囲をトラップで固めつつ、入江に相談に向かいます。
しかし、そこで耳にしたのは入江が自殺したという信じがたい話でした。困惑する沙都子に気づいた、興宮署の刑事である熊谷はその事情を聞き、駐在の警官を向かわせることを約束します。警察が動いてくれたことに安堵する沙都子でしたが、熊谷はその帰り道の途中、不審な様子の作業員の男たちに声をかけたところ、いきなり発砲され殺されてしまいました。
駐在の警官を待ったまま、眠りこけてしまった沙都子でしたが、何者かの侵入を知らせるトラップが反応したことに気づきます。梨花は敵の狙いが自分であると明かし、「またすぐに会える」と沙都子を安心して、囮となって家を飛び出します。
梨花のあとを追った沙都子が見たのは、無残な殺され方をした梨花の姿でした。さらに梨花を殺した犯人と思われる男たちも集まり、沙都子はその場から逃げ出します。沙都子は橋の下にしがみついてやり過ごそうとするも、安心したところで足を踏み外してしまい、そのまま川へと落下してしまいます。
全身を打ちながらも、岸に打ち上げられ一命を取り留めた沙都子。しばらく歩くとガスマスクをつけた見慣れぬ一団を発見しますが、そこには毒ガスで死んだ雛見沢住民の死体が集められていました。その光景を目の当たりにした沙都子は、ショックで気を失います。
鬼ヶ淵沼から吹き出た火山性のガスによって、雛見沢の住民のほとんどが死亡したとさっる「雛見沢大災害」。その唯一の生存者として入院していた沙都子の元に、大石がやってきます。意識がない沙都子に対し、大石はガスが吹き出した場所の近くで発見された、血のついたレナの帽子を見せます。大石は、この帽子がレナのメッセージではないかと考えており、沙都子に何度も呼びかけますが、沙都子が目覚める様子はありません。諦めて帰ろうとした大石が梨花の名前を呼んだ瞬間、沙都子が反応したそぶりを見せますが、目を覚ますには至りませんでした。
興宮署に戻った大石は、熊谷がいなくなる寸前、梨花に関する言伝を残していたことを知ります。沙都子が梨花が殺された事件の手がかりを知っていると確信した大石は、沙都子の元へと急ぎます。同じ頃、沙都子は大石の言葉から、雛見沢大災害に隠された秘密に気づき目を覚まし、ナースコールを行います。しかし、沙都子の担当看護師はナースコールを黙殺。大石が到着する直前に、沙都子は心不全によって死亡してしまい、雛見沢大災害の真実は闇に葬られることになったのでした。