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『閃光のハサウェイ』で『ガンダムUC』を観た20代の私の話【前編】

『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』でハマり、『機動戦士ガンダムUC RE:0096』を鑑賞した20代の私の話【前編】今回は女性キャラクターに焦点を当てました!

私が感じた女性キャラクターの魅力

①ザビ家を背負い平和のために勝負かけるオードリーの心意気が素敵

ラプラスの箱を巡りこれ以上戦争させないために、インダストリア7に来たオードリー。素性がバレてしまい捕虜の扱いをされても動じない気高さ凛とした眼差しはとても16歳には見えませんでした。

さらにリディと話す際もザビ家の人間としての責任を果たすことを公言します。論議するうちにリディも平和のために、規則を破って地球に行こうと決意します。

人を説得する力と大人以上に大人な精神を持つオードリー。こんな素敵な正義感を持つ人が政治に関わってくれたら、変わることもあるのかなと考えさせられます。ただの平和理想ではなく、自らも行動する潔さが素敵だと感じました。

 

②マリーダの覚悟と意識が戦争について考えさせてくれる

バナージが捕虜になった後、監視係のマリーダと過ごします。敵国出身であるということで始めはギルボアの家で食事中に子供たちに嫌みを言われるバナージ。“正しい戦争なんてない”とバナドは言いますがマリーダは何も言いません。その食後にマリーダはバナージを(教会みたいな)パラオに連れて行きます。

そこで住む場所を剥奪された人たちにとっての光がジオン公国であったことを教えてくれたマリーダ。人殺しではないとバナージは食事中に言いましたが、戦争に巻き込まれていることをマリーダは冷静に優しく諭します。

戦争に対しての意識に割り切りを持つマリーダ。人工のニュータイプにする手術を施されている過去があってか、戦争に対して現実的な考えを持っているように感じます。

強い精神を持たなければいけなかった環境のマリーダから、私は戦争について考えさせられました。戦争で殺す殺される以前に起きたことから、双方の仕方ない理由や過激に戦争を仕掛けることで活気づく環境など……身近ではないのですが、今世界で起きていることは近い事象があるのではないかと思わずにはいられませんでした。

 

③ミコットのバナージへの恋愛感情とオードリーとの恋愛駆け引きが面白い

いつもそばにいてバナージを見ていたミコットですが、どこか上の空でつれないのがバナージですよね。バナージがいなくなった時もずっと心配していたのに、まさかのオードリーを助けて帰ってくるというのは、ミコットにしてみれば嫉妬してしまいますよね……。

リディとオードリーが地球に行こうとする現場に鉢合わせてしまうミコット。このシーンがすごく好きです。ミコットは電話で通報しようとしますがオードリーにこれ以上大きな戦争にしないようにと言われ、手を止めます。電話を置いてミコットは「許したと思わないで 貸しにしておくわ」とミコットは言って去ってしまいます。

この女性同士の恋愛も絡むプライドの戦いがすごくリアルで、面白くて好きです。オードリーは意識していないようですが、バナージは好意があるということに気が付きながらもミコットはバナージが好きという三角関係。

密告しないであげたという恩をさりげなくオードリーに売るミコットの表情がプライドある女子の顔だなと思い、今後の展開がとても楽しみです。

 

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