音楽
和氣あず未 1stライブレポート│あじゅじゅらしさ全開の17曲を披露

歌い続けてあっという間の1年半ーー和氣あず未さん念願のソロライブ「1st LIVE -超革命的恋する音楽会-」レポート│あじゅじゅらしさ全開の17曲を披露

感謝を伝えるはずが噛んでしまう……そんなところももキュート! ロックチューンで大盛り上がりのクライマックス

続くMCパートでは、2020年1月のデビューからあっという間の約1年半を振り返り。

シングル4枚、アルバム1枚というハイペースな活動について「こんなに歌うんですか?」と驚いたそう。昨年10月に開催予定だった1stライブがこの日に実現したことについては「まさか声優になって、一人でステージに立つなんて思ってもみなかったのでビックリしています」。

そして「応援してくださる方がたくさんいることは幸せだなと改めて思いました。今日来てくださってありがとうございました」と感謝の言葉を述べると会場からたくさんの温かい拍手。でも「まだライブが続きますので、これからも一緒に盛り上がっていってくだたったら……たらです」と噛んでしまうも「拍手しないの!」と言いながら笑うところもキュートでした。

「記憶に恋をした」は過去を振り返る、せつないミディアムナンバーなのに、柔らかな表情と優しい歌声が温かな聴き心地。そんなしっとりした空気と時間が流れたと思いきや、演奏は怒涛の盛り上がりへ。アッパーな「素直になれたら」ではギター奏者がぴょんぴょん跳ねたり、ベースも激しくヘッドバンクする中、あじゅじゅは好きな男の子への恋心をかわいく歌います。「君をびっくりさせてしまうかも」では指でハートを撃ち抜く仕草を。「君だけだよ」では正面を指指差したり、頬に手をあてる仕草など、お客さんたちの心をグッとワシづかみ。

以前、「早くライブで歌いたい」と語っていたライブチューン「恋じゃないならなんなんだ」では、リリックビデオで主人公のあずみがお客さんにクラップを要求するシーンがありましたが、ライトに照らされながら手拍子をするお客さんの姿はまぶしく、あじゅじゅも気持ちよさそうに音のシャワーを浴びます。本編ラストの「Break Theory」では両足を交互に蹴り出したり、モンキーダンスなど大きなアクションを見せたり、両手でお客さんをあおったり、ロックスターのようなパフォーマンスを披露しました。

新しい自分を見つけることができたライブ

アンコールの拍手が鳴りやまぬ中、ステージの照明がオレンジ色に変わり、キーボードソロ、そしてドラムのカウントから「いそげあじゅじゅ」。さわやかな歌声と演奏は夕方を迎えようという時間にピッタリ。歌い終わり、アンコールの感謝の言葉を述べた後、「これまでたくさんの曲数を歌わせていただいていたので1stライブが決まった時、どんなセットリストになるんだろう? とドキドキわくわくしました。『Tuesday』、『Touch the moon』という私らしくない始まり方は衝撃的でしたが、1stライブで新しい自分を見つけることができたのではないかなと思っています。何よりも皆さん無事に来ていただけたことが嬉しいです」。

アンコール2曲目の「恋煩い」はバンドサウンドにのせて片想いを歌っているけど、会いたくても会えなかったファンへの焦がれる気持ちにもつながっている気も。「今までは気づかなかった まだ知らない自分ここにいるんだ」は歌手活動を始めたあじゅじゅ、そして「最高潮に盛り上がる今日にエールを送ろう」はこの日のライブと重なっているかもとキュートな歌声とリズムにのりながら想像してみたり。

ラストナンバーはもう1曲のデビュー曲「シトラス」で締め。魅力を堪能しつつ、今後にも期待が膨らむステージに

最後の曲はデビューシングルのもう1曲のタイトルチューン「シトラス」。あじゅじゅが歌いだすと照明も明るいシトラスイエローに。終わった恋を思い出す、エモくてせつない曲でも記憶に残る時間や素敵な体験だったと歌っているように前向きに気持ちにさせてくれます。「バイバイありがと手を振る」もみんなへの「またね」なんだろうと。

歌い終わるとアルバム『超革命的恋する日常』のラストナンバー「Darling」のインストが流れ、バンドメンバーと客席へ一礼。その後、一人ステージに残り、左右ゆっくり移動しながら何度も手を振り、「ありがとうございました!」。その間、「お腹がすいてきました。ご飯食べましょう!」と笑いながら言うのもあじゅじゅらしい(笑)。

昼夜2公演だった1stライブも無事、大成功! ライブタイトルと恋愛話が好きなあじゅじゅらしく、恋の歌いっぱいのセットリストでも、冒頭2曲のアダルトな雰囲気をはじめ、様々な表情や歌声で魅せてくれました。アーティストデビューから約1年半、「ふわっと」の歌詞のように「さあもっと遠く もっと高く まだ始まったばかり」。これからもいろいろなあじゅじゅの歌や表情が見られるはずと期待感が膨らんだライブでした。

【取材・文/永井和幸 写真/糸井一臣】

セットリスト(昼の部)

M0.Overture
M1.Tuesday
M2.Touch the moon
M3.Twinkle*Twinkle 
M4.恋と呼ぶには
M5.キュピデビ 
M6.2030
M7.あなたのいない夢
M8.ふわっと
M9.透明のペダル
M10.Girl's Riot!!
M11.記憶に恋をした
M12.素直になれたら
M13.恋じゃないならなんなんだ
M14.Break Theory

アンコール
M15.いそげあじゅじゅ
M16.恋煩い
M17.シトラス

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