【忖度なし】沖縄完全再現だって!?　夏アニメ『白い砂のアクアトープ』を沖縄出身のオタクライターが現地民として素直な気持ちで観てみた感想

02「濡れるのも仕事のうち」

□夏アニメ『白い砂のアクアトープ』第2話あらすじ＆先行カット公開

新生活スタート！

本気のOPテーマも見事な美しさでしたね。ノンクレジットPVなどを見ても新たな発見がありそうです！

本編では、風花がなんとくくるの家に住み込みで、「がまがま水族館」で働かせてもらえるように交渉します。

どうやらがまがま水族館は人手も足りないらしく、おじいおばあの性格も相まってスムーズに風花の住み込み作戦は成功します。

このシーン、田舎のほうではけっこうよく起こります。沖縄のおじいとおばあはすぐ泊めようとするし、すぐお腹いっぱいにしようとします。くくるのおばあも私のおばあも一緒です！　

あとヤギ小屋もしょっちゅう見せてくれますよ。

紅芋が入っているサーターアンダギーは緑っぽいのもありますが今は見栄えが良いようにどこも紫色な印象です。これは紅芋に含まれているポリフェノールが酸性になるかアルカリ性になるかで色が決まるみたいです。

くくるの夏休み大作戦開始！

新しいキャラクターである屋嘉間志空也（やかましくうや）も登場！　くくるの目標も明確になり、今年の夏は働くぞー！　と息巻いていましたね。健全な夏になりそうで私はとっても嬉しいです。

空也さんは、イケメン飼育員さんですが女性が大の苦手。初対面の風花はもちろん、くくるにもあっさりとした関わり方をしていますが頼りになる男性ですね。

他にも焼酎入りアイスを職場の冷蔵庫で製造している「うみやん」という飼育員もいるようですが腰痛で欠席のようですね！　沖縄のお酒といえば泡盛が有名ですが、アイスに使うのは焼酎のようですね。うみやんは泡盛嫌いなんでしょうか？

沖縄出身だというと、お酒が強いイメージですがもちろん全員が酒豪なわけではありません。若者だと泡盛が苦手なんて言う方ももちろんいます！　

風花、初めての出勤！　しかし仕事は甘くない

くくると共に初出勤する風花ですが、早速マニキュアを怒られてしまいます。

水族館は生き物たちの命が最優先。なにか影響を与えそうなものは控えるのが当たり前なんですね。香水、マニキュアなどは言語道断です。

そんな風花の初仕事は、がまがま水族館のシンボルであるペンギンたちの餌やりです。実際にお客さんの目の前で手際よく餌であるアジを食べさせなければいけないというハードな仕事。

人手が足りないので初日にもかかわらず実務です。このときに起こったのが「ペンギン事件」ですね。不慣れな風花はペンギンたちの餌やりで大失敗。

手は突かれて傷だらけになるわ、ペンギンたちのプールに落ちるわ。最悪のスタートになりました。その後も、くくる館長にこってり怒られてしまいました。まあ初日なので仕方ない気もしますが……。

その後、風花のお風呂シーンなんですけど、私の実家と全く同じお風呂のタイルでした。最近はどこも猛暑ですが、沖縄は南の島なのでかなり暑いです。故に汗をたくさんかくし、シャワーの回数も半端じゃありません。飯の数よりシャワーなことも……。

なので家にバスタブがないこともしばしばです。

くくるの思いを受け止める風花、がまがま本格始動！

一人悩みながらも業務にあたる風花。自分が逃げてばかりいることにモヤモヤしています。一方くくるは本気で水族館を再生するために目の前のことに全力で取り組みます。

そんな中、がまがま水族館のもとに怪しげな男たちが現れ、なんだかんだあってくくるが真心込めて作った看板を破壊してしまいます。

風花は行く宛のない自分が、くくるやがまがま水族館に中途半端な関わり方して良いのか迷っていました。そして、くくるが本気でこの現状をどうにかしようとしていることも、短い間ですが一番近くで見ていました。

そのくくるの真心こもった看板が壊されるのを見て、思わず彼らに突っかかっていきます。逃げてばかりいる自分を変えようとする風花の第1歩ですね！

その後、風花の歓迎会が開かれ、がまがま水族館にさらなるイケメンが加入。夏の間のお手伝いとしてカイが参戦。食堂の内装もグッド！　沖縄料理が食べたくなりますね。

ナイーブな水族館が閉館のお話があり、本当にこの夏が勝負であることが明確になりました。水族館の存続が物語のメインテーマだということがしっかりわかるエピソードになりましたね。

また、風花の回想シーンで彼女がアイドルをやめた理由が語られます。他人を優先してしまう性格では厳しいアイド業界で生きていけないと判断され、業界を干される形になってしまったようです。自分の夢は終わってしまったが、誰かの夢を応援することができる。

この夏、くくるの大きな夢に本気で付き合うことを決めた風花。やや自暴自棄というか、自分を捨ててしまうという危うげな選択な気もしますが、誰かの本気に触れることで風花自身も変わっていけると信じましょう。

神秘的な夜の海をイメージしたEDテーマで2話は終了！

風花の家出、がまがま水族館の存続。問題は山積みですが、風花と周囲の距離がグッと縮まり目の前のやるべきことを見つけた気がする２人、ここからどうなるか不安ですが来週もなんくるなるか～。