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『白い砂のアクアトープ』沖縄出身ライターの感想レビュー

【忖度なし】沖縄完全再現だって!? 夏アニメ『白い砂のアクアトープ』を沖縄出身のオタクライターが現地民として素直な気持ちで観てみた感想

06「スイーツラプソディ」

夏アニメ『白い砂のアクアトープ』第6話あらすじ&先行カット公開
夏アニメ『白い砂のアクアトープ』第6話あらすじ&先行カット公開

06「スイーツラプソディ」

今週も始まりました、『白い砂のアクアトープ』!

風花の家出問題も解決し、残るは「がまがま水族館」を存続させるのみ! ……ってそれが1番難しいんですけれども。

しかもアバンタイトルで新聞の1面に乗っちゃってるし! 8月閉館って大きく乗っていましたね。劇中の正確な日付がわからないですが、近々に迫っているようです。おじいも手続きしていましたが、飼育している生き物の移送や、従業員たちの再就職だったりもろもろ時間の掛かりそうな問題があると思うんですけどギリギリまで営業続けるんでしょうか。

とにかく新聞をゴミ箱にシュートして、目の前のことをやるのみなのだ!

集客アイデアを考案せよ! 

シワシワになっても可愛いくくるですが、夏休み館長とはいえ、お店や自分の仕事がもうすぐ無くなってしまうストレスは絶大ですよね。そう思うと泣けてきました。くくる健気……

お魚コスプレ大会、24時間水族館などとんでも案が飛び交いますが、うみやんの焼酎アイスをヒントにがまがまスイーツを作成することに!これはいいアイデアですね。水族館には飲食スペースやカフェがついてることがほとんど。

しかも食べたくなっちゃうんですよ。魚型のパンケーキとかアイスクリームとか水族館で食べると不思議とまた美味しいですよね。しかし食べ物を出すには、色々問題がありますがそこはどうするんでしょう。

食品衛生法的なものがあるので、お役所に申請したり、パンケーキだすなら調理スペースも必要ですし、あと誰が作るんでしょうか??

うどんちゃん、一生のお願い!

オリジナルスイーツを作って、起死回生をはかろうとするくくる。しかし、うみやんは焼酎アイスしか作れないし、そもそも水族館の業務でいっぱいいっぱいな飼育員メンバーたち。

そこで白羽の矢が立ったのは、そう、うどんちゃんであるッッ。

くくるは「一生のお願い」を駆使してうどんちゃんにスイーツ作成を依頼します。このときのうどんちゃんのジト目が可愛かったですよね。久しぶりに「萌えー!!!」と叫んでしまったさ~。

しかも、褒めたらすぐ乗ってくれて、沖縄っ子はちょろいもんですね! くくるたちとのやり取りの最中もしっかり居酒屋の仕事をこなします。お母さんから「ラフテー」のオーダーが入り、うどんちゃんは「マンゴーラフテー??」と聞いてました。

そうそう、やっぱラフテーと言えば、マンゴーラフテーよね!

……

マンゴーラフテー??

マンゴーラッシーじゃなくて?

みなさん一度は沖縄旅行や沖縄居酒屋などで「ラフテー」という料理を食べたことがあると思います。豚のブロック肉を醤油や砂糖で煮込んだもので、いわゆる豚の角煮のことです。

沖縄料理の中でも人気、知名度ともに高い美味なラフテーですが、「マンゴーラフテー」は聞いたことがありません。酢豚にパイナップルみたいなノリなんでしょうか。それとも私が東京で女子大生たちにうつつを抜かしている間に、沖縄では「マンゴーラフテー」なるものが流行っていたのか??真相は未だ不明です。すみません。

なんやかんやで、引き受けてくれたうどんちゃん。3人でスイーツ会議を催します。うどんちゃんなんだかんだA案からG案まで考えてきてくれたみたいで、本当に可愛いです。今作の推しはうどんちゃんに決まり!

しかしくくるの予算はなんと5000円だったので、現実的な「屋台アイス」に決定。3人も一層やる気がみなぎりってます。先週、うどんちゃんは料理以外の可能性があるのではないか。ということを書きましたが、彼女は料理の魅力に虜になっているようですね!心から好きで楽しんでやれることみたいなので良かったです!

そしておなじみの、カラフルな琉球バス交通のバスにのってアイス屋さんに早速調査しにいく3人。このアイス屋さんも参考にした実店舗がありそうです。この辺にはアイス屋さんだけでなく、海が見えることを売りにしたカフェが多いので、そこを継ぎ接ぎしたものだと個人的には思います!気になる方は「沖縄 南城市 カフェ」で検索してみてください。八重瀬町でも良いですよ。

ちなみに私はウベアイスが大好きです。ウベっていう紅芋と似た別のお芋なんですけど美味しいのでぜひ食べてみてくださいね。

アイスを食べながらガールズトークをする3人。あ~混ざりてぇ~。店内の「ペンスタ」の広告を見てからがまがまでもSNSを始めることに! セルフプロデュースは元アイドルの腕の見せどころですよね。うみやんもノリノリで推しのカエルアンコウぐわぁー(※下記参照)もペンスタに投稿してもらっていました。

SNSを活用した、アイス大作戦果たしてうまくいくのでしょうか。

アイスは、ダメ?

毎年がまがまを訪れるという常連の老紳士。くくるも様子を伺ってますが、どこか表情も暗いですよね。新聞もきっと読まれている方だと思われますので、おそらく閉館のことも知っているでしょう。

がまがまを大事にしてくれるお客様に答えるべく、アイス大作戦をスタート! と行きたいところなんですが、スイーツやアイスは無理そうよ。とかりんちゃん。

やはり思ったとおり法律の問題にぶち当たってしまったようですね。うどんちゃんのお母さんも言ってましたが、人間に食べさせるものを作ってお金をいただくって難しいことなんですよね。何か悪いものを食べさせてしまって、命に影響でもしたら責任が取れないのでそういった許可やら免許などもろもろ必要になってくる。一朝一夕でできるものではないんですよね。

そこで妥協案として、「かき氷」案が浮上。法律のハードルもアイスよりグッと下がりますしコストも掛からないのでナイスアイディアです。うどんちゃんも逆境こそ燃える炎の女らしく、ますます研究に身が入ってました! 第2ラウンド開始!

ここでしかできないこと

それにしてもかりんちゃん有能すぎる。役所とは繋がるべきなのかもしれませんね……

もうひとりの重要人物であるうどんちゃんは、せっせとかき氷メニューを考案していますが、母親にグサリと刺されます。「つきみにしては普通だね!!」と言われてしまいます。かき氷でオリジナリティ出すのは難しいというのは理解してますが、ちょっとグサッときますよね。

うどんママ「マンゴーラフテーって何考えてて思いついたの?」

ってマンゴーラフテー創作料理かい! ググっても友人や家族に聞いてもわからなかったので良かったです。さすが料理に無限の可能性を追求しているうどんちゃん、脱帽です。

でもお母さんが発破をかけたことで、うどんちゃんの創作意欲に火がついた模様。彼女にしかできないことを思いつくことができるか!? 

久しぶりのなんくるないさーのおまじないと、屋根の上のキジムナー。かき氷大作戦は果たして成功させることができるのでしょうか。

がまがまの男性陣を駆り出してなんとか屋台の設営と、かき氷機の搬入をしなんとか形になってきた様子、水族館の中では神妙な顔つきの常連の老紳士とくくるが話しています。

やはり新聞で閉館することを知り、浮かない顔をしていたみたいです。彼にとってこのがまがま水族館は「亡くなった兄」との思い出の場所だそう。

幼い頃に亡くなった兄の分まで生きることを決め、事業を起こしますが失敗。うまく行かないことに落ち込みながらふらっと立ち寄ったオープン当初のがまがま水族館に立ち寄ります。そこで彼もまた不思議な体験をしたそうです。亡くなった兄と対話し、励まされたような気がした。その経験から会社を再起させたそう。ここに来れば亡き兄に会えるのではないか、と思いながら毎年がまがま水族館に訪れているというのです。

その会話のさなか、常連さんとくくるを不思議な空間がつつみます。けさのキジムナーがまた何か大事なものを見せてくれているかもしれません。

軍服を着た立派な男性に肩車されてウージ(さとうきび)畑を歩くいつかの思い出。
水槽の中に現れる、くくるによく似た優しそうな夫婦。たまらずくくるは涙を浮かべながら駆け寄り抱きしめ合います。そしてその奥には、まるでくくるが大人の女性になったような素敵な人物が見える。

そこで2人の不思議な体験は終わります。ふたりともお互いに何もなかったような顔をしていますが、常連さんはもう一度兄に、くくるは両親と、姉妹に会いました。

第1話でくくるが手にしていた母子手帳は2冊ありましたからね。兄弟がいるのかなと思っていましたがどうやらお姉さんがいたようです。これから語られるくくるの過去が気になります。

くくるはこの場所が自分だけの大切な場所ではないということを、実感します。そしてこの場所を守る覚悟を決めます。ここでしかできない体験、自分にしかできない仕事があるのです。

うどんちゃんの秘策炸裂!がまがまかき氷

かき氷屋さんがスタートしさっそく子どもたちがやってきました。うどんちゃんが考えた、がまがまのオリジナルかき氷は、海洋生物になぞらえた可愛らしいデザインのかき氷だったのです!
容器に魚の背びれや、特徴的な色などでペイントし、削った氷を魚の形に盛り付け。メニューも、「いちご」 「レモン」などではなく、ケープペンギン、カクレクマノミなど生き物の名前でキャッチーさを演出!
これは子供も大喜び! とてもいいアイデアですね。まさにうどんちゃんでしか、ここでしかできない素敵なスイーツです!

JKらしき女の子たちはメニューに乗っていないカエルアンコウをリクエスト! うみやんがペンスタに投稿した推し魚がまさかのコアファンに刺さっていて、SNS効果もてきめんですね。うどんちゃんは即興にも関わらず高クオリティなカエルアンコウかき氷をつくって提供。営業後の打ち上げでは、かき氷もSNSもどちらもすごい反響で無事大成功ですね。
くくるだけでなく、うどんちゃんも自信がついたみたいで将来自分の店を持つという夢を語ります。なので自動的に僕の夢もうどんちゃんと一緒に店を切り盛りすることに決定。みなさんどうかわたしとつきみの店をよろしく頼みます。

うどんちゃんのお母さんもなんとなく「甘さん!」なマンゴーラフテーを食べてなんだかほっこりな「スイーツラプソディ」でした。

本日の沖縄方言まとめ

・〇〇ぐわぁー
うみやんのセリフ「カエルアンコウぐわぁーも載せて~!」より。愛情や親しみを込めて、何かを呼ぶときにつけるなぞのワードである。可愛いものなどにつけることが多い。「イヌぐわぁー」、「ネコぐわぁー」など。OLなどが買ってきたスイーツを食べるときに「私のプリンちゃん♪」と呼ぶような感じ。

しかし、話す人によっては、ちょっとした小物や小さいものに付ける場合もあり、友人の祖母は「サーターアンダギーぐわぁー」や、「イヌぐわぁー(野良犬など)汚いな」ということもあるようだ。小さいものや可愛らしいもの、というかなんにでもつければちょっと柔らかい感じになること請け合い。

・〇〇サン
今回はうどんちゃんの母親の「甘サン!」より。なにか状態を表す言葉の語尾につく沖縄訛り。

甘サン→甘いよ、甘いね
ちゅらサン→キレイ
カナサン→愛おしい、愛してる

などなど。これまた何につけてもよし!

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