真島ヒロ先生原作アニメ『EDENS ZERO』ワイズ・シュタイナー役 手塚ヒロミチさんインタビュー|同一人物でも2キャラ演じている感覚。原作ファンだからこそワイズを演じる難しさも!?
読者として感じたイメージで演じるも監督のディレクションで軌道修正!?
──収録時の印象的なエピソードを教えてください。
手塚:シキ役の寺島さんとレベッカ役の小松さんとご一緒できたのは12話が初めてというお話をしましたが、その時、「わっ、本物だ!?」と思いました。そしてお会いした寺島さんに「1話見ました! めちゃめちゃ良かったです!」とお伝えしました。
まだじっくりとお話しする機会がないんですけど、状況が変わったら原作からのファンとして語り合えたらいいですね。
──鈴木監督は当サイトのW監督対談で、手塚さんについて「最初、イケメンとして出てこようとして、『違う! 違う!』と(笑)。登場したての頃はまだそれほど、優しくないし。でもその揺れ具合が、ワイズの優柔不断さと相まって良かったと思います」とおっしゃっていました。
TVアニメ『EDENS ZERO』石平総監督&鈴木監督対談インタビュー
手塚:関わる前から原作を読んできた僕のワイズはカッコいいキャラという印象が強くて。だから心のどこかで、「ワイズをカッコよく演じなくちゃ」という気持ちがあって、その邪念が出てしまったんでしょうね(笑)。
3話の最後に出てきて、4話でガッツリしゃべらせていただいたんですけど、そこから5話の収録に臨むまで自分の中でワイズを見つめ直し、練り直しました。
──ご自身が演じるキャラ以外のお気に入りキャラクターは?
手塚:ハッピーは収録中でもオンエアを見てもかわいくて。普段のハッピーもかわいいし、とばっちりを受けた時の表情とか、釘宮理恵さんのお芝居と相まって、お気に入りです。
──ご自身にとって最近、冒険や挑戦したなと思ったことは?
手塚:6月からダイエットを兼ねてキックボクシングを始めました。以前、殺陣は習っていましたが、格闘技は初めてで。元々、プロレスとか見るのが好きで、興味はありましたが、一歩踏み込んでみようかなと。
試合に出ようと思っているわけではなく、今は型を学んでいる段階です。やっている時は大丈夫なんですけど、次の日の筋肉痛がひどくて。こんなに体を動かしてなかったんだなと理解できたし、格闘技で使う筋肉を作るのは大変なんだなと改めて思いました。
──宇宙の星や惑星の中で行ってみたいところはありますか?
手塚:宇宙にはひかれるので、行ってみたいですね。無重力の世界を体験してみたいし、宇宙飛行士さんが水を飲んでいるシーンを僕も試してみたいです。
8月4日からBD&DVDも発売開始! 何度も見て楽しんで泣いてください
──8月4日より毎月、BD&DVDのリリースが始まります。改めて注目してほしいポイントやオススメの楽しみ方は?
手塚:原作を読んでいてもアニメを見たらおもしろいと思ったし、素直に泣けました。アニメをご覧になっていただいている方でもBDとDVDで再び見ていただいても新鮮さや感動は色あせないと思います。
また情報量が多いアニメで、真島先生の他作品のキャラがちょこっと登場していたり、1回見ただけでは見落としてしまうところも結構あるので、じっくり見て探していただくのもオススメです。
──次回、ピーノ役の井澤詩織さんとホムラ役の青木志貴さんにインタビューさせていただきます。聞いてみたいことやメッセージなどございましたらお聞かせください。
手塚:井澤さんとは他作品でよく共演させていただきますが、ロボットや二頭身キャラをやられていることが多くて。今回のピーノもハマっているし、ご縁を感じます(笑)。ピーノはかわいいキャラだけど、仲間以外を救おうとするシキに救出に向かうのは非効率ですと悪気もなく言ったり。
そのギャップのおもしろさや人間になりたいと努力し、成長していく姿に魅力を感じます。ホムラは武士道や侍を追求するキャラ……本人は騎士道と言ってますけど(笑)、和装も似合うし、凛としていてカッコいいなと。
それでいて、本音がポロっと出ちゃう女の子っぽさが見えるギャップも素敵だなと思います。あと、お二人には「ワイズのことをどう思いますか?」とお伝えください(笑)。
今後はアーセナル装着などワイズの見どころも目白押し! 今後も一緒に冒険しましょう!
──アニメの17話以降の見どころと注目ポイントをお聞かせください。
手塚:今後、ワイズがパワードスーツ「アーセナル」を装着するエピソードが描かれていきますので、注目していただきたいです。全身武装ってロマンがあると思うし、個人的にも好きなシーンなので見どころかなと思っています。
全体的には今後、シリアスなお話、親や師弟関係を描いたエピソードが続きます。毎回ハラハラしたり、固唾をのんで見ていただけたら。
──皆さんへメッセージをお願いします。
手塚:まずアニメの1話から視聴していただいている皆さん、ありがとうございます。これから続々と新キャラクターが登場し、多くの謎が明かされていくので、今まで以上におもしろさが増して、どんどん盛り上がっていきます。
引き続きご覧になっていただけたら嬉しいです。まだ『EDENS ZERO』をご覧になったことがない方は各配信で1話から見られますので追いつくことは可能ですし、原作を読んでからアニメを見ていただくのもOKです。今後も広がる『EDENS ZERO』の世界を、僕たちと一緒に冒険しましょう!
商品情報
『EDENS ZERO』BD&DVD第1巻(完全生産限定版)
2021年8月4日発売
BD 6,600円(税込)
DVD 5,500円(税込)
発売:アニプレックス
※以降、毎月リリース
TVアニメ『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』作品情報
【放送】
4月10日より日本テレビほかにて毎週土曜24時55分から
(放送日時は予告なく変更になる可能性がございます)
【配信】
NETFLIX・Huluにて独占先行配信決定!
4月10日より毎週土曜25時35分から各話配信
【キャスト】
シキ・グランベル:寺島拓篤
レベッカ・ブルーガーデン:小松未可子
ハッピー:釘宮理恵
ワイズ・シュタイナー:手塚ヒロミチ
EMピーノ:井澤詩織
ホムラ・コウゲツ:青木志貴
エルシー・クリムゾン:大原さやか
ジギー:大塚芳忠
マザー:井上喜久子
【スタッフ】
総監督:石平信司
監督:鈴木勇士
シリーズ構成:広田光毅
アニメーションキャラクターデザイン:迫由里香
サブキャラクターデザイン:菊池隼也
美術監督:魏斯曼(スタジオちゅーりっぷ)
色彩設計:伊藤由紀子
撮影監督:廣瀬唯希
編集:後藤正浩(REAL-T)
音響監督:はたしょう二
音響制作:マジックカプセル
音楽:平野義久
音楽制作:日本テレビ音楽
オープニングテーマ「Eden through the rough」西川貴教
エンディングテーマ「冒険のVLOG
CHiCO with HoneyWorks
アニメーション制作:J.C.STAFF
製作:講談社・日本テレビ
『EDENS ZERO』とは
「RAVE」や「FAIRY TAIL」などの代表作をもつ真島ヒロ先生によるSF(スペースファンタジー)漫画。2018年より講談社「週刊少年マガジン」で連載開始。惑星グランベルで機械たちに育てられた唯一の人間の少年“シキ”と、そこに訪れた少女“レベッカ”が出会うことで、宇宙のどこかに存在し、願いを叶えてくれる“マザー”を探す旅に出る物語。数多くの個性的な惑星を舞台に、エーテルギアという特殊な力を使用し、冒険を行う。 2020年6月にテレビアニメ化を発表。
原作情報
「EDENS ZERO(エデンズゼロ)」
連載:週刊少年マガジン(講談社刊)
コミックス1巻〜14巻発売中
原作:真島ヒロ