TVアニメ『異世界食堂2』アレッタ役 上坂すみれさん×クロ役 大西沙織さん インタビュー|第2期1話の見どころは新キャラの登場とアレッタの成長を感じるシーン【連載01】
「ねこや」を切り盛りする2人が感じる店主の魅力とお気に入りのキャラとは?
――店主が「素敵だな」と思うところは?
大西:私は絶対に「NO」と言わないところが素敵だなと思います。
上坂:どんなオーダーをされても、返事は「できます」と「あります」と2つだけで。
大西:店主になるべくしてなったというか、人の胃袋を幸せにするために生まれてきたような人だなと。
上坂:私も同じで、どんなお客さんが来ても断らず、その人が出会ったことがない、素晴らしい料理を作ってしまうのがすごいですよね。
またこの人は普段、どういう暮らしをしているのか、気になって。1期でも2期に入っても店主の暮らしぶりがわからないままで、そのミステリアス感もカッコイイです。
あとはバイトにも優しいところ。私たちにもおいしいまかないを作ってくれますし。
――ご自身のキャラ以外で、お気に入りのキャラを挙げるとすれば?
大西:立木文彦さんが演じられていたアルフォンスさん……というより立木さんのお芝居ですね。すごくいい声で「うまい!」とか「おかわり!」など、こだわりについて語っているシーンが印象的でした。
上坂:テロップが出てきそう。
大西:そうそう! 立木さんの声で聞くとより料理がおいしそうに思えて、まさに立木マジックだなと。
上坂:私はガガンポも好きですね。
――1期のインタビュー連載でも挙げられていましたがブレませんね。
上坂:今も一推しです。ガガンポさんはリザードマンの勇者で、カタコトでしゃべっていたのに、村に帰るとカッコよく「ガガンポが今帰ったぞ」と。リザードマンの言葉がわかるとこんなにカッコいいんだなと、二度おいしい感じとか。
あと強くてたくましいけど、1期ではちょっとセクシーシーンもあって。水浴びシーンなんですけど(笑)。オムライスを食べるリザードマンが萌えだなと衝撃が走りました。
印象的なエピソードはクロ史上最高セリフ数のあのシーン!?
――1期で印象に残っているシーンやエピソードは?
上坂:1期に限らず、2期でも見られる光景で、異世界ではとんでもない賢者や大剣豪みたいな人が「ねこや」でケンカしそうになると、店主が「もう料理を出しませんよ」といさめられるのがおもしろくて。例えばアルトリウスさんがご飯のことで言い争いになって店主に怒られたり。異世界ではどんなに偉い人でも「ねこや」では平等においしい料理を食べているところが好きです。あとサラとハインリヒがどちらの料理のほうが美味しいのか言い合いになるところも楽しいです。
大西:クロが初登場した7話でセリフがたくさんあったことです。出来上がった現場に、途中参加するプレッシャーもありましたし、クロを知ってもらうための大切な回だという気持ちもあり、いろいろな感情が入り混じった収録でしたので印象的です。
――ちなみにそれ以降、7話以上にセリフがあった回はあったんですか?
大西:ないです(笑)。
上坂:基本的に「いらっしゃいませ」と「ありがとうございました」くらいだもんね。
大西:そうなんです。異世界で神とあがめられている6柱の竜の1人ですが、その大切なエピソードを1人でやらせていただいた回だったので、今後もあれ以上はないかも(笑)。