TVアニメ『異世界食堂2』アレッタ役 上坂すみれさん×クロ役 大西沙織さん インタビュー|第2期1話の見どころは新キャラの登場とアレッタの成長を感じるシーン【連載01】
数年ぶりの収録で変わらず演じたつもりが予想外のディレクションが!?
――久しぶりに演じるうえで意識したことはありますか?
上坂:自分では変わらずに収録に臨んだつもりでしたが、「ちょっと大人っぽくなりすぎているかも」というディレクションをいただいて。とにかくアレッタは大きい声を出して、テンションを上げていたことを思い出して、自分が思っている以上に声を出していくように2期では心がけました。
大西:私も自分では変わっていないつもりでしたが、1話で「以前よりも感情が出すぎちゃっているよ」とディレクションをいただきました。「そうなんだ」と思いながら少しずつ調整していきました。
――このシリーズは分散収録の形ですが、収録で印象に残っている出来事は?
上坂:店主とクロとアレッタの3人、「ねこや」チームは一緒に録ることができました。登場キャラは多いけど、いらっしゃるお客様もだいたい2名様くらいだったので、それほど分散収録の影響を感じませんでした。そしてやっぱり料理が主役なんだなと思いました。
大西:『異世界食堂』ならではの、食材の言い換えをどう発音していいか。例えばジャガイモを「ダンシャクの実」と言う時など、普通の料理作品では起こらない疑問が生まれるところがこの作品ならではかなと思います。
大西さんが『異世界食堂』のラジオでした不思議な体験とは?
――店主はどんな料理も作れますが、ご自身は料理されますか? また得意料理は?
上坂:されません。得意料理があるとすればタマゴかけご飯です。上手にタマゴをご飯の上にかけることができるくらい。
大西:私も自炊はしないので……。
上坂:自分で働いて稼いだお金で、出前をとるというのは理想的なシティライフだと思うんです。今日はどんな高い出前をとろうかなとか。
大西:確かに。いいモチベーションにもなるからね。
――連載1回目から衝撃的なコメントありがとうございます(笑)。では飯テロ作品とも言われる『異世界食堂』ですが、深夜にふと食べたくなったり、翌日食べた料理はありますか?
上坂:1期の時はオンエアの翌日、同じメニューを探して食べることが多かったです。放送を見ている深夜に食べると取り返しのつかないことになってしまうし、重ためな料理が多いので(笑)。だから「次の日のお昼は絶対にコレにする!」と言いながら眠りについていました。
大西:すみぺさんとサラ役の安野希世乃さんが『ラジオ「異世界食堂」』という番組のパーソナリティを担当されていて、ゲストで出させていただいた時、クロはチキンカレーが好きだからということで収録中にみんなでカレーを食べました。自分が演じるキャラクターの好物を、他のキャラクターを演じるキャストさんたちと一緒に食べる機会はなかなかないので、「ここはねこやなのかな?」と不思議な感覚になったり、特に印象に残っています。
ちなみに私は深夜にポテトチップスが食べたくなります(笑)。「ダメだ! ダメだ!」と思ってはいるのですが、つい食べてしまう時があります。